ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前の対面鑑定です。
ノゾミさん(仮名・20代女性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ノゾミ「ある男性がゲイかどうか、占って欲しいです」
僕「その男性との関係は……恋人ですか?」
ノゾミ「今は、恋人とは……言えません」
僕「元カレ……とか?」
ノゾミ「そこを言わなくちゃいけないんですね?」
僕「他人の同性愛を暴くのは『アウティング』で、犯罪です。被害者の中には自殺者もいるほどの……傷つける行為です。好奇心が理由の場合は、お受けしません」
ノゾミ「好奇心ではないです」
僕「夫や婚約者・彼氏などが同性愛者だとしたら、相手の女性にとって、深刻な問題ですから……占います。親子などの家族も、同じ理由でお受けします」
ノゾミ「その男性は、ミツオミくん(仮名)と言って、高校の時の同級生です」
僕「高校生同士でのお付き合い?」
ノゾミ「何回か、お茶したり、映画見てファミレスでご飯食べたりしましたが……ちゃんと告白されたわけではありません」
僕「ノゾミさんは、ミツオミさんを好きだったのですか?」
ノゾミ「高1で同じクラスになり、バレンタインの手作りチョコに『映画が好きです』っていうカードを添えたら、後で『俺も映画好きだよ』って言われて『アバター』観に行ったんです」
僕「映画デートしたんじゃないですか?」
ノゾミ「でも、当時のミツオミくんは、他の女の子ともデートしていたし……。私とは、映画や食事・お茶だけで、手もつないでません」
僕「高校生同士の……淡いお付き合い?」
ノゾミ「田舎の高校生でしたから……」
僕「他の女の子ともデートって……ミツオミさんはモテ男?」
ノゾミ「私の学年の男子で1番のイケメンで……『貴公子』とも呼ばれてました」
僕「貴公子? それはすごい。そんなミツオミさんと映画デートできて……」
ノゾミ「有頂天でした。『将来はミツオミくんのお嫁さんになる』って、毎日妄想してました」
僕「その淡いお付き合いが……終わったのですか?」
ノゾミ「ミツオミくんが東京の高校に転校したんです」
僕「親の転勤とか……ですかね」
ノゾミ「ミツオミくんは、お母さんと2人暮らしで……。みんなには『お母さんの転職』って言ってましたが……私には『東京で歌手を目指す』って言ってました」
僕「そうなんですね? 高校生のノゾミさんとしては、応援したいけど……初恋が破れたんですね?」
ノゾミ「そうなんです。東京へ追いかけたい気持ちもあったんですが……」
僕「高校2年生では無理ですね?」
ノゾミ「せめて、ミツオミくんがデビューしたら、ファンクラブ1号になろうと思っていました」
僕「それから10年以上経ったんですよね? その間、連絡とかは?」
ノゾミ「私の方からは、年賀状とか暑中見舞いとか、出したんですが……返事は来ませんでした」
僕「引っ越しを繰り返すと……郵便物が届かなくなったりしますよね?」
ノゾミ「仕方ないと思ってました」
僕「ノゾミさん、今は東京暮らしですよね?」
ノゾミ「はい、都内の大学に進学し、以来、ずっとひとり暮らししてます」
僕「ミツオミさんと再会した?」
ノゾミ「そうなんです」
僕「ミツオミさんがデビューした?」
ノゾミ「正確に言うと、デビューはしてません。去年、たまたま同僚に付いて行ったライブ会場に置かれていたフライヤー(チラシ)の中に、ミツオミくんのがあったんです」
僕「ミツオミさん、音楽活動しているんですね?」
ノゾミ「働きながらのアマチュアシンガーですけどね」
僕「で、ミツオミさんのライブに行った?」
ノゾミ「はい。ライブ終了後、ミツオミくんに『覚えてる?』って声かけて……」
僕「どうでしたか? ミツオミさんは覚えてましたか?」
ノゾミ「いろいろ話したら……途中から思い出してくれました」
僕「それで……お付き合い再開……とはいかない?」
ノゾミ「その日はダメでしたけど、後日、2人で飲みに行きました」
僕「やりましたね? 昔話に花が咲き……恋心が再び燃え上がり……」
ノゾミ「ミツオミくん、高校生の頃より、更にカッコよくなっていて……私は『音楽活動を応援したい。定期的に会いたい』って言ったんです」
僕「ミツオミさんの返答は?」
ノゾミ「ミツオミくんは『音楽の応援はマジで嬉しいし、ありがたい。定期的に会うのもいいけど……』って……」
僕「『いいけど……』ってことは、恋人同士にはなれないってことですか? もしかすると、既に彼女がいるのかも……?」
ノゾミ「私も、そこを突っ込みました。すると……ミツオミくんは『俺……東京に来て……ゲイになったんだよね』って……」
僕「そうなんですね?」
ノゾミ「信じていいのでしょうか?」
僕「と言うと?」
ノゾミ「ミツオミくん……私を断る口実にゲイを使っているのでは?」
僕「ミツオミさんは……ゲイになった経緯を……(説明してくれない)?」
ノゾミ「ミツオミくんは、東京の高校に編入して、ボーカルレッスンの先生の紹介で芸能事務所に入ったんです」
僕「それで?」
ノゾミ「ミツオミくん……その事務所で紹介された作曲家に……」
僕「まさか……ミツオミさん……ジャニーズの人みたいに……?」
ノゾミ「ミツオミくんが入ったのはジャニーズではないです。でも、似たような経験して……」
僕「その作曲家の先生がゲイで……ミツオミさん、性被害を受けたんですね?」
