ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前の対面鑑定です。

 

ヨシシゲさん(仮名・40代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ヨシシゲ「先月から、彼氏のモトヤ(仮名)と同棲しています」

 

僕「おめでとうございます。ラブラブですね?」

 

ヨシシゲ「まあ、そうなのですが……。先日、モトヤがいない夜に、ネットでゲイAVを観ていたら、モトヤそっくりの男の子が出演しているものがあって……」

 

僕「彼氏のモトヤさんにAV出演履歴があった?」

 

ヨシシゲ「もちろん、AVでは違う名前になっていたんですが……。少し若いものの……そっくりで……モトヤそのものなんです」

 

僕「モトヤさんはおいくつですか? どうやって出会ったのか……差し支えない範囲で教えていただけますか?」

 

ヨシシゲ「モトヤは30代半ばです。半年前にアプリで知り合い、会ってみたら、僕にとって最高の相手だとわかり……。僕が自宅で一緒に住むことを提案したんです」

 

僕「ヨシシゲさんのご自宅で同棲を始めた? モトヤさんもお仕事されてるんですよね?」

 

ヨシシゲ「モトヤは……派遣社員ですが……普通に働いてます」

 

僕「AVにモトヤさんそっくりの男性が出演していること……モトヤさんにお尋ねになりましたか?」

 

ヨシシゲ「まだです。っていうか、怖くて聞けないんです」

 

僕「怖い?」

 

ヨシシゲ「顔も体もそっくりなんですが……。僕が抱いているモトヤのイメージとあまりに違うので……」

 

僕「イメージが違う?」

 

ヨシシゲ「モトヤは、地方出身で、ゲイバーに行ったのは数回程度で、ちゃんとした男性同士のお付き合いもしてない……まじめで純朴そうな子なんです」

 

僕「その……まじめで純朴そうなモトヤさんそっくりの男の子が……ゲイAVでは……いろいろ……している?」

 

ヨシシゲ「探してみたら、そのモトヤそっくりの子は8作ぐらいのAVに出ているんです」

 

僕「過去の作品ですよね?」

 

ヨシシゲ「今から10数年前のビデオです。最初は何も知らない童貞のノンケ(異性愛)として出演し、撮影スタッフにアレコレされてしまう……っていう作品ですが……だんだんと……」

 

僕「エスカレートしていくんですね?」

 

ヨシシゲ「そうなんです。他のモデルと絡んで……タチ(挿入側)もウケ(挿入される側)も両方して……SMビデオで縛られたり……も」

 

僕「AVでは、前作と同じことをしても意味ないですから……出演を重ねると、より過激な行為をすることになりますよね」

 

ヨシシゲ「そうなんです。モトヤがあんなことをしていて……しかも、撮影させて、不特定多数に見られているなんて……信じられないし……受け入れられないんです」

 

僕「まずは、本当にモトヤさんかどうか……」

 

ヨシシゲ「冷静に判断すると……モトヤであることは間違いないです」

 

僕「そうなんですか?」

 

ヨシシゲ「ホクロの位置とか……体毛の生え方とか……あと、言いにくいですが……性器の形とか……」

 

僕「性器はモザイクがかかっているでしょう?」

 

ヨシシゲ「なぜか、無修正の作品もネットに出ているんです」

 

僕「……モトヤさん本人であるというなら……あとは、ヨシシゲさんが受け入れるかどうかの話ですよね?」

 

ヨシシゲ「それが……モトヤのAVを見てから……モトヤとのエッチに集中できないんです」

 

僕「AVの映像を思い出してしまう?」

 

ヨシシゲ「そうなんです」

 

僕「たまに……ウリ専ボーイ(男性版風俗)がAVに出演していると『AVと同じ行為をしたい』というお客がいるとか……いないとか……」

 

ヨシシゲ「AVモデルとエッチしているという興奮もあるんですが……同時に、モトヤは僕に対しても、すべて演技なのではないか? そういう懸念も出てきて……一気に冷める時があるんです」

 

僕「そのモデルがモトヤさんだとして……10数年前、どういう経緯で、8作ものAVに出演したのでしょうね? ほとんどの人は、出演しないですよね? なにか、思い当たることを聞いてませんか?」

 

