ゲイ占い師 豫 空潤です。
同棲する日本人ゲイ男性Tommyとは17年目。およそ16年間一緒にくらしている。(途中別れたり、完全同棲したり、半同棲したり……で、同棲期間の計算が難しいが……)
2人で過ごす時間の大半は、自宅での映画やドラマ・ドキュメンタリーの視聴。(映画館にはほとんど行きません。劇場関係者の皆さん、ごめんなさい)
2月14日は「バレンタインデー」。毎年、Tommyは僕にチョコレートをくれます。
今年、Tommyがくれたのは↓
↑ロイズ ピュアチョコレート クリーミーミルク&ホワイト
↑ロイズ 生チョコレート オーレ
↑ロイズ 生チョコレート 抹茶
↑ココアダスト トリュフ オリジナル
Tommy「どれがおいしかった?」
僕「全部おいしい! さすがロイズだね」
Tommy「空潤の好きそうな味を探して、都内の3店舗を回ってきたんだよ」
僕「ありがとう」
Tommy「1番おいしかったのは?」
僕「うーん。強いて順番をつけるなら、『生チョコレート オーレ』が1番で、2番は『ココアダスト トリュフ オリジナル』。でも、残りの2つもおいしいよ」
Tommy「やっぱり……。空潤の好みは予想通りだった」
さて、話をドラマに戻すと、NHKの朝ドラと大河ドラマは、ここ何年もずっと(録画して)2人で観続けています。
今年の大河ドラマは源氏物語の作者である紫式部を主人公とする「光る君へ」。
僕「よかった。ホッとした。これまでの大河ドラマは、戦国時代が多かった。信長・秀吉・家康を扱ったものが多すぎて、もうお腹いっぱい……」
Tommy「でも、戦国時代は合戦があって、ドラマにしやすい」
僕「僕は、基本的に戦争は嫌い。残酷で痛ましいから。戦国大名同士の戦も、白兵戦とか見ていられない。無残に槍で突かれて死んだり……」
Tommy「僕も残酷なのは嫌だけど……」
僕「元々武士ならともかく、農民が駆り出された場合もあるっていう……。専門的な訓練もなく、ただ雑兵の人数が足りないからと集められたり、貧しさから兵になったりして……」
Tommy「そういう時代だったんだよ」
僕「でも、そういう農民の雑兵は、敵を殺すほど憎む気持ちも道理もない。ただ、お殿様の野望を達成するために殺し合いをして……半分は殺されてしまう……」
Tommy「戦死の場合は、お殿様から遺族に補償(米など?)されたと思うけど……」
僕「勝った側はそうだろうけど……負けた側は殺され損。戦を企てた殿様やお偉方だけとっとと逃げて、雑兵は見殺しにされる……」
Tommy「人権の意識はまだなく、庶民は権力者の駒に使われる時代だったんだよ」
僕「あっと驚くような歴史上の新解釈があったりしたら、まだ見ごたえあるけど……」
Tommy「戦国時代については、大きな新解釈は、もうないだろうね……」
僕「だから、もうお腹いっぱい。同じようなドラマを何本も見せられて、マンネリ……。かと言って、どこかの藩の無名の家臣にスポットを当てられても、知らないし、興味ないし……」
Tommy「……」(Tommyは愛知県出身なので、信長・秀吉・家康は、言わば郷土の英雄……。僕と違って飽きがこないのです)
僕「平安時代とか奈良時代とか、どんどんドラマ化映画化されればいいと思う。一般人にはまだまだ知らないことがたくさんある」
Tommy「地味じゃない?」
僕「地味とか派手とかではなく、人間ドラマが観たい。誰と誰が戦って、どっちが作戦勝ちしたとか……ではなく、1000年前の人間も現代と同じだなあ……と思うと、ぐっとくる」
Tommy「漢詩とか和歌とか……わかりにくいよ」
僕「ちゃんと現代語訳しているじゃない?」
Tommy「そうだけど……」
僕「っていうか……貴族以外の人々の暮らしをもっと描いて欲しいな。貴族なんて、ごくごく少数の特権階級。平安時代の大多数の庶民がどんな暮らしして、どんな思いでいたのか……知りたい」
