ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前の対面鑑定です。

 

トモヒデさん(仮名・30代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

トモヒデ「先日、高校の同窓会の案内が来ました」

 

僕「コロナを気にしなくってきたので、そういうイベントも復活したのですね」

 

トモヒデ「参加したい気持ちと、やめておこうかと考える気持ちで、迷っています」

 

僕「やめておこうかと考える理由は、ゲイに関係するのですか?」

 

トモヒデ「僕の高校は男子校でした」

 

僕「もしかして、男子校でゲイに目覚めたとか?」

 

トモヒデ「ゲイデビューは、東京の大学生活ですが……。自分の中に同性愛傾向があることに気づいたのは……高校時代でした」

 

僕「好きな男子がいたのですか?」

 

トモヒデ「男子高校生って、性欲旺盛で、好奇心のかたまりじゃないですか。他校の女子とデートする猛者もいたんですが……そういう度胸のない男子の間で、相互オナニーが流行してたんです」

 

僕「男子中高生では、よくある話ですね。トモヒデさんも、相互オナニーしたんですか?」

 

トモヒデ「最初、僕は、恥ずかしくて……誘われてもやらなかったんですが……」

 

僕「なにかきっかけがあって、やることになった?」

 

トモヒデ「高2の同じクラスに、野球部のエース候補だったけど、ケガで退部したシンジ(仮名)がいたんですが……。ヤスシ(仮名)っていう同級生が、そのシンジと何度も相互オナニーしているって聞いて……」

 

僕「トモヒデさんは、シンジさんの方に興味があったんですね?」

 

トモヒデ「シンジは背が高く、顔もかっこよくって、てっきり他校女子とつきあっていると思っていたんです。それが、同級生男子と相互オナニーしているって聞いたら……」

 

僕「一緒にやりたくなったんですね?」

 

トモヒデ「シンジに直接言うのは恥ずかし過ぎるので……ヤスシに聞いてみたら……『3人でやろう』って話になって……」

 

僕「誰かの家に行ったのですか?」

 

トモヒデ「最初は、放課後の校舎裏です。誰も来ないところで……」

 

僕「憧れのシンジさんと……ワクワクドキドキですね?」

 

トモヒデ「3人で輪になり、三つ巴のようにしたんですが……」

 

僕「ヤスシさんが邪魔?」

 

トモヒデ「そうなんです。僕がヤスシのをしごいて、ヤスシがシンジをしごいて、シンジが僕をしごいて……だったんですが……」

 

僕「何とか、シンジさんと2人になりたい?」

 

トモヒデ「なんか、シンジにされてると、すぐにイキそうになるので『ちょっと待って』とシンジの手を止めて、その間にヤスシのをシコリまくって先にイカせたんです」

 

僕「ヤスシさんは戦線離脱ですね?」

 

トモヒデ「そうなんです。ヤスシは出しちゃって賢者タイムになり、帰っていったので……」

 

僕「待ちに待ったシンジさんと1対1ラブラブに……?」

 

トモヒデ「と思って、僕がシンジと相互にシコり始めたら、2人とも、すぐにイッちゃったんです」

 

僕「もうちょっと長くしたかった?」

 

トモヒデ「僕は、2回戦したかったんですが……シンジが『帰る』って言うので……」

 

僕「シンジさんとの2回目は、後日に?」

 

トモヒデ「はい、5~6回したんですが……。いつも、シンジが他の奴も誘うので……」

 

僕「トモヒデさんは、シンジさんと2人でしたいのに?」

 

トモヒデ「そうなんです。シンジは『多い方が盛り上がる』って言うんです」

 

僕「で、いつも3人で?」

 

トモヒデ「5人の時もありました……」

 

僕「5人? なんとかシンジさんの隣にならないと?」

 

トモヒデ「そこはうまく立ち回って、必ずシンジの隣になりました」

 

僕「結局、シンジさんと1対1では、できなかった?」

 

トモヒデ「はい。3人以上だと、思春期男子の『おふざけ』というか『遊び』って感じですよね?」

 

僕「そうですね。そういうことしたからといって、ゲイの要素があるとは限らない……」

 

トモヒデ「当時は、次こそシンジと1対1になり……もっといろいろしたかったのですが……」

 

僕「キスとか?」

 

トモヒデ「口でするとかも……です」

 

僕「でも、望みは叶わないまま……?」

 

