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真冬のヒワマリ

春から夏にかけて、職場の畑にはたくさんの野菜が成って、畑を取り囲むように大きく開いたヒワマリが青空に向かって背を伸ばしていた。


季節が過ぎて、秋を経て冬になった。

畑を賑わせていた野菜や花は枯れて、寂しい景色になった畑。



また来春にはと思っていたら、荒涼とした景色に二つの季節ハズレの便り。



夏に開いたヒワマリから落ちた種。

それが何を間違えたか、また新たに花をつけていた。



真冬に咲いたヒワマリ。

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思わず重ねてしまう想い。


太陽のように優しく温かく眩しい、か細くても力強い愛しい光。



これが君と僕の花であればと、小さく咲いたヒワマリを見ながら思った。

泣いてる太陽

冷たい風が雲を払って、優しく陽射しが降った日に、遠くの空を行く数羽の鳥。


ありのままに身を漂わせながら少しずつ影を小さくしていく。



仰ぎ見れば、薄い空気の層の向こう側で滲むようにたゆたう太陽。




それはまるで、閉じていく一日に哀愁を隠し切れずに泣いている子供のような表情をしている。



泣いてる太陽。


ただ、それは日々の憂いさではなく、未来へと想いを放つ希望のような表情にも見える。




先の見えない世界を、たぶんきっと1番上から見下ろして、褪せていく一日に胸を締め付けているのだろう。



だから、繋ごう。
せめて繋ぎ合える今、この瞬間も。


物理的ではなく、目を閉じた時に浮かぶ、その愛しさを重ねる。



それだけで繋がるから。

きっと繋がるから。



伝えていよう。

この声が枯れ果ててしまうまで。


せめて、この身がある内に。




泣いてる太陽。


君に想いが強く向けば向くほどに、胸を締め付ける優しく愛しい切なさ。



憂うのではなく、儚さを知りながら、それでも繋いでいたいと強く願う。


そして太陽は泣いている。

繋ぐ 伝う

想いとは、かくも儚く色鮮やかに、強く弱く。

頼りないくらいに、たどたどしく。




それでも、繋ぎたい想いがある。
触れ合い、解りあって、そしてまた触れ合う。



どこまでいっても、僕の想いなんてのは僕のものでしかなくて、どれだけ解ってもらえるかなんて、答えはない。



行き着く先は一人きりの、名もなき未来。










それでも、繋ぎたい想いがここにある。




もし、少し、ズレていたら何にもならなかったんだろうね。







今、繋ぎたいのは、この腐れた自分の身勝手な想いか。






それでも伝えていたい。




朝がくる度にそう思うだけ。