ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

最初は、嬉しいニュースです。

 

僕の占いの師である霊観占 大幸 峰ゆり子先生が、

雑誌「美人百花」6月号で紹介されました。↓

↑峰ゆり子先生は、北海道苫小牧市在住です。(オンライン勉強会を実施しています)

 

次は、悲しいニュースです。

 

5月上旬、イランで、アリレザ・ファゼリ・モンフェアド(通称アリ・20歳)が、同性愛を理由に殺害されました。アリの従兄弟や義理の兄らの男性3人が、彼の首を切り落として殺したとのことです。

 

↓殺害された、20歳のイラン青年アリ。身内に殺されることも知らず、快活に笑っていたと思うと、やりきれないです。

 

イラン男性には2年の兵役が義務付けられていますが、同性愛者やトランスジェンダーは免除(排除)されています。イラン軍の通達により、アリの親族は、彼が同性愛者だと知り、「一族の恥」として、拘束して断首したそうです。

 

ご存知のように、イランはイスラム国家。イスラム法では同性愛は禁止で、禁固刑・鞭打ち刑・死刑になるそうです。21世紀の現代の話か? 野蛮過ぎてゾッとします。

 

アリには、男性パートナーがいて、身の危険を感じた2人はトルコへ逃げようとし、最終的には西欧に行こうとしていたそうですが、出国前に親族男性に捕まり……命を奪われたのです。

 

ちなみに、加害者である男性3人が逮捕されたとは聞いていません。

 

こういう話を耳にする度に、絶望的になります。

イスラム教であれ、キリスト教であれ、「同性愛禁止」は1000年以上前の教義です。なぜ、それを鵜呑みにして、蛮行をするのでしょうか?

 

時々、同性愛者は、ノンケ(異性愛者)から「大変ですね」という声かけをいただきます。その言葉は善意からと信じ、感謝の言葉を返しますが、たまに、こう返答したくなります。

 

「はい、同性愛者は辛いです。でも、それは『同性愛』や『同性愛者であること』が辛いのではなく、『一部の異性愛の人が、いじめて、迫害してくる』から辛いのです」

 

タロットカードの「悪魔」には、「同性愛」という意味もあります。(他の意味もたくさんあります)

でも、殺されたイラン青年アリのことを思うと、何の罪もないアリを殺した親族男性3人こそが、「悪魔」です。そして、3人の加害者を、このまま野放しにするなら、警察や司法当局も「悪魔」です。「蛮行」を黙認するイスラム指導者がいるなら、その人も同罪です。

 

アリの冥福を祈ります。

 

さて、今日のチャイニーズタロットです。

↑「カップのキング」正位置。

これはあなたです。黄色の龍に向かって乾杯する王は、あなたのあるべき姿を表しています。たとえあなたが女性であってもです。

 

黄色は、中国で高貴な色。龍は聖獣の中でも最上位。穏やかに微笑む王は、徳のある人物。あなたが目指すべき人物像です。

 

↑「剣の5」正位置。

若者が5本の剣を操っています。一見、見事な技ですが、「技に溺れがち」を表しています。

 

2枚を合わせ読むと、

あなたが、今、対峙している案件では、明らかにあなたに理があります。きっと、相手も、承知していることでしょう。少なくとも、相手のうちの何人かは、そのことに気付いています。

 

あなたは、理屈で話を進めようとしているでしょう。しかし、やりこめればいい訳ではありません。戦争でも競技でもないのですから、「勝てばいい」のではありません。

 

相手の話をよく聞き、あなたの言い分は最小限に留めた方がいいのです。敗者には敗者の立場があります。そこをくみ取ってあげることこそ、あなたが「徳のある人物」になる道なのです。