ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

リエさん(仮名・30代女性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

リエ「近くに住む父が病気で倒れ、入院・手術しました。母は数年前に癌で亡くなり、私は1人っ子なので、退院後に後遺症が残る父の面倒を見なくてはいけないのですが……父がゲイだとわかり……一時は父の顔も見たくないほどでした」

 

僕「お父様はおいくつですか? ゲイだというのは確かなのでしょうか?」

 

リエ「父は70代前半です。入院して、着替えなどを病院に持っていくために、実家へ取りに行き、父のタンスを漁っていたら、日記のような小さなノートを見つけ、いろいろ書いてあって……ゲイだとわかり、ショックを受けました」

 

僕「お父様が結婚されて、リエ様が生まれたのですよね? お父様はバイセクシャルかもしれません」

 

リエ「私も、初めはそう思いました。でも、日記の中に『子ども(私のこと)ができて、妻とセックスしなくて済むようになり、ホッとした』とあり、外で男性同士の出会いがあったことも書かれてました」

 

僕「そうなのですね。知りたくない事実でしたね?」

 

リエ「知りたくありませんでした。あんな日記など書かず、亡くなるまで全部胸に納めておいて欲しかったです」

 

僕「お母さまは数年前に癌で亡くなったのですよね? 気づいていたのでしょうか?」

 

リエ「わかりません。母は、何でも自分が我慢すればいいと考える人だったので……」

 

僕「お父様がゲイだと知り、衝撃を受け、動揺しているかもしれませんが……親子と言えども別人格。しかも、お父様が20代だった50年前は、同性愛は存在しないと扱われたり、軽蔑とからかいの対象だったり……人権は認められてませんでした」

 

リエ「昔のゲイの人が結婚せざるを得なかったというのは聞いたことあります。頭では仕方なかったと思います。でも、今、現実に父と向き合うのが辛いんです」

 

僕「お気持ち、わかる気がします。近親者だからこそ、許せないと思いがちですね」

 

リエ「私の気持ちだけでなく……父の退院後、どうしたらいいかわかりません」

 

僕「お父様が退院したら、同居を考えていらっしゃるのですか?」

 

リエ「私には夫と小学生の息子がいるのですが……母が亡くなった頃から、実家で父と暮らすという話が出ていたんです」

 

僕「お父様が倒れて、退院後の1人暮らしが心配になり、同居の話がより現実的になってきたのですね?」

 

リエ「夫は同居してもいいと言います。今、息子は放課後、学童保育所に行ってますが、嫌がっているので、父と同居なら、学童を辞めさせてもいいって……」

 

僕「そうですね」

 

リエ「でも、私は、父と息子を2人きりにしたくないんです」

 

僕「小学生の息子さんが、お父様に何かされると?」

 

リエ「ゲイの方には失礼な話だと思います。でも、ジャニー喜多川のニュースとか見ていると、あり得ないことではないでしょう? たとえ、手を出されないにしても、余計なことを吹き込まれて、息子がゲイに興味を持ったら……私は嫌なんです」

 

僕「……」

 

リエ「こういう考えは『差別』なのでしょうか? 心配し過ぎなのでしょうか?」

 

僕「いえ……嫌なものは嫌ですよね? お父様や旦那さんと、本当は腹を割ってよく話し合うべきですが……」

 

リエ「夫には言えません。父にも『お父さんゲイでしょ? 息子を預けられない』なんて、言えません」

 

僕「言いづらいですよね?」

 

リエ「夫と一緒に父の見舞いに行った時、父は何度も夫に向かって『ケンタ(仮名)』って呼ぶんです。夫の名前はヨウジ(仮名)なのに……」

 

僕「認知症が始まっているのでしょうか?」

 

リエ「大きな病気をすると、一時的にそうなることがあるって、医師から聞きました。問題は『ケンタ』って誰か? なんです」

 

僕「まさか……」

 

リエ「実家に行った際に、父の日記を読み返してみて、わかりました。20年ぐらい前につきあっていた父の愛人男性が『ケンタ』だったんです……」

 

僕「それって……」

 

リエ「もちろん、父が正気を失っているってことでしょうが……父にとって、夫は性的対象だってことですよね? 父と夫と一緒に暮らすなんて、とてもできません」

 