Tommy「資料なくて描けないんじゃない? あと、豪華な宮殿や華麗な十二単だから絵になるけど……。掘っ立て小屋に住んでボロまとっている庶民を描いても……」
僕「確かに、それはあるね。じゃあ、奈良時代や平安時代の蝦夷征伐を描いて欲しい。蝦夷の首領の阿弖流為(アテルイ)を主人公にしたもの……」
Tommy「劇画や歌舞伎・宝塚では演っているよね?」
僕「NHKのBS時代劇で『火怨・北の英雄 アテルイ伝(大沢たかお主演)』が2013年に放映されてた。練り直して、最新の歴史解釈を織り込んで、大河ドラマでやらないかな……」
Tommy「大和朝廷に征服される話でしょ? 大和朝廷が悪役になるのでは?」
僕「今の日本なら、それができるでしょ? 実際にBS時代劇でやってる。同じBS時代劇で琉球王国の「テンペスト(仲間由紀恵主演)」もやってる」
Tommy「大河ドラマだと……国民に幅広く支持されないといけない」
僕「大和朝廷が東北の蝦夷を武力で征服したのも、薩摩が琉球王国を支配したのも、明治政府が北海道のアイヌ民族を抑圧したのも、国民は知っている。征服された人たちの血が今も日本国民(一部)に流れている」
Tommy「そうだろうけど……」
僕「誰が支配者の子孫だとか、抑圧された側とか……。そういうのじゃなく、日本という国の歴史の、これまであまり取り上げられなかった物語をありのままに扱ってもいいと思うんだよね」
Tommy「どこまで公正に再現できるか……難しいんじゃない?」
僕「まあね。蝦夷は文字を持たなかったし……話したのも日本語ではなかっただろうし……」
Tommy「アイヌ語だったの?」
僕「個人的にその可能性はあると思うけど……専門家によると、今もよくわからないということ」
Tommy「文字がなくて、もちろん音声データもないからね」
僕「でも、大河ドラマは史実をもとにした歴史フィクションでいいんじゃない? 」
Tommy「そうなると……史実は違うとか……歴史的根拠がないとか……言われるんだよね?」
僕「誰しも、自分の先祖がした悪行は認めたくないからね」
Tommy「そうだよ。楽しく見たい……」
僕「でも、大昔の話とは限らない。昭和前半期にアイヌ民族の遺骨が盗掘され、博物館や研究施設に保管されたという。アイヌ民族側が返還や謝罪を求めていた。最近、ようやく一部が返還されたが、アイヌ民族側は今も納得してないという」
Tommy「……」
僕「もちろん、ドラマ化する以上はエンターテインメントにしてほしいけど……同じ日本国民として、差別されて不当な扱いを受けた人たちのことは知るべき。ドラマや映画がそれを教えてくれるってことは大事」
Tommy「話戻って……でも、『光る君へ』では、坂上田村麻呂とか、蝦夷征伐とかは出てこないんじゃない?」
僕「そうだろうね。紫式部を主人公とする貴族の物語だからね。次回以降に期待しよう……」
さて、今日のゲイタロットです。
↑「節制」正位置。
料理をする男性です。
うまく料理するためには、食材を準備して切る・手順・火加減・盛り付け等、複数のことをバランスよくこなさなければなりません。
あなたがしょうとしていることも、同じです。
↑「ワンドの3」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
人生には、時に別れが来ます。人間相手だけでなく、好きなものと離れなければならないこともあります。
あなたは、離れがたく思っていますが、あなたにとっても、総合的に考えれば必要なことなのです。
近視眼的に見てはなりません。複合的に考えましょう。
↓ 占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。