※この記事は私個人に起こった事を書いています。
全ての人に当てはまる事例ではない事をご了承ください。
肺気胸関連の記事は長くなるため、”前回の記事”のリンクのみ貼らせていただきます。
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からの続きです
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↑の記事にも書いた通り、手術当日は全く起き上がる事もできず、ずっと寝たきりの状態になるので、血管内に血栓ができやすくなるため、手術直後から予防として足にマッサージ機を付けてもらった。
↑このようなものをふくらはぎ部分に巻き
3つに分かれた袋の一番下から順に、真ん中、一番上と膨らみ、全て空気がパンパンに入ったら一斉にプシューと抜けていく。
これを両足に装着して1日中マッサージしてもらった。
術後はとにかく痛みがひどく、点滴に痛み止めを注入してもらったものの、少しでも首やお腹に力を入れようものなら
※顔っ
本当に後ろからぶっとい槍を思いっきり刺されたような痛みが走る。
アベンジャーズ/インフィニティ―ウォーの冒頭でサノスに胸をぶっ刺されて死んだヘルダイムの気分になる。(またネタバレするし)
なのでもう最大限に力を抜きまくり、指の先まで無駄に力が入らないように神経を研ぎ澄ませる。
そして、呼吸にも気を使わなければいけない。
少しでも大きく息を吸い過ぎると
※そして顔っ
またやり投げ選手の標的になってしまうので、少しずつ少しずつ、ゆっくりと息を吸い込み、吐く時は間違っても胸やお腹がいきなり凹んだりしないよう、歯の隙間から拭きだすようにちょろちょろと吹き出す。
その状態で痰も切らなければいけなかったので、かなり苦労した。
酸素吸入器もどうも顔とのサイズが合わなくて、顎のラインに当たる部分がすぐ痛くなり、何度も旦那に付け替えてもらう。
そして最大の難関だったのが睡眠。
どんなに細心の注意を払って必要以上に大きく息を吸い込まないように工夫しても、ひとたび眠りに引き込まれてしまったらそんな努力は何の意味も無くなってしまう。
寝てはいけない。
絶対寝てはいけないんや。
目を開けている気力も残ってないから、目をつぶってはいても、絶対睡魔にまけ…ては…
※しつこい顔っ
と、少しでも気を抜くとベッドの下から槍が突き出てきてしまうので、絶対眠ってはいけない病院24時。
何とか一晩中、足のマッサージ器に集中して、その動きに合わせて細かく呼吸をする事で必死に乗り切った。
あのマッサージ器がついてなかったら本気で泣いてたかもしれない。
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