僕「成人男性であるヨウジさんが、病後のお父様から何かされるって可能性はないでしょうが……」

 

リエ「夫はその気ないと思います。でも、父が夫をそういう目で見ているというだけで、私は嫌なんです。後遺症が残った父の介助を夫に頼まざるを得ない時、夫に手を握られ、抱きかかえられた父がウットリ……なんて、考えたくありません」 

 

僕「そういうお考えなら、同居しなくていいのではありませんか?」

 

リエ「施設に預けていいですよね?」

 

僕「そう思います。僕がお父様の立場で、娘にそういう心配されていると知ったら、自分から施設に行きます」

 

リエ「父のことは嫌いじゃなかったんです。あまり家にいない父でしたが、私は怒られたことがありません。何かあっても『リエがいいと思う判断をしなさい』『リエがよく考えて決めたことなら、応援する』って言ってくれたんです。むしろ、母より父が好きだったんです」

 

僕「お父様自身は好きだけれども……というジレンマですね」

 

リエ「私が独身だったら、父との同居を決めたと思います。ゲイであっても、父は父ですから。でも、夫や息子への影響を思うと……決められません。親不孝でしょうが……」

 

僕「施設に預けるから親不孝とは限りません。頻繁に面会に行くとか、気にかけてあげれば、お父様にも伝わりますよ」

 

リエ「そう言っていただけて、ホッとしました。『ゲイ差別だ』って言われるかと思ってました」

 

僕「LGBTを応援する、応援しないは、基本的に個人の自由です。それを世間にアピールしたり、当事者にぶつけたりせず、心に思うだけなら、問題ありません。っていうか、どうしようもないことです。本心は簡単には変わりませんから」

 

リエ「夫には何と言うべきか……。すっかり実家で父と同居する気になっているので……」

 

僕「介護はプロに任せた方がいいっておっしゃればいいのではありませんか?」

 

リエ「そうですね。そう言ってみます」

 

僕「最後に、ゴーストタロットでアドバイスカードを引いてみませんか? 裏返しの78枚を1枚ずつ指さします。気になった1~2枚のカードの時、合図してください。アドバイスカードになります」

 

リエ「お願いします」

 

僕「では、これからいきます……」

 

リエ「あ、そのカード、お願いします」

 

↑「金貨の2」正位置。

ピエロが巨大な金貨2枚を操っています。

難しいと思うことでも、何とか乗り切って行けそうです。

「ベスト」にはならなくても「ベター」なら、目指せそうです。

 

僕「もう1枚、選びましょう」

 

リエ「では……それ、お願いします」

↑「ワンドの9」リバース(逆さま)。見やすくするために、正位置で貼り付けてます。

1人で城を守る兵士ですが、敵が攻め込めんでくれば、1人では対応できません。助けや協力者を求めるべきです」

 

リエ「ベターを目指す?」

 

僕「お父様と同居して、面倒見ることが『ベスト』かもしれませんが、弊害を予想してらっしゃいますよね? だったら、お互いに折り合える『ベター』な選択肢でいいということです」

 

リエ「協力者というのは、夫のことですか?」

 

僕「すぐには無理でも、お話されてはいかがですか? 悩みを共有できる人がいると、お気持ちが楽になりますよ」

 

リエ「そうですね。折を見て、相談してみます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそ、ありがとうございました」

 

さて、今日のパンセリノス(満月)オラクルカードです。

占いの師である、霊観占 大幸 峰ゆり子先生監修。

峰先生のご主人が、AIを使って描いたカードです。

 


↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)

 

↑「翠の孔雀 誇りと美」

孔雀がとても美しい鳥であることは誰でも知っています。

 

その理由の1つは、オスの孔雀が美しい尾羽を惜しげもなく広げて見せるからです。

もちろん、メスへのアピールなのですが、その美を人間も評価したので、観賞用に飼われることがあるのです。

 

あなたの「美」も、眠らせたままではもったいないのです。

美と言っても、容姿の良さだけではありません。天性のセンスなども入ります。

 

遠慮は無用です。

あなたの「美=良さ」をアピールしましょう。