ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

以前、FTMゲイの人について、2度記事を書きました。

 

 

 

しかし、僕自身に、FTMゲイの人と実際の面識があるわけではありません。

電車や街中で、FTMらしき人とすれ違ったことはありますが、FTMゲイという証拠はないし、ただの小柄な男性かもしれません。

 

いや、「もしかするとFTMゲイ?」という人物と、1度だけ同席&会話したことがありました。

 

40年以上前、1970年代後半、東北の某県庁所在地での話です。

 

当時、僕はゲイを自覚したばかりの大学生で、近隣の市から引っ越してきて、県庁所在地の大学に通っていました。遠距離恋愛の(年上の社会人)彼氏が来てくれたので、当時、地元で唯一のゲイバーに2人で行きました。

 

ちなみに、そのゲイバー、地元でありながら、僕も初めて行きました。おじさん既婚ゲイが集まる場所と僕はイメージしていて、行く気にならなかったのです。

 

(僕は極度の方向音痴なので)迷いながらゲイバーに着くと、店内は、40代のマスターと40~50代のお客の2人だけでした。

 

40~50代のお客は、常連客のようで、マスターとため口で会話してましたが、明らかに「女性」でした。

 

黒い(男物の)帽子で髪を隠し、スッピンで、(冬だったので)黒いブルゾンと黒いズボンという「男装」でしたが、顔もぽっちゃり体型も声も、女性でした。

 

もちろん、男性にもぽっちゃり体型の人はいます。が、その方は女性体型でした。ブルゾンで胸の膨らみはよくわかりませんでしたが、下半身のシルエットが女性そのものでした。

 

まあ、ゲイバーに飲みに来る女性客は、現代の都会なら珍しくはありません。ゲイバーは安く飲める店が多いし、ゲイバーのママ(男性)や従業員と話すのが楽しいという女性も結構います。

 

40年前の、40~50代の黒づくめの女性客も、その類だったかもしれません。

しかし、1つ置いた「止まり木」に、僕が彼氏と腰掛け、ビールを飲み始めた時、黒づくめの女性が、僕の方に寄ってきて「わたし、どうだ? 付き合わないか?」と唐突に聞いてきたのです。

 

僕は、彼氏の顔を見ました。どう返事していいかわからず、助けを求めたのです。が、彼氏も唖然としていて、何も言ってはくれませんでした。

 

僕は、数秒間で頭をフル回転させました。

 

①この人は、明らかに「女性」だ。僕はゲイバーに来ているから、ゲイであることは、この女性もわかっているはず。どういうつもりなのか? 「あなたは女性ですよね。女性とはおつきあいしません」と答えてもいいのだろうか?

 

②もしかして、この女性客は、男装して「男に見えている」つもりなのだろうか?

つまり、男としてゲイの僕を誘っている? いや、それにしても、初対面なのだから、2人連れの僕に「お連れさんは彼氏?」と尋ね、「違います」という答えを得てからが礼儀でしょう。

「彼氏と来ているので……」と、お断りすべきか?

 

僕が①と②のどちらの対応をとるべきか迷っていると……。

見かねたマスターが「この2人、カップルなのよ」と口を差し挟んでくれて、女性客は、「ああ、そういうことね。ごめんな」と引き下がってくれて、安堵しました。

*マスターとは初対面です。僕の戸惑いを察してくれたのでしょう。

 

僕「今もわからない。あの女性は、FTMゲイだったのか?」

 

同棲する日本人ゲイ男性Tommyは、

Tommy「40年前の東北で、隠れるように営業していた、当地唯一のゲイバーでしょ? FTMとかじゃないでしょ」

 

僕「ただの『おばさん』だった?」

 

Tommy「女性の場合、ホステスのいる店に行っても仕方ないから、男が酒の相手してくれるゲイバーに来てたんだよ。でも、一応『女性お断り』だから、男の恰好してたんだよ」

 

僕「それはわかるけど、なんで初対面のゲイを誘うの? 僕が、のこのこホテルとか付いて行ったとしたら、本人が女性だとバレるでしょ?」

 

Tommy「1970年代後半の40~50代ってことは、今生きていれば80~90代。そもそも、ゲイをよくわかってない世代。女性がうまくリードすれば、ゲイが治って『女好き』になると楽観したんじゃない?」

 

僕「まだ、同性愛=病気と考える人もいたからね」

 

Tommy「そんな昔の田舎のゲイバーで、男の振りして若いゲイを口説いてきたおばさんを『FTMゲイ』と混同するなんて、本物のFTMゲイに対して失礼だよ」

 

僕「申し訳ありませんでした」

 

さて、今日のチャイニーズタロットです。

↑「杖の8」リバース(逆さま)。見やすくする為に正位置で貼り付けてます。

8本の杖が同じ向きにそろい、5人の人物も同じ向きを向いています。

 

が、今回はリバース(逆さま)。チームの一致団結がうまくいかないのです。

無理したり、強引に行動したりしない方がいいでしょう。

 

↑「剣の2」正位置。

女性が、勇ましく、2本の剣を振りかざしています。

しかし、相手はいません。柳の枝が揺れるだけです。

 

「あなたの戦う相手は誰ですか? どこに矛先を向けたらいいでしょうか?」と尋ねられているのです。周囲の状況を、今一度、確認してみましょう。

 

2枚を合わせ読むと、

チーム内の「乱れ」の原因は何でしょうか? よく考えてからの行動が肝要です。

もしかすると、そもそも、「そろえる」必要がないのかもしれません。

 

何の為なのか? 何がどうなったから、こうなったのか? 冷静に考えましょう。

刃を向けてしまえば、それなりの影響を周囲に与えます。早とちりは禁物です。