糖尿病の治療でインスリン注射を選ぶと、毎日1回~2回、必ず注射をすることになります。
スムーズにいけばすぐに終わるけど、そうでないと時間もかかり負担が大きくなってしまいます
そんなときにできる対処法を今回はご紹介します。
あくまでもお家でできる工夫の範囲です。
どうしても注射が難しい場合は、獣医さんに相談してください
まずは飼い主さんが気持ちを切り替えよう
注射が失敗したり、ワンが嫌がったりすると、どうしても苦手意識がでてしまいますよね。
苦手なことをするときは、みんな緊張します。
その緊張感がワンにも伝わってしまうと、敏感な子は察知して一緒に緊張してしまいます。
そうなると怖がったり威嚇したりしやすくなるため、まずは飼い主さんがリラックスしましょう
あと、ワンを従わせようとすると失敗しやすいです。
お利口にしなさい、大人しくしなさいと、ついつい思ってしまいますが、人間の子どもも注射の前は暴れてしまうものです。
なので、ワンを従わせるのではなく、飼い主さん側で工夫をして大人しくできる環境を作りましょう。
打つタイミングはワンに合わせる
インスリン注射は決まった時間に打つ必要があります。
でも、30分くらいのズレなら大丈夫です。
なので、打つ時間帯になったらワンの様子をさりげなく観察し、機嫌がいいときやリラックスしているときを狙いましょう
落ち着きやすい状況を意識して作り出すのも効果的です。
穏やかな気持ちになっているときに合わせれば、比較的簡単に注射を打てることが多いです。
反対に興奮中や警戒中は注射に対しても過敏です。
吠えていたり、なんとなく機嫌が悪そうなときは、ご機嫌を取って落ち着かせてから打つとよいと思います。
機嫌がよくないときのもみじ。
こういう顔しているときは打つ時間を少しずらします。
打つ前にコミュニケーションを取る
ほとんどのワンは、飼い主さんの行動で、ご機嫌やテンションが変わります
もちろん言葉もだいぶ理解しているので、注射を打つ前にコミュニケーションをとって、注射が必要なことや怖くないことを毎回伝えましょう。
難しい言葉の意味は分からなくても、飼い主さんが穏やかに話しかけてくれれば、それは必ず伝わります。
撫でられることが好きな子ならたくさん撫でて、体が柔らかくなってから打つと痛みも感じにくいです。
注射をする場所を変えてみる
注射が苦手なワンは、初めて注射を打たれた部屋や場所に、強い嫌悪感や苦手意識を持つことがあります。
病院を嫌がる子が多いのと同じですね。
毎回その嫌いな場所で打たれていたら、どんどん警戒し、注射に対する悪い印象も強くなります。
なので、今まで注射を打ったことがない場所や、そもそもワンが行ったことのない場所で打ってみましょう。
「え。ここ乗っていいの?」みたいになっているうちに注射ができれば大成功です
ご褒美をもっと充実させる
ここまでいろいろな工夫をお話してきましたが、注射を打つという事実だけはどうしようもありません。
なので、その嫌な事実を相殺できるような工夫もしてみましょう。
おすすめは、とにかく褒めて、嫌な注射の記憶を楽しい、嬉しいで置き換える方法です。
大好物のおやつをあげたり、撫でくりまわしたり、抱っこしてたくさん話しかけたり……
たっぷり時間をかけて、ワンのご機嫌がよくなるまで大好きなことをしてあげてみてください。
打った後に機嫌が悪かったり、威嚇したりするからといって、放置するのは良くないと思います。
そういうときこそ優しく話しかけて、注射を嫌な気持ちで終わらせないことが大切です。
一番大切なのは信頼関係を維持すること
ワンのために必要なインスリン注射。
でも、その注射のせいで信頼関係が崩れては、飼い主さんもワンも苦しくなってしまいます。
無理に注射をしようとしたり、叱ったり、責めたり、そんなことを繰り返すと、今の関係が崩れるかもしれません。
そうならないために、どうしても注射が難しかったら、獣医さんに相談してみてください。
インスリン注射は、注射器タイプとペンタイプがあります。
注射器が使えない場合は、ペンタイプも考えられます。
インスリン注射は一生付き合っていくものです。
負担が少ない方法を見つけて、しっかり管理しましょう
↓↓その他の注射に関連する記事はこちらからどうぞ~
もみじとこむぎの愛用品はこちらから↓↓おやつやフードもあります。
ブログランキングに参加しています。
楽しんでもらえたらぽちっとお願いします