ノゾミ「ミツオミくんが言うには『母親より年上の先生で……正直、嫌だったんだけど……チャンスをくれる人だから……我慢して受け入れた』って……」
僕「ジャニーズに限らず、芸能界ではあることなんでしょうね?」
ノゾミ「ミツオミくんは『1年ぐらい、その先生に毎週されていたが……一向にデビューする話が進まなくて……別れた』って……」
僕「『別れた』って、ミツオミさんは言ったんですね? ゲイの愛人だと認識していたんですね?」
ノゾミ「ミツオミくんは『事務所も辞めて、高卒後、就職して一般人になった』って……」
僕「以来……ミツオミさんはゲイに目覚めた?」
ノゾミ「ミツオミくんは『気づいたら、女の子への性欲がなくなっていた』って……」
僕「……」
ノゾミ「そういうことって、あるんでしょうか?」
僕「僕は、基本的に同性愛は先天的だと思っています。ただ、同性愛要素を持って生まれても、自覚しない場合も多く、何らかのきっかけで目覚める人は、少なくありません」
ノゾミ「ミツオミくんは、好きでもないおじさん作曲家に……されて……目覚めたのでしょうか?」
僕「男性が、性的に受け身の快感を覚えた場合、行為の相手は女王様か……男性か……ってことになるんですよね」
ノゾミ「受け身の快感?」
僕「一般的には、男性が恋愛やセックスする際に、能動的になります。が、受動的な行為で性的満足を得ると……わざわざ自分から動くのが面倒になる場合がありますから……」
ノゾミ「ミツオミくんの話は、十分にあり得ることなんですね?」
僕「そうですね」
ノゾミ「私、それでもミツオミくんがいいって思うんです」
僕「え? 本当に?」
ノゾミ「ミツオミくんは『実は、今、以前とは違う芸能事務所から誘われているが……歌謡曲を歌えって言われてる』って……」
僕「いいじゃないですか? とりあえず、デビューして……売れたら、自分の歌いたい歌にシフトする……」
ノゾミ「私もそう言ったんです。ミツオミくん、私と同じアラサーですから……演歌歌手であっても……」
僕「演歌歌手の場合、地方回りが多くなりますよね?」
ノゾミ「そうなんです。ミツオミくんは『今の仕事は辞めなくてはならない。将来、売れなくて歌手を辞めることになったら……無職だ』って……」
僕「それで?」
ノゾミ「私とミツオミくんが結婚し、留守を守ると同時に、仕事続けて、ミツオミくんが歌で食べられなくなったら、経済的にも支える……ってダメでしょうか?」
僕「ミツオミさんは……なんて……(返事してますか)?」
ノゾミ「まだ、そこまでは話してません。まずは、ゲイが本当かどうか……確かめたいと思ったので……」
僕「占いより、本人に話してみるのが1番だと思いますが……」
ノゾミ「ミツオミくんが本当にゲイだったら、一生、結婚できないですよね? でも、演歌歌手になったら、きっと、おばちゃんファンが多くなるから、カミングアウトはできないですよね?」
僕「ノゾミさんが偽装結婚の相手になると?」
ノゾミ「ダメですか? ゲイの人からすれば、渡りに船じゃないですか? それとも、ドン引きでしょうか?」
僕「どうでしょうね? 逆に芸能事務所から『結婚も同棲もNG。女性ファンの手前、独身でいなさい』って言われるかもしれませんね」
ノゾミ「占ってもらえませんか?」
男性(人間)が、女性霊と別れています。朝が来たのです。一緒には居られないのです。住む世界が異なるのです。
僕「残念ながら、ミツオミさんと結婚する可能性はないでしょう。高校生の時とは違って、お互いの世界が違うのです」
ノゾミ「ミツオミくんは歌手を目指し、私は彼を陰ながら支えたいのです。ゲイだとわかった上で結婚相手になる女は、そういないでしょう?」
僕「ゲイ全員が、偽装結婚したいわけではありません」
ノゾミ「でも、芸能人はカミングアウトできないでしょう? カモフラージュが必要では?」
僕「40歳過ぎた男性芸能人で、未婚の人は少なくないですよ。正式にカミングアウトしてなくても、みんながゲイだと知っている男性演歌歌手だっているじゃないですか」
ノゾミ「……」
僕「ゲイにとっても、女性との結婚はハードルが高いのです。最愛の男性が現れても、一緒には暮らせないとか……」
ノゾミ「……ミツオミくんの最愛の相手は、私じゃなくて……男性なんですね。ですよね? 私のことなんか、今は何とも思ってないですよね?」
僕「友人として、応援してあげてください」
ノゾミ「冷静に考えれば、それしかないですよね? わかりました」
僕「ゲイの場合は、男女の友情は例外なく成立しますから……いいお友達でいてください」
ノゾミ「そうします。ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のパンセリノス・オラクルカードです。
↑「藍天のオウム」
藍色の空に輝く満月に照らされて、青いオウムが木に止まっています。
言うまでもなく、オウムは人間の言葉を話せる鳥で、賢さの象徴でもあります。
澄んだ青色も、冷静な知性を想起させます。
今こそ、あなたは言葉の魔力を使う時です。
不用意な言葉は避け、沈着冷静に言葉を選びましょう。
あなたの言葉の魔法が、きっと他の人を幸せにするでしょう。
同時に、あなた自身も、ポジティブな言葉で前向きになれるでしょう。
↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。