トモヒデ「はい、高3になってクラスが別々になったので……会話すらなくなってしまいました」

 

僕「トモヒデさんにとって、初恋だったのでしょうか?」

 

トモヒデ「東京の大学に入って、ゲイデビューしてから……シンジが初恋だったなと気づきました」

 

僕「で、迷っているのは、その高校の同窓会に出るか、出ないか? ですね」

 

トモヒデ「シンジが参加するのか……? 参加したとしても、シンジは結局のところノンケ(異性愛)で、もう結婚しているんじゃないか……? もっと怖いのは、僕のことなど覚えてないのではないか……?」

 

僕「トモヒデさんとしては、シンジさんと思い出話をして……?」

 

トモヒデ「たとえシンジが結婚していたとしても、『みんなでシコり合ったよな? また、してみようか?』なんて言ってきたら、最高なんですけど……」

 

僕「同性愛要素がない男性は、そういう『遊び』を経験したとしても、すっかり忘れていたり……覚えていても、人には言わなかったりしますね」

 

トモヒデ「ですよね。僕のいた男子校では、半分近くが『そういう遊び』を経験したと思いますが、彼ら全員にゲイの要素があるとは思えないです」

 

僕「トモヒデさんにとって重要なのは、シンジさんとの関係ですね? 3カードで占ってみましょう」

 

トモヒデ「お願いします」

 

★トモヒデさんとシンジさんとの関係。

〇過去

↑「カップの6」リバース(逆さま)。見やすくするために、正位置で貼り付けてます。

 

子ども時代の楽しい思い出を表しますが、リバース(逆さま)なので、現在の生活には影響しないということです。

 

〇現在

↑「ワンドの5」リバース(逆さま)。見やすくするために、正位置で貼り付けてます。

亡霊たちが争っています。

トモヒデさんの恋愛・セックスは、複数が入り乱れています。刺激を重視するあまり、心を伴わないものになり、虚しさを感じています。

 

〇未来

↑「カップの5」正位置。

朝になり、女性霊と別れる男性。

 

住む世界が違う(人間と霊)ので、いずれ離れる時は来るのです。潔く別れ、それぞれの道を行くべきです。

 

僕「シンジさんはノンケ(異性愛)です。ゲイの要素はなく、今後、トモヒデさんと何かあることはないでしょう」

 

トモヒデ「やっぱり……。シンジにイカされたこと……シンジをイカせたこと……あの感触や表情を、今でも覚えています」

 

僕「同性愛の場合、初恋の相手は、ほとんどの場合、憧れるだけで終わります。相手にとっては『遊び』とは言え、性行為のような体験ができたのは、いい思い出でしょう」

 

トモヒデ「シンジにとっては黒歴史ってことですね?」

 

僕「笑い話なのでは? ただ……口外すると『お前はゲイか?』って言われる恐れがあるので、黙っているだけです」

 

トモヒデ「シンジが……時々は、僕とのことを懐かしく思い出してくれるなら……よしとします。同窓会には行かないことにします。もし、シンジが来ていたら、つい、いろいろ期待してしまいそうですから」

 

僕「そうですね。それが賢明でしょう。ついでに言えば、長くお付き合いしたいなら、既婚者はやめた方がいいですね」

 

トモヒデ「え? 既婚者との付き合いが多かったって……僕、言いましたっけ?」

 

僕「現在のカードは『体だけの関係が入り乱れてる』で、未来は『住む世界が異なる人とは交わらない方がいい』……。ゲイ業界で考えれば、既婚者やバイセクシャル・遊び人とは縁を切るというアドバイスになります」

 

トモヒデ「ゲイ世界にどっぷり浸かっている人って、苦手なんですよね。つい、ノンケっぽい男を選んでしまう……と、相手はプレイだけを望んでいる……となるんです」

 

僕「やり目の遊び人を避ければ、トモヒデさんに合う人が見つかりますよ」

 

トモヒデ「そうですね。じっくりと探してみます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のパンセリノス・オラクルカードです。

 

↑「灼熱のフェニックス」

火の鳥フェニックスが炎の中に居ます。

 

不死鳥とも呼ばれるフェニックスは、ご存知のように、自ら火の中に飛び込んで死に、炎の中から再生すると言う。

 

あなたもまた、何かが終わるとともに、新たなことが始まります。

 

古いものや課題があるものは潔く終わらせ、もう1度やり直しましょう。

あなたには、まだまだ可能性があるのです。

 

↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)