かえるです

今日は少しだけ母こと書かせて下さい。
母は2008年5月に
胃がんが見つかりました。
最近物が飲み込みにくい、
と検査をしたら既にステージ4でした。
6月1日に開腹手術で胃を全摘出しました。
その後は心肺機能の低下で
呼吸器を付けられたりして
2週間の入院予定が
退院したのは2ヶ月後…
当時、父はある事情で
遠く離れた所に一人で暮らしていました。
ひとりっ子の私は仕事を休み、
何が出来るわけでもないのですが
毎日朝から病院に詰めていました。
万が一の時に後悔したくない
本当にただその思いだけで。
退院後、元々食が細い上に
ダンピングで苦しみ、どんどん痩せる母。
ベッドから降りる時に手をついて
骨折したりで外に出なくなりました。
私は母の入院中長く休みをもらい、
退院後は復職していたので
思うようにケア出来ませんでした。
父とも相談し、母を父が住む
近くの施設に預ける事にしました。
父はともかく、
母は父が大好きでした。
本当に悩んだ。
自分の親なのに。
たったひとりの娘なのに。
母の容態が良くないと連絡が来て
遠い母の病院へ行った時、
母はまだ意識がありました。
どうしたん?わざわざ来てくれたん?
って笑って。
翌日、
母の弟(私の叔父)ともう一度行った時には
もう意識がありませんでした。
あの日、私の事待っててくれたんだな
って思います。
2009年6月1日
母は逝きました。
手術からちょうど一年
葬儀のあと、
親戚や旦那さんから何故か
よく頑張ったね
と言われました。
頑張ったのは私じゃなく母ですけど。
喧嘩して酷い事言ったこともあるし
あまり旅行とか行けなかったな。
最期まで一緒に居られなかった。
ごめんな。
親の死って
した事も、しなかった事も
結局後悔になるんだな。
ポン菓子と越路吹雪と
紫陽花と父が大好きだった母。
不器用なのに
私のウエディングブーケを造ってくれた母。
怒ると口をきかなくなった母。
最期に笑ってくれた母。
今日からちょうど十年前
命日に母を想います。
私もがんになってしもたわ。
あなたは何て言うやろね。
ちゃんと頑張るから
もうちょっとだけ見守っててな。