ヨシシゲ「モトヤは……母子家庭で育って……大学に行きたかったけど、国公立に落ちて断念したって……。あと、一時期、俳優になりたかったって……」

 

僕「俳優? まあ、AV俳優とも言いますからね」

 

ヨシシゲ「さっき、モトヤは……まじめで純朴なタイプって言ったんですが……エッチはすごくうまいんです」

 

僕「そうなんですか?」

 

ヨシシゲ「うまいというか……エロいんです。普段が純朴なだけに、表情とかのギャップがすごくて……」

 

僕「ギャップが好きな人、いますよね」

 

ヨシシゲ「僕は、てっきり……僕との相性がよくて、それでモトヤが興奮しているのかと思っていたのですが……。そもそも、純朴っていうのが演技かもしれません」

 

僕「あまり、思い込んだり、決めつけたりするのは、よくないですよ。螺旋階段みたいに、いつの間にか昇りつめてしまいます。やはり、モトヤさん自身に聞いてみるのが……(いいです)」

 

ヨシシゲ「モトヤに確かめる前に、心づもりしたいんです。占ってください」

 

僕「モトヤさんが過去にAVに出演していたのか? あるいは他人の空似か、何かの間違いか? を占いますか?」

 

ヨシシゲ「お願いします」

 

*占いについては、割愛します。

 

僕「結果は……モトヤさんはAVに出演していました……」

 

ヨシシゲ「やっぱり……」

 

僕「どうされますか?」

 

ヨシシゲ「モトヤは、僕を愛しているのか? それも占ってもらえませんか?」

 

僕「承知いたしました」

 

*占いについては、割愛します。

 

僕「モトヤさんは、ヨシシゲさんを愛してます。しかし、隠し事もしています」

 

ヨシシゲ「モトヤの過去を問いただして、いいのでしょうか?」

 

僕「モトヤさん自身も、悩み、心配しています」

 

ヨシシゲ「モトヤは、ゲイビデオのモデルをしたことを後悔しているのですか?」

 

僕「というより、ヨシシゲさんを失うことを怖れているのです」

 

ヨシシゲ「僕は……むしろ、このまま知らないふりをしていた方がいいのでしょうか?」

 

僕「それも、1つの手です。モトヤさんは、このまま言わないつもりですから……。でも、できますか?」

 

ヨシシゲ「ゲイビデオでモトヤを見つけて以来、毎日、そのことを考えてしまっています……」

 

僕「言わないでは……いられませんね?」

 

ヨシシゲ「『お前、ゲイビデオに出演しただろ?』って、問い詰めて……モトヤが泣きながら『若気の至りだった』とか、『借金返済のためだが、後悔している』とか、『黒歴史を忘れたい。捨てないでくれ』とか言われたら……許せるのですが……」

 

僕「モトヤさんが、違う反応をしたら?」

 

ヨシシゲ「開き直って『何が悪いの?』とか、『たくさんのゲイが俺を見て喜んだ』『実はウリ専ボーイもしていた。店のナンバーワンだった』なんて言ってきたら……どうしていいか、わかりません」

 

僕「タロット占いを見る限り、モトヤさんは開き直っているわけではありません。ただ、犯罪ではないし、事情もあるかもしれません」

 

ヨシシゲ「……そうですね」

 

僕「この数十年間で、日本だけでも膨大な数のAV男優・AV女優が出演しています。そのほとんどは、プライベートで恋愛や結婚・同棲をしていることでしょう」

 

ヨシシゲ「僕は、心が狭いのでしょうか?」

 

僕「愛するがゆえに、相手の過去が気になる……というのは、わかる気がします。でも、過去ゆえにモトヤさんと別れたら、モトヤさんは寛容な他の人を探すでしょうね」

 

ヨシシゲ「それも嫌ですね」

 

僕「受け入れるつもりで、当時の事情や気持ちを聞いてみたら、どうですか?」

 

ヨシシゲ「そうですね。そうしてみます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のイルミナティタロットです。

↑「金貨の4」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

お金に執着する男性。

つい、欲張ってしまいがちですが……その欲が、足を引っ張るのです。

 

↑「力」正位置。

猛獣を手なづける女性。

欲張らず、冷静に行動しましょう。

あなたなら、できます。

 

↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)