ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
タツオさん(仮名・30代男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
タツオ「僕は、ストレート(異性愛)なんですが……男性と……」
僕「男性とエッチしたんですか?」
タツオ「ヌイてもらったんです」
僕「相手は友人? ゲイの友達とか?」
タツオ「ゲイバーの男性です」
僕「ゲイバーに行かれるんですか?」
タツオ「同僚の飲み会の二次会で行ったんです。僕の部署の女性上司がゲイバーに行ってみたいということで、みんなで行ったんです」
僕「どうでしたか?」
タツオ「楽しくて、安かったです。女性のいる店よりはるかに安い値段で、飲んで、カラオケできました」
僕「そこのお客? ママ(男性?) 店子(従業員)?」
タツオ「マスターです。僕と同じぐらいの年齢に見えたんですが、40代って言ってました」
僕「そのマスターに気に入られた?」
タツオ「そうなんです。女性上司が、男の部下5人のうち、誰がタイプか? ってマスターに聞いたら……」
僕「マスターはタツオさんって答えたんですね?」
タツオ「そうなんです。僕はイケメンでもなんでもないのに」
僕「タツオさんは、ゲイにモテるタイプですよ」
タツオ「そうなんですか? キスしろとか、ハグしろとか言われて、大変でした……」
僕「女性上司に言われた? で、キスとハグをしたんですか?」
タツオ「ハグはさせられました。キスはホッペに……」
僕「どうでしたか?」
タツオ「みんなの手前、嫌がって抵抗したんですが……内心、悪い気しませんでした」
僕「マスターに選ばれたってことに?」
タツオ「そうです。もっと若いのとか、背の高いイケメンもいたので、まさか僕が選ばれるとは思わなかったので」
僕「でも、その時は、ホッペにキスとハグで終わりですよね?」
タツオ「その後、個人的に行くようになりました」
僕「それで、マスターに誘われた?」
タツオ「そうなんです。『痛いことはしない。嫌なら、即やめる。ただ、気持ちよくしてあげるだけ』って言われて……」
僕「ホテルとか、行ったんですか?」
タツオ「いえ……店内に2人きりだったので……僕が座っている止まり木の前にマスターがしゃがんで……口で……」
僕「え? 他のお客が入ってくるかもしれないのに?」
タツオ「そのスリルもあって……恥ずかしながら5分ともたずにイってしまいました」
僕「マスターが上手だった?」
タツオ「凄いうまかったです。あんなの初めてです。やっぱり、どこが気持ちいいか知ってるんですね」
僕「女性よりうまかった?」
タツオ「全然違います。前は風俗行って、風俗嬢にしてもらっていたんですが……」
僕「病みつきに……なりそう?」
タツオ「4週続けて通いました」
僕「行く度に? いつも他のお客がいない?」
タツオ「いえ……。他にお客いる時は、お店を店子(従業員)に任せて、2階に行って……」
僕「2階って……マスターの自宅?」
タツオ「そうです。あと……1回だけ、マスターがお休みで、代わりに店子さんがヌイてくれて……」
僕「ええ? 店子さんって、若い男性?」
タツオ「そうです。20代ぐらいのイケメンです」
僕「そのイケメンが、ただで?」
タツオ「毎回、無料奉仕です。もう、バカらしくて、高い風俗なんか行けません」
僕「そのイケメンも上手?」
タツオ「そうですね。マスターの方がうまいですけど……イケメンにヌカれるのも、悪くなかったです」
僕「タツオさんはストレートですよね? 彼女とかは?」
タツオ「妻がいます」
僕「既婚者なんですか?」
タツオ「はい。でも、妻は子どもにかかりきりで……断られてばかりです」
僕「お子さんが小さくて、奥様は疲れて、タツオさんの夜の誘いに応じないんですね? それで……前は風俗店に行っていたが……今はゲイバー通い?」
タツオ「金かからないし、相手は女じゃないから……って思っていたんですが……」
僕「いや、奥様にバレた時の衝撃は、風俗嬢より、ゲイ男性相手の方が大きいでしょう?」
タツオ「やっぱり……そうですかね? やめた方がいいですかね?」
僕「やめられますか?」
タツオ「いつでもやめられますけど……やめる必要ありますか?」
僕「奥様にバレたら、離婚になるかもしれませんよ。お子さんがいるんでしょ?」
