ゲイ占い師豫 空潤です。

 

少し前の対面鑑定です。

 

メグミさん(仮名・30代女性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

メグミ「先日、告白した男性から断られました」

 

僕「それは、残念でした」

 

メグミ「その男性は『僕はゲイだから』と言うんです」

 

僕「それなら……しかたないですね」

 

メグミ「ゲイの人って、女性は嫌いなんですか?」

 

僕「友達としてなら、むしろ女性の方が話が合うというゲイ男性は多いですよ」

 

メグミ「友達以上は……ダメですか?」

 

僕「ゲイ男性と恋人になりたいのですか?」

 

メグミ「私、セックスレスでいいんです」

 

僕「そうなんですか?」

 

メグミ「いえ……好きな男性がセックスしたいというなら、したいです。でも、相手が望まないなら……なくてもいいのです」

 

僕「……」

 

メグミ「セックスにこだわる女性もいますけど……私には重要なことではありません」

 

僕「そうなのですね? 多くの男性は、少し違う考えですが……」

 

メグミ「結婚したら……子どもを産みたいとは思います。その時は、がんばってします。でも、それ以外では、それほどしたいとは思いません」

 

僕「何割かの男性は、セックスしたいがために、女性と付き合うのです」

 

メグミ「そういう男性は好みません」

 

僕「そうなのですね?」

 

メグミ「私、父親が体が大きく、怖いだけの存在でした。子どもの頃から、肩や頭を触られただけでぞっとしました」

 

僕「体罰があったのですか?」

 

メグミ「父は、怒ると手が出るんです。私も母もよく殴られました。物も投げるので、割れる物は家に置けないんです」

 

僕「割れる物って……いろいろありますよね?」

 

メグミ「花瓶を置いて花を活ける……なんて、できませんでした。父が投げた物で倒れて割れると危ないし、後始末が大変なので……」

 

僕「そうなのですか?」

 

メグミ「友達の家に遊びに行った際に、花瓶に花が活けてあって……。一瞬『大丈夫かな?』って思ったのですが、『ここのお父さんは怒って暴れたりしないんだ』とわかって……。羨ましかったです」

 

僕「虐待……ですか?」

 

メグミ「母は専業主婦だったので、私は父の稼いだお金で大学まで行けたし、好きな習い事も続けられました。そこは感謝しているので……今更、訴えるつもりはありませんが……まあ、虐待でしたね」

 

僕「お父様がトラウマになって……?」

 

メグミ「そう思います。背が高く、がっちりした男性って苦手なんです。本当は優しいかもしれませんが……まず恐怖感を抱いてしまうんです。女性に対して強引に迫ってくる人からも逃げたいです」

 

僕「それで……ゲイっぽい男性がお好きなんですね?」

 

メグミ「そうなんです。テレビ見てても、イケメン俳優とかより、オネエタレントやジェンダーレス男子とかに目が行くんです」

 

僕「怖くないからですか?」

 

メグミ「安心します。心許せる気がするんです」

 

僕「女性同士でも、安心するのでは?」

 

メグミ「女性って……優しくおとなしそうでも……中身は意地悪だったりして……別の意味で心許せません」

 

僕「性格のいい女性もいますよね?」

 

メグミ「女性って、外見と中身が違うので……よっぽど親しくならないとわからないじゃないですか?」

 

僕「そうなのですね?」

 

メグミ「だから、私はレズビアンにはなれません」

 

僕「男装の麗人は? 宝塚の男役みたいな……」

 

メグミ「ああいうきれいな男性はいいと思います。でも、中身は女性ですから。私は女性的な男性が好きなので……」

 

僕「ゲイっぽい女性好きの男性ならいいでしょうが……本当のゲイ男性は女性と恋愛や結婚を望まないのです」

 

メグミ「偽装結婚でもいいんです」

 

僕「ほんとですか?」

 

メグミ「ちょっと言いすぎました。偽装結婚ではなく、友達夫婦みたいな感じでいいんです」

 

僕「友達夫婦……って、人によって実態が違う気がします」

 

メグミ「そうですか? 熱烈な恋愛やセックスはないけど……友達として好きで……出かける時、手をつなぐだけの関係でいいんです」

 

