※この記事は私個人に起こった事を書いています。

全ての人に当てはまる事例ではない事をご了承ください。

からの続きです。
 
いよいよ当日、逃げたい気持ちを何とか抑え検診会場の市の保健センターへ。
往生際悪く、「もしかしたら”あらまあ、手術跡が痛いのならマンモグラフィーは受けられません事よ?奥様?”などと、あわよくば検診が免除になる可能性もあるのではないか」と悪あがきし、事前に記入する書面に3か所も『約半年前に開胸手術を受け、その傷跡がとても痛いです。』と念入りに記入しておいた。
 
これでもしかしたら、恐怖のマンモグラフィ―を避けて何か他の方法に変えてもらえるかもしれない…いや変えてもらえますように…お願い神様。
そう願いながら受付の係員に書類を渡すと、ささっと記入欄を確認。
 
係員「あれ、去年開胸手術を受けたんですね?」
私「(待ってました!よくぞ聞いてくれました!!)そうなんですっっ!!傷跡がまだ痛むんです!!」(回避?回避なの??ねえ帰って良いの??ワクワクッ!!)
係員「あ、そうなんですね」
 
うっわああああん!!確認しただけかい!!!
何か普通に「じゃあこれを持って裏に止めてあるバスの方にどうぞ」とあっさり送り出されてしまった。
残念ながら回避ならず…。
もうこうなったら潔く覚悟を決めて、裏にある駐車場に回ると乳がん検診用のバスがスタンバイしていた。
 
目標は「とにかく泣かない(小学生の予防注射か)」
だってさすがにもうすぐ50になろうかという大人が鼻水垂らして号泣してたらみっともないし。
 
バスの前に行くと少しは順番待ちがあるのかと思ったけど、全くそんな事も無くスムーズにバスの中に案内され、カーテンで仕切られた部屋でまずは上半身裸に。
そしていよいよマンモグラフィーの器械のある仕切りの部屋へ。
ここで技師さんが「胸を器械に挟む」。簡単。
「胸を」器械に挟む。
胸がある人はね!!!!
 
そう、胸がある人にとっては簡単な作業であろう。
ただ私の様に、一粒の干しブドウの周りに広大な不毛地帯が広がっているだけの
なんと大きな平常胸(710年ペチャパイ一揆)
族の人にとっては、まず「干しブドウの周りの平地を胸に作り替える」という作業が必要になる。
マンモグラフィーの技師さんがまるでブルドーザーのように、干しブドウ周りの平地をぐぐぐぐぐぐうううううううえええええいっっ!っと押し込み押し込み、一時の胸へと作り替えていく。
 
技師さん「ええいっ、お前は今だけは”胸”だっ!神妙にこちらへこいっっ!」
平地民「いえいえ、胸などとはとんでもございません。あっしはしがないただの平民でございやす。どうかごかんべん…うわあああああ!やめてくだせえええ!」(ベシャ)
と容赦なく圧縮される板の間に押し込まれていくのであった。(もちろん傷口も込みで)
平和に暮らしていた平民たちの運命やいかに…
 
…続く。
 
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