ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

2月3日は節分でした。

同棲する日本人ゲイ男性Tommyが恵方巻を買ってきました。

↓スーパーで1本398円のを2本。

 

恵方巻を手作りしたこともあるTommyですが……

Tommy「買った方がずっと安い」

と、気付いたのです。

 

2月3日の朝食↓

↑左下にドーンと置いてあるのが恵方巻。

僕は、これだけでも十分と考えたのですが、Tommy「足りないよね?」とラーメン小鉢も用意しました。

右上が、節分の豆(大豆)代わりのピーナッツの酢漬け。その隣が自家製カスピ海ヨーグルト。

左上のドリンクは、お茶とコーヒー(蓋してある方)。

 

さて、前回の「浅ましい人間なのかと思い悩むゲイ男性(前編)」の続きです。

 

対面鑑定にいらした ユウキさん(仮名・40代ゲイ男性・関東在住・プライバシー保護のため、多少変更しています)。

 

僕「ユウキさんの実現不可能な願いって……お聞かせ願えませんか? タロットカードでアドバイスカードを得ることができますよ」

 

ユウキ「以前……親しいゲイ友に話したら、一笑に付されました」

 

僕「私は笑ったりしませんよ」

 

ユウキ「実は……『お嫁さん』なんです」

 

僕「ユウキさん自身が、お嫁さんになりたいのですか?」

 

ユウキ「無理でしょう? 実現不可能でしょう?」

 

僕「でも……それほどおかしな願いではないです。ゲイの人とか、トランスジェンダーなら、ほかにもいますよ」

 

ユウキ「自分はトランスジェンダーではないかと考えたこともあります。でも、体を変えたいとは思わないんです。●●●を切り落とすなんて……とんでもない……」

 

僕「体は男のままで、女性として暮らす人はいくらでもいますよ」

 

ユウキ「ゲイバーなどで女装したことはあります。でも、いつも笑われ、馬鹿にされて終わりです。もう50歳近いですから……」

 

僕「女装愛好家には50代や60代が多いですよ」

 

ユウキ「お金と時間をかけて女装したのに……化け物みたいに言われて……もう、こりました」

 

僕「ここに、裏返しのゲイタロットカード78枚があります。気になった1~2枚をめくってください。アドバイスカードになります」

 

ユウキ「……では……これと……これ」

 

↑「自己嫌悪」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

典型的な家庭像に憧れ、自己嫌悪に陥っている青年です。

絵を見ているだけでは何も変わりません。1歩進むべきです。

 

↑「愚者」正位置。

ヒッチハイクする青年。やってくる車は乗せてくれるか、わかりません。

当てはなくても、行くしかない時があります。

飛行船や蝶のように、新しい場所へ飛び立つのです。

 

ユウキ「具体的には……どういうアドバイスなのですか?」

 

僕「今の環境を変え、周囲の人々との関係を1度切ってしまう方がいいです」

 

ユウキ「仕事は……?」

 

僕「辞めなくてもいいです。長い休暇をとって、1人旅してもいいのです」

 

ユウキ「1人旅……ですか?」

 

僕「ユウキさんは、周りに合わせて生きてきましたよね? 幼い時はお父さまに気を使って……今は仕事で上司の意向をうかがい……ゲイ世界でも周りに合わせてますよね?」

 

ユウキ「周りに合わせないと、生きていけません」

 

僕「1人旅なら、その期間だけは自分の思いを優先できます」

 

ユウキ「確かに、1人なら女装旅行も可能ですね。でも、昼間、女装して歩くとジロジロ見られて……」

 

僕「昼間は男装して、夕方から女性になって繁華街に行くとか……」

 

ユウキ「1人で……女装して……知らない土地の盛り場を歩く……」

 

僕「怖いですか?」

 

ユウキ「地方でそんなことしたら……石投げられませんか?」

 

僕「今の時代なら石は投げられませんよ。酔客に誘われるかもしれませんが……」

 

ユウキ「……男とわかって誘ってくるのですか?」

 

僕「声かけられたら、わざと低い声で返事すればいいですよ」

 

ユウキ「……」

 

僕「『お嫁さん』とは程遠いですが……」

 

ユウキ「でも……ノンケ(異性愛)男性が興味本位で誘ってくるかもしれない?」

 

僕「ひと夜限りでしょうけどね……」

 

ユウキ「大阪がいいでしょうか……? それとも博多とか?」

 

僕「歓楽街がいいでしょうが……私は詳しくないので……」

 

ユウキ「場所は自分で調べます……ありがとうございました」

 

僕「え? (これで)いいんですか? ありがとうございました」

 

さて、今日のゲイタロットです。

↑「剣のエース」正位置。

剣は仕事や行動の象徴。「エース」は始まり。

あなたに仕事(活動)などのチャンスが訪れます。

リスクはあるので、受けるかどうかは、あなた次第です。

 

↑「月」正位置。

男性同士が愛し合っています。幸せそうですが、窓は開かれ、丸見えです。悩みの象徴である月が出ています。

 

2枚を合わせ読むと、

あなたに新たな仕事(活動)の機会が来ます。それは、直接的もしくは間接的に同性愛に関係することです。

あなたがカミングアウトすることにもつながります。

 

あなたにとって悪い話ではありません。しかし、リスクを伴うものですから、よく考えて決定すべきです。

 

↓ 占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)