僕「バイセクシャル男性ならともかく、ゲイ男性は女性と手をつなぎたくないですよ」

 

メグミ「え? 手をつなぐのも嫌なんですか?」

 

僕「女性に性的関心がないのです。キス・ハグ・手をつなぐ……女性に対してそういう願望がないのです」

 

メグミ「……仲良しっていう感覚で手をつなげませんか?」

 

僕「男性が女性にするスキンシップって……性欲が原動力ですから。ゲイ男性は性欲が女性に向かないのです」

 

メグミ「セックスだけでなく、手をつなぐのも?」

 

僕「いくら親しくても、大人の男同士は手をつながないですよね? 性欲の対象ではないからです。男性にとって大人同士手をつなぐって、そういうことです」

 

メグミ「そうなんですか……。でも、ゲイ男性には女性と結婚したい人がいますよね?」

 

僕「そうですね。昔よりは減りましたが、今でも20代後半~の男性には『彼女いないの?』『結婚しないの?』っていう風潮がありますからね」

 

メグミ「私みたいな女って、ゲイの人の役に立つのではないですか?」

 

僕「ゲイ男性の偽装結婚の相手になるのですか?」

 

メグミ「私、やっぱり……男らしい男性って苦手なんです。婚活とかになると、アラフォー男性を紹介されて……。私から見ると……お腹の出たおじさんって、父を思い出して……デートすらしたくないんです」

 

僕「そうなのですね」

 

メグミ「やっぱり、一緒に暮らす相手は……少なくとも嫌じゃない男性がいいんです」

 

僕「ゲイ男性の実態を知っても……一緒に暮らしたいですか?」

 

メグミ「……実態?」

 

僕「イケメンゲイの大半は遊び人です。そういう人との結婚を望みますか?」

 

メグミ「……」

 

僕「仕事帰りに残業だと嘘をついて、見知らぬ男性とセックス三昧……」

 

メグミ「結婚しても……遊び続けるのですか?」

 

僕「男性は、一般に強い性欲があります。ゲイ男性の性欲は男性相手でないと発散できません。家で待っているのが女性なら、外で発散するしかないでしょう?」

 

メグミ「……」

 

僕「ギラギラしている男性は苦手でしょう?」

 

メグミ「……はい」

 

僕「ゲイ男性は女性に対してギラギラしませんが、好みの男性にはギラギラしますよ」

 

メグミ「ゲイ男性との結婚って……やめた方がいいですか?」

 

僕「お勧めしません。何のかんの言っても、結婚も同棲も、愛し合える相手がいいですよ」

 

メグミ「私は……どうすればいいのでしょう」

 

僕「ここに裏返しのタロットカード78枚があります。気になる1~2枚をめくってください。メグミさんへのアドバイスカードです」

 

メグミ「では、これと……これを」

↑「カップの6」正位置。

子どもの頃の思い出を表すカード。

今までの交際相手などを思い出しましょう。

 

↑「ワンドの4」正位置。

「ひと休み」を表します。「婚活」は、ひと休みして、趣味などを楽しみましょう。

たくさんの男女と交流できる趣味がお勧めです。

 

メグミ「今までの交際相手ですか?」

 

僕「ゲイ以外にもいるでしょう?」

 

メグミ「独りよがりの男性や……『俺様』の男性で……。あまりいい思い出がありません」

 

僕「そうであっても、メグミさんが愛し合える相手はノンケ(異性愛)男性しかいないと思いますよ」

 

メグミ「婚活は……ひと休みですか?」

 

僕「趣味の場などで、出会えますよ……ということです」

 

メグミ「……わかりました。ゲイ男性は友達どまりにします」

 

僕「それがいいですよ」

 

メグミ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日の占いです。今日からゴーストタロットです。

 

↑「ワンドの9」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

夜、砦を1人で守る兵士です。何かあったら、1人では対応できません。

努力だけではどうにもならないでしょう。

 

↑「金貨の2」正位置。

ピエロが2枚の金貨のバランスをとっています。

2つのことのバランスをとるのが賢明です。

 

2人で共同作業する際も、独断ではなく、相手との妥協点を探りましょう。

ピエロのように笑みを絶やさないことも必要です。

 

↓ 占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)