タツオ「子どもいるから……離婚にはなりませんよ。妻は仕事辞めてますから……」
僕「いや、でも……」
タツオ「セックスしているわけじゃない……恋愛でもない……浮気の範疇に入らないでしょう?」
僕「マスターにも、イケメン店子にも、好きという気持ちはないんですね?」
タツオ「ないですね。気持ちよくしてくれてありがとうという感謝しかないです」
僕「奥さんが、また応じてくれるようになったら……やめた方がいいですよ」
タツオ「それは可能です」
僕「では、それがいいですね」
タツオ「あの……今日の相談は、ちょっと違うんですけど……」
僕「え? お悩みは、また違うことなんですか?」
タツオ「関連しているんですけど……その、20代のイケメン店子が『もうマスターにはされないで欲しい』『僕の家に来てくれたら、いつでもしてあげるから』……って言うんです」
僕「そのイケメン店子が、タツオさんを好きになって、マスターじゃなく、自分だけと関係して欲しいと?」
タツオ「ちょっと女の子のような顔しているんですよ。顔見ていると……変な気持ちになるんです」
僕「タツオさんの方も、そのイケメン店子を好きになりかけている?」
タツオ「いや、それはないですけど……テクニックだけならマスターだし……顔見ながらだと、イケメン店子の方がいいし……そもそも僕は2人交代制でもいいんですけど……」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
タツオ「どうするんですか?」
僕「ここに、裏返しの千一夜タロットカード78枚が並べられてます。順に指さしますから、気になるカードの時に合図してください」
タツオ「わかりました」
僕「ここから行きますよ……」
タツオ「では……それ……お願いします」
↑「ワンドの7」正位置。
漁網に男性人魚がかかっています。
美しい女性の人魚を期待していた漁師の男性は、困惑しています。
強面でたくましい男性人魚は、漁師を誘っているかのようです。
僕「このカードは、男性同性愛を象徴しています。タツオさんは、今、まさにゲイの世界に引き込まれそうになっています」
タツオ「確かに、ゲイの人と関係はしてますが……僕自身はゲイになることは……ないです」
僕「ゲイの定義は、人それぞれです」
タツオ「ゲイの定義?」
僕「女性を避け、進んで男性を求めるのは、もちろんゲイです。しかし、女性が好きでいながら、男性と性的関係になる人は、バイセクシャルとも言えます」
タツオ「僕は……してもらってるだけです。僕からは何も……」
僕「ゲイ初心者は、みんなそうです。だんだんと……変わっていくんです」
タツオ「僕は……別に……」
僕「そうでしょうか? 最初は、マスターの『行為』が上手だから……それだけでしたよね? それが、女の子のような若いイケメンに交代すると、それも悪くないと……相手を顔や若さで選ぶのは……ストレートと言えるでしょうか?」
タツオ「……このまま行くと……僕は……ゲイになる可能性がある?」
僕「ゲイとストレートの境界線って、ハッキリ分かれてるわけじゃないんです。バイセクシャルもいるし……男は好きじゃないけど……男にされるのは気持ちいい……そういう人、多いですよ。そして、だんだんとバイセクシャルやゲイになっていく……」
タツオ「ゲイ占い師さんなのに……ゲイになるのを警告するんですね?」
僕「タツオさんが独身なら『ようこそ、ゲイの世界へ』です。でも、奥様もお子さんもいらっしゃる……戻れるなら、戻った方がいいですよ」
タツオ「ゲイバーに行くのをやめて、マスターにもイケメン店子にも会わなければ……そのうち、忘れます」
僕「それがいいです。ゲイの人生も悪くない。でも、奥様はたまったもんじゃない……」
タツオ「ゲイバーには、もう行きません。マスターにも店子にも会いません」
僕「それが賢明です」
タツオ「ありがとうございました」
タツオ「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「風沢中孚(ふうたくちゅうふ)」
親鳥が卵を抱いています。
親鳥の温もりが卵に伝わり、孵化させるのです。
あなたの誠意が人に伝わり、よい関係になるのです。
誠心誠意尽くすことで、うまくいくのです。
↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。