釣行記風ブログ!久し振りの野池へ② | トップウォーター ~水の中の天井~

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まずは、ビートローラーナノ2連結でスタートした訳だが、『連結したルアーのフック同士が絡んでしまうことがある』、『ラインがルアーに絡みやすい』と言うこの手のルアーの宿命を度外視すれば、なかなかに面白いアクションであることには違いないが、良いポイントにキャストが決まった際にこの宿命が現れてしまうこともあり、これはなかなかに頂けない。まだまだ多分に改良の余地がありそうである。


とは言え、結果は着いてきてくれた。カヤック出艇前のオカッパリの岸際狙いでは水面は割れなかったが、カヤックに乗り込んでからの5投目ぐらいだったか、かわいいサイズだが、嬉しい一匹である。

開始から間もない魚に気を良くして、釣りたいルアーで釣れた喜びにテンションも上がっていたのだが、朝から小雨模様だった空から、この一匹の後に大粒の雨が落ちてきて、なかなかの大雨になった。

その後も、あと一匹、この連結ルアーでの魚を釣り上げたいと投げ回ったが、それ以上には反応が無い。大雨で水面がだいぶうるさいからムリもないか…。

アピール重視のルアーにチェンジした。ヒヨコペラのエクスプローラだ。着水後、大きなジャークで音を出し、ポーズと言う戦略でオーバーハングの奥にルアーを投げ入れていく。

言い忘れたが、この野池は、けっこうなクリアウォーターで、ルアーを投げた後のその結果が、正に一目瞭然である。つまり、魚がみえない、ルアーを追ってきていないと言うようなことも容赦なく目に届くのである。

大きな野池では無いので、ワンドやオーバーハングを中心にエクスプローラ-で打ち進めるが、土砂降りの大雨が、水面と僕のメンタルを叩き、それに加えて魚が見えないクリアウォーターの洗礼に心がやや折れそうになってくる。

また、ワンドの奥は、オーバーハングと大雨の厚い雲の影響で、薄暗さを通り越して、なかなかに暗く、山奥の野池にポツンと1人釣り状態の僕にとっては、もはや不気味な気配までが漂ってきたように感じられ、釣りのポイントと言うよりは、ホラー映画のワンシーンとしては抜群のロケーションに見えてきた。

気分を変えるためにもワンドを変え、ブッシュの沈んだポイントをチェックすると、久し振りのバイトである。サイズ的には大きくは無い。せっかくの獲物を逃したくない気持ちでやり取りを進める。しかし、このバス、サイズ以上の見事なエラ洗いを僕の目の前で披露し、華麗にルアーを外して行った。小さいながらになかなかやるなぁと感心させられてしまった程だ。

ルアーサイズを更にスーズーンナノペラバージョンにまで落としてフォローを入れてみたが、二度目は無かった。

その後もルアーを変えたりしながら、ブッシュやワンド絡みのポイントを打っていくが、反応はと言うと、マッドラッド50にチェイスがあったぐらいのもので、その後は何事もなく野池を一周し終えてしまった。

思ったほど魚からのリアクションが無かったとは言え、釣れることは過去に経験済みなので、もう一周同じ池で粘ってみるか少し悩んだが、僕は次の池への移動を決めた。

次に続きます。