ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前の対面鑑定です。
アツヨシさん(仮名・30代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
アツヨシ「コロナが下火になって……最近、いくつかのゲイホームパーティーに参加しているんですが……。ちょっと怖くなりました」
僕「ホームパーティーが怖い? 何か嫌なことされましたか?」
アツヨシ「主催の方は、とてもよくしてくれました。料理もお酒もおいしくて、雰囲気もよかったです」
僕「誰か怖い人がいましたか?」
アツヨシ「僕は友達に付いて行ったんですが……そのパーティーには2組のゲイカップルが来ていて……そのうちの1組が……」
僕「知っている人だったんですか?」
アツヨシ「リョウスケさんとカズさんという40代同士のゲイカップルなんですが……リョウスケさんの方は初対面だったんですが……」
僕「カズさんの方は知っていた? まさか……」
アツヨシ「はい、コロナの前の数年前、ゲイが集まる場所で出会って、お互いに気に入って何度か会ってたんです」
僕「体の関係もあった?」
アツヨシ「1泊旅行もしました。かなりラブラブで……きちんとした告白はありませんでしたが、僕は恋人ができたと思ってました……」
僕「でも、恋人にならなかった?」
アツヨシ「カズさんの方から『もうこれ以上は会えない。恋人にはなれない』って言ってきて……」
僕「それ聞いて、どう思いましたか?」
アツヨシ「何度もエッチして、旅行までしておいて……今更付き合えないって、ふざけるなって思いました」
僕「当時、カズさんは付き合えない理由を何と言っていたんですか?」
アツヨシ「『付き合えない。理由は察してくれ』それだけでした」
僕「その当時から、カズさんはリョウスケさんとカップルだったのでしょうか?」
アツヨシ「リョウスケさんとカズさんは、同棲10年で、パートナーシップ制度にも登録しているってパーティーで聞きました」
僕「当時、カズさんは既にリョウスケさんと同棲していながら、アツヨシさんと浮気をしていたんですね?」
アツヨシ「そういうことです。カズさんは、既婚者か? さもなくば彼氏持ちか? と思っていましたが……」
僕「彼氏持ちの方だったんですね?」
アツヨシ「ホームパーティーでは、カズさんとリョウスケさんはオシドリカップルとして紹介されていました……」
僕「オシドリカップルと言われながらも……カズさんは浮気をしていたんですね」
アツヨシ「10人ちょっとのパーティーなので、みんな自己紹介するんですよ。僕もカズさんも、初対面のふりをしたんですが……。リョウスケさんが僕のこと、メッチャ見てくるんで……」
僕「カズさんの浮気相手だと見破られている?」
アツヨシ「僕も、最初はそうかと思って、ビビッていたんですが……」
僕「そうじゃないってわかったんですか?」
アツヨシ「翌日、リョウスケさんからLINEが来て……」
僕「LINE交換していたんですか?」
アツヨシ「パーティー当日~翌日は、連絡用にグループLINEが作られていたんですよ」
僕「そのグループLINEを使って、リョウスケさん個人からLINEが来た? 内容は?」
アツヨシ「『今度、カズのいない日に家に遊びに来て』っていうものでした」
僕「え? リョウスケさんからも誘われた?」
アツヨシ「そういうことですよね?」
僕「カズさんがいない日に来てって……そういうことでしょ?」
アツヨシ「僕自身、40歳になるまでに彼氏つくって、同棲して……ラブラブカップルになりたいなと思っていたんですが……」
僕「オシドリカップルと言われてるゲイの、両方から内緒で誘われるなんて……戸惑いますよね?」
アツヨシ「仲のいいゲイ友に話したら『ゲイってそんなものじゃない?』って……」
僕「いや、そうじゃないゲイカップルもいますよ」
アツヨシ「あと、そのゲイ友が『いっそ、リョウスケさんともエッチして、三つ巴の関係になったら面白いじゃない?』って……」
僕「さすがに、それは……修羅場になるかもしれませんよね?」
アツヨシ「ラブラブカップルを夢見るのは、夢見る夢子なんでしょうか?」
僕「そのゲイ友にそう言われたんですか?」
アツヨシ「そうです」
僕「夢や理想も必要ですよ。初めからできっこないと考えたら、それこそ何も実現しません」
アツヨシ「恋愛運を占ってもらえますか?」
僕「漠然と恋愛運って言うよりも、たとえば、ゲイアプリを使った場合の恋愛運にしませんか? ゲイアプリを使ってますか?」
アツヨシ「使ってます。アプリでの恋愛運でお願いします」
僕「では、タロットのスリーカードで占います。過去・現在・未来を表す3枚です」
過去
↑「剣の9」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
たくさんの剣を相手に奮闘する女性剣士。リバース(逆さま)ですから、傷つけられることもあったでしょう。
現在
↑「カップの9」正位置。
来客のため、盃の用意をする女性。大勢の飲食の場が幸運をもたらすでしょう。
未来
↑「恋人」正位置。
2人の子どもが楽し気に笑っています。純真な子ども同士だから、特に何もなくても楽しいのです。
年が近く、純粋な人と恋人になれます。
僕「アツヨシさんは、今までの出会いで、傷つくこともありました」
アツヨシ「はい」
僕「ホームパーティーに参加しているのは、正解です」
アツヨシ「そうなんですか?」
僕「アプリだけではわからないことがわかったのです」
アツヨシ「そうですね」
僕「将来は、アプリを通し、年が近く、気の合う人と出会えるでしょう」
アツヨシ「将来って、いつ頃ですか?」
僕「タロットは短期向きの占いです。年内には出会えます」
アツヨシ「ほんとですか? 楽しみです」
僕「そのためには、寄り道や脇道はやめましょう」
アツヨシ「寄り道? 脇道?」
僕「彼氏持ちなどの人に惑わされない方がいいです」
アツヨシ「カズさんやリョウスケさんですね?」
僕「そうです。パーティーで一緒になるのは構いませんが、浮気相手にされるのはお勧めしません。せっかくの出会いも逃げてしまいますよ」
アツヨシ「わかりました。カズさんやリョウスケさんと個人的には会いません。他にアプリで知り合った人にも、まず、彼氏の有無を聞きます」
僕「それがいいですよ」
アツヨシ「ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「水沢節(すいたくせつ)」
竹やぶで、女性が水瓶から水を注いでます。竹にとっては恵みの雨です。
しかし、水が多すぎると洪水になり、竹にとっても、人間や動植物にとっても有害です。
何事も、ほどほどがいいのです。
ほどほどを心がけましょう。
↓占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。