前の記事で犬の前庭障害についてお話をしました。

 

 

今回はもみじが実際に辿った回復までの道のりを紹介しますニコニコ

前庭障害は見ていて辛く、回復にかかる日数も多めです。

回復中のワンのご家族が少しでも安心できるお手伝いができたら幸いです。

 

前庭障害を発症した最初の日

 

朝起きると、なぜかもみじのお洋服が脱げていました。

こんなこと一度もなかったので、様子を見ると…

 

震えていて、動こうとしません…ガーン

 

この時点で「あ、これはなんか不調だな」と察知。

体調を崩しやすい子って、具合が悪くなると決まったサインを出してくれることが多いですよね。

 

お水やトイレのために立たせようとしても、フラフラしてすぐに転びそうでした。

頭も右方向に傾いていて、目もずっと泳いでいます。

昨日まで普通に元気だったので、急な症状に本当に慌てました…

実家の高齢のワンが似た症状になったことがあったので、もしや…と思いつつ病院へ。

 

これは2日目の様子ですが、初日から頭がずっと右側に傾いていました

 

  病院でしたこと

 

病院では耳の検査や歩行検査をしてもらいました。

右の耳に軽い炎症が起きていたことと、目が横方向に揺れていることから、前庭障害の可能性大だと診断です。

抹消前庭と中枢前庭のどちらに障害が起きているかの判断は、目の動きである程度できるそうです。

 

横方向に動いている→抹消前庭の問題

縦方向に動いている→中枢前庭の問題や脳の問題

 

もみじは横方向だったので、耳の炎症によるものか突発性前提障害の可能性が高いという診断になりました。

耳の洗浄と点耳薬、脱水予防のための点滴をしてもらい、あとは抗生剤・ビタミン剤・吐き止めをもらいました。

 

  糖尿病があるという問題

 

持病がないワンの場合、脱水にだけ気を付ければ何も食べられなくても2日くらいなら問題ないそうです。

でも、糖尿病がある場合は、インスリン注射の問題やケトアシドーシスのリスクがあるため、ごはんを食べないのは大問題。

先生もそのことをとても気にしてくれて「とにかくなんでもいいから食べるものを与えてください」と言われました。

 

もみじが使っているインスリンはプロジンクです。

プロジンクは比較的緩やかに血糖値が変動し、低血糖になりにくいインスリン製剤だそうです。

そのため、少しでも食べるなら通常通り注射して、何も食べないなら半量を打つということになりました。

 

  帰宅してからしたこと

 

前庭障害はお薬を飲ませて回復を待つしかない!では何ができる?

ということで、とりあえずもみじが大好きなささみとキャベツのスープを作りましたニコニコ

 

前庭障害は内臓に問題がないため、眩暈による吐き気や不安感が落ち着けばおなかは減るはずです。

なので、ほかにも大好物のリンゴとサツマイモとバナナを用意してみました。

どれも糖質があるので、普段は激レアなおやつですが今だけ特別ですウインク

食べてもらうことが大事!

 

どうかな?と思いつつ口の前にもっていくと食べてくれました!

この時はまだ眩暈がひどく、上も下もわからないような動きでした。

なので滑るものは口から落ちてしまうので、バナナや潰したサツマイモなど、ねっとりしているものがよかったみたいです。

 

 

前庭障害発症から1日後

 

 

前日お薬を飲ませたものの、急によくなるはずもなく。

でも、吐き気は治まったらしく、震えたり、ぐったりしているような様子はなくなりました。

 

…となると、問題になるのが立ち上がろうとするということ。

初日は元気がなく、クッションの上から全く動かなかったので問題なかったです。

でも、この日から立ち上がろうとしては転びかけるということをするようになりました。

本当に目が離せなくて、何もできない状態です。

トイレだけはシートの上に立たせて支えると自分でできたので助かりました。

 

そこで、とっても助かったのが柔らかい素材のサークル!

行動範囲を制限できるので、目を離していても怪我の心配がなくなりました。

Amazonのセールで災害時用にととりあえず買っておいたものがいきなり役に立ちました(笑)

 

 

こんな感じでいてもらいました。

床にはいつも使っているビーズクッション、ほかはお気に入りのブランケットやミニクッションを入れています。

壁もメッシュ素材なので、転がってしまった時も怪我の心配はありませんでした。

シニアに入ったら、こういう柔らかいサークルや子供用のビニールプールなど、行動範囲を制限できるものがあると安心ですね。

 

この日もやっぱり口から食べ物が落ちてしまうので、食べられたのはほぼサツマイモ・バナナだけでした。

作ったスープは具を少し食べただけです。

お水も飲めなかったので、水分補給はヤギミルクをコットンに含ませて、口元で絞って与えていました。

給水器があればもしかしたらそれで飲めたかもしれません。

 

もみじが使っているサークルはこちらですニコニコ

降りたたんで収納でき、取り出すときも一瞬なのですごく助かりました。

 

 

 

前庭障害発症から2日~3日

 

相変わらずふらつきがあり、頭も右に傾いたままです。

でも、目の揺れが少し落ち着き始めていて、回復の兆しがわかって安心しました。

 

食欲もだいぶ出てきたみたいで、ササミとキャベツのスープにドッグフードを入れたものを食べられるように。

といっても、まだ眩暈がひどいようで自分で食べることはできません。

口元に少しずつ運んで食べさせていました。

 

ササミとキャベツと白菜を煮て、食べるときにヤギミルクとドッグフードを追加しています

 

この頃までは、目が見えないこともあって自分の状況を理解していなかったみたいです。

それが、3日目の夜あたりから活発になってきて…ついに自分がサークルの中にいることに気づいてしまいました(笑)
気づいてしまうと出たいとキュンキュン鳴くようになり、これが新しい悩みに。出てもじっとしているだけなのになんでネガティブこの日からは家族も家にいたので、完全に誰も見れないときだけサークルにいれて、それ以外は人のそばに置いておきました。
長くなってしまったので、続きはまた次の記事にしますね。4日目からは一気に回復して、いつもの生活にだいぶ近づいていきますおねがい

 

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