新人の育成について。 今のままのOJTでいいのか? | 淳志@遊戯三昧 〜全てを楽しむために〜

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さて、少しあいてしまいました。

今日は、新人の育成について少し考えてみたいと思います。


新人の育成と考えたときに、どうやっていくか考えると大きく次の二つがあるのかと思います。


1)集中教育
2)OJT(現場で覚える)


今、うちでは新人が入ってから半年ほど集合教育を実施し、ビジネスマナーやSEとしての基本。そして営業研修を実施しています。


集合教育が終わったら、現場に配属されOJT期間となります。
このOJTでの育成方法に最近課題を感じています。


今は、軽い演習を実施しながら、後は現場作業の中で経験値を積んでもらっています。
現場での経験は大きく、早い段階で成長していきます。


課題と感じるのは、投入するプロジェクトによって成長にく差が出てくることです。


短期間で作業ボリュームも小さいプロジェクトに投入した場合。
少人数ですので、新人であってもそれなりの作業を任せざるを得ません。
お客様先との打ち合わせに行くことも多くなります。
短期間ですので、プロジェクトの立ち上げから終結までをはっきりと意識しながら作業できます。


大規模プロジェクトに投入した場合。
人数に余裕があるので、新人でも出来そうな作業を振られることが多くなります。
チームに閉じた世界で作業することが多く、外部との接点が少ない。
ひとつの工程を長い期間かけて実施するので、作業全体を意識する視野が育ちにくい。
工程ごとに作業ボリュームの変動が大きく、プロジェクトの途中で別プロジェクトに移動ということもあります。




OJT自体は素晴らしいのですが、投入するプロジェクトによって、成長度合いが違うのです。


育成計画を明確にし、いつまでに何が出来るようになる。という明確な目標を立てて、それに向けたレベルの作業を与えればもう少し違うかもしれません。
しかし、なかなかそこまで徹底している現場は少なく、現場次第ということになっているようです。
やらせていけばなんとかなると思っているようでは、トレーナーとしている意味はありません。とっとと別な人にトレーナーを代わってあげた方がいいでしょう。


新人のほうには問題はあります。
人によっては、日々の業務とは別に、自己学習で技術スキルを磨くものもいます。
が、一握りです。学生時代は、学校での勉強以外にも家や塾で勉強していたはずなのに、社会人になったとたんに、仕事場でしか仕事しなくなります。

この先の長い人生の飯の種であるはずなのに、それに対する気持ちが薄いのです。
与えられた作業をこなしていれば給料をもらえる。というような意識の人もいるのが現状です。

こんな新人たちを早い段階で戦力に鍛え上げるには。。

いきなりOJTではなく、配属してからさらに、ある程度現場で必要とされる技術などを叩き込む必要があるのかもしれません。
言葉さえも知らない状態で戦力になどなり得ないのですから。

実際の仕事と同じ内容を、なぞらえさせながら、自分なりに理解を深める。そんな教材を用意して、1~2ヶ月ほど徹底的に叩き込む。
その中で、仕事をやっていくためには、勉強をし続けなければならない。その意識を植え付ける必要があります。

ある程度のことが出来るようになれば、大規模プロジェクトでも、それなりの作業を与えやすくなるでしょう。
現場のほうでも一人前に扱い、一人の戦力として作業を責任を持って実施してもらう。

今、それこそが必要なのでは?