ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

先々週、「『そっとして欲しい派』のゲイ」https://ameblo.jp/frogat/entry-12540925809.html

で、

 

~歌手の美川憲一さん(73)はカミングアウトしていません。去年観たバラエティ番組で、MCが突っ込んだ(意地悪な)質問をしてましたが、美川さんはハッキリとは認めませんでした。

 

「オネエキャラ」で売っている美川さんですから、カミングアウトしても全く人気に影響ないでしょうけど……。きっと、若い頃などに、ゲイゆえに嫌な思いを散々されたのでしょうね。

 

Tommy「事務所が、カミングアウトに反対してるのかも……」~

 

と書きました。

 

が、他にも理由があるのでは? と、勝手ながら考えました。

それは、美川さんが、芸能人同士の交流が多い、特に女性芸能人と仲良くしているということです。

 

Tommy「神田うのさん?」

僕「亡くなった淡谷のり子さんや越路吹雪さんとも親しかった。で、『雨のブルース』や『愛の讃歌』なども歌っている」

 

でも、美川さんがはっきりとカミングアウトしないのは、佐良直美さんと親しかったからかな?

と想像します。美川さんがカミングアウトすると、佐良さんに飛び火することを心配しているのでは? と邪推しています。

 

↓のように、一時は、美川さんと佐良さんが熱愛報道されました。

(当時の美川さんと佐良さんの熱愛報道の週刊誌:画像はお借りしました)

 

Tommy「佐良直美って、若い人は知らないよ」

 

佐良直美さんは、74歳(現在、主に捨て犬の保護など、動物愛護ボランティア活動)。

1967年に歌手デビューし、「世界は二人のために」でレコード大賞新人賞。

1969年に「いいじゃないの幸せならば」でレコード大賞。

NHK紅白歌合戦に13回連続で出演し、うち5回は紅組司会を務めた。

 

当時の人気ドラマ「ありがとう」などにも女優としてレギュラー出演し、バラエティ番組にも数多く出る売れっ子で、視聴者の「好感度」が高いボーイッシュな実力派女性歌手でした。

 

その佐良直美さんを、1980年、突然スキャンダルが襲います。

スキャンダルを訴えたのは、やはり、当時売れていたキャッシー(佐良さんより6歳下。勝野洋夫人のキャッシー中島さんとは別人)さん。

*キャッシーさん。(画像はお借りしました)

 

キャッシーさんは、アメリカ人の父と日米ハーフの母を持つ、見た目がほぼ外国人でありながら、コテコテの大阪弁を話す女性タレントでした。

 

Tommy「今で言うと、ベッキーさんにイメージ近いかな?」

 

そのキャッシーさんですが、1980年、突然、マスコミを前に、「恋人」の佐良直美さんとの仲を佐良さんの親族に引き裂かれたと、涙の訴えをしたのです。

 

佐良直美さんは、もともと世田谷の豪邸に家族と住むお嬢様。その豪邸に、前年からキャッシーさんが同棲して、当人同士は仲睦まじかったのに、家族の反対で追い出されてしまったというのです。

 

この訴えに、佐良直美さんは、反論。「キャッシーさんはうちの2階に下宿していただけ。同性愛とかレズビアンとか、訳が分からない」と言ったのです。

 

キャッシーさんは、ナオナオ(佐良直美さん)からの熱烈なラブレターを公開し、「うちはレズ初めてやったけど、抵抗なかった。恋愛に変わりない」と、不当に捨てられた女性というスタンスでした。

 

対する佐良直美さんは、ラブレターを偽物と断定し、レズビアンなど事実無根。「気持ち悪い」と話したのです。

 

当時、思春期の僕(ゲイに目覚めた頃)は、興味津々でテレビのワイドショーを観ていました。

「捨てられた口惜しさ」から、「マスコミ暴露」という形をとったキャッシーさんに、マスコミは責めるような質問を次々と浴びせました。手紙しか証拠がないキャッシーさんは、客観的に不利でした。

 

追い詰められたキャッシーさんは、記者会見の最後にマイクで叫びます。

「(マスコミの)みんな、直美がレズやの、知ってるくせに!」

 

事の真偽はともかく、マスコミへの暴露という手法が災いして、芸能界から干されたキャッシーさんは、ハワイへ移住し、日系人プロレスラーと結婚します。(のちに離婚)

 

ですが、世間は、キャッシーさんに同情的でした。愛し合っていたのに、レズビアンだから仲を裂かれたのは納得がいかないという趣旨に、特に女性たちが共感したのでしょう。

 

佐良直美さんの方は、干されたというより、いつまでもマスコミからレズビアンスキャンダルを追い回されて嫌になったのでしょう。次第に芸能活動をしなくなりました。

 

近年、復活を望む声に押されて、たまにテレビに出たり、レコーディングしたりしていますが、今でも「キャッシー報道」について聞かれるので、うんざりした表情です。

 

思えば、あのスキャンダルに対抗する為に「(レズビアンを)気持ち悪い」と評したのは失敗でしたね。

 

例えば、浅香光代さん(91)は、20年ほど前に故野村沙知代さんとの「ミッチー・サッチー騒動」で、沙知代さんから、自身の女剣劇集団に関して「レズビアン」と言われました。

 

その際、浅香さんは、「ってことは、(夫がいる)私は宮本武蔵(二刀流:バイセクシャル)ってこと? まあ、それは別にどっちでもいいんですけどねえ」として、自身のレズビアンを否定しつつ、レズビアン自体をおとしめませんでした。

(実際、浅香さんは、男性政治家との隠し子がいるとのことで、性的にはストレートだと思われます)

 

話を戻します。

仮に、佐良直美さんがレズビアンで、キャッシーさんの手法はともかく、2人は恋愛していたが、当時の売れっ子芸能人としてはカミングアウトできなかったとします。

 

否定するとしても、「気持ち悪い」は言わない方が良かったと考えます。

 

ゲイ疑惑を否定する為に「ゲイは気持ち悪い」言い放つゲイ男性がいたら、周囲のゲイ仲間から総スカンを食うでしょうね。それと同じです。

 

「(キャッシーさんと)親しかったが、レズビアン関係ではない」ぐらいにしておけば、たとえ「白黒つかないグレーゾーン」扱いになったとしても(実際、グレーゾーンとして扱われてます)、

後で、「当時はカミングアウトできなかった。キャッシーさんには悲しい思いをさせたが、(暴露されて)自分もつらい立場に立たされた」と言えば、共感は得られたと思うのです。

 

僕「レズビアンが市民権を得てないから、双方にとって悲劇だったね」

Tommy「今も、レズビアンをカミングアウトしている有名芸能人って、ほとんどいないよね?」

 

僕「男性のゲイに比べて、だいぶ、認知が遅れているね」

Tommy「どうして、レズビアンは、世間から認められないんだろう?」

僕「長くなるので、また、今度考えよう」