特別レース名解説 5回中山競馬場 5回阪神競馬場 3回 小倉競馬場
【第5日】 12月18日(土)
●黒松(くろまつ)賞とは
黒松は、マツ科の常緑高木。東北から九州の海岸近くに生える。樹皮は灰黒色で、
亀甲状の裂け目がある。葉は二枚ずつ対に付き、針状で硬い。潮風に耐えられるので、
防風林として用いられる。また、盆栽や庭木としても植えられ、材は建築や土木、
パルプなどにも用いられる。
●香取(かとり)特別とは
香取は、千葉県北部にある市。平成18年、佐原市、小見川町、山田町、栗源町の
1市3町が合併して誕生した。市に鎮座する香取神宮は、下総国一の宮で旧官幣大社。
古来、鹿島神宮とともに軍神として尊崇されてきた。
●ディセンバー(December)ステークスとは
ディセンバーは、英語で12月のこと。ラテン語で「10」を意味する「Decem」が語源。
古代ローマ暦では、現在の3月を年始としていたため、
現在の12月は第10月であったことに由来する。
【第5日】 12月18日(土)
●猪名川(いながわ)特別とは
猪名川は、兵庫県川西市を流れる川。
上流は屏風岩・竜化峡などの景勝地に恵まれた山紫水明の土地で、
京阪神地区の人々のハイキング・キャンプ地として親しまれている。
●サンタクロース(Santa Claus)ステークスとは
サンタクロースは、小アジア(トルコ)のリュキアの首都ミュラの司教・聖ニコラウズ
(Sint Klaes)の名がなまってアメリカに伝えられたもの。
ミュラでは祝日の前日に贈り物を交換する習慣があり、
これがニューヨークに移住したオランダ系清教徒によって伝えられ、
クリスマスプレゼントの習慣と混ざり合い、白い髭、赤い服、赤頭巾、
長靴の老人として表現されるようになった。
●阪神カップ(GII)とは
本競走は、平成18年に創設された重賞競走。芝1,400mで争われる。
中央競馬の競走体系は、個々の馬の適正を見出すといった観点から、
従来の長距離を重視した競走体系を見直し、段階的に短距離競走体系の整備が行われてきた。
また、グローバルスプリントチャレンジやアジアマイルチャレンジといった
短距離競走の国際シリーズが実施される等、短距離競走の重要性が国際的にも高まっている。
こうした背景を基に、同体系のさらなる充実を図るため、
スプリンターとマイラー双方が一堂に会する魅力を持つ競走として、本競走は施行される。
第5日】 12月18日(土)
●つわぶき賞とは
つわぶきは、キク科の多年草。東北地方以南の暖地の海辺に野生する。
その葉がフキに似ており、葉の表面がつやつや光っているので、
艶蕗(つやふき)からつわぶきの名が付いたと言われている。
10月頃から初冬にかけて、高さ50~60cmの太い茎を立て、
上方に枝を分けて、キクのような鮮黄色の美しい頭状花を開く。花言葉は「謙譲」。
●豊明(とよあけ)特別とは
豊明は、愛知県中部にある市。地名は酒造業を営んでいた伊藤家の屋号「豊倉屋」の
「豊」と明治の「明」に由来する。市内には桶狭間の古戦場や、
昭和28年に開設された中京競馬場がある。
なお、本年は中京競馬場の改築工事に伴い小倉競馬場で施行される。
●志賀島(しかのしま)特別とは
志賀島は、福岡市東区の西部、玄海灘から博多湾を限る海ノ中道先端の陸繋島。
天明4年(1784)に農民が発見した金印「漢倭奴国王印」の出土地として知られるとともに、
元寇古戦場の蒙古首切塚がある。志賀島神社はお島様、お志賀様とも称され、
海の守護神として広く信仰されている。
第5回 阪神カップ
大波乱が続く師走の短距離重賞「第5回 阪神カップ」
阪神競馬場がリニューアルオープンされた2006年に新設されたこの阪神C。
GII では最高額タイとなる1着賞金7000万円獲得を目指して、
GI レースにも劣らぬ激しい戦いが繰り広げられている。
また、過去4回の3連単の払戻金額では、第1回が行われた2006年の8万2560円が最低額で、
以降は3年連続で10万円を超えるなど、高額配当が続いている。
今年はどんな結末が待ち受けているのか? 過去4年の結果と、
過去10年の12月に行われた阪神・芝1400mのレース結果から、その傾向を探ってみた。
前走「マイルチャンピオンシップ」出走馬に注目
まず、このレースの過去4年間での前走のレース別成績を見てみると、3着以内馬12頭のうち半数の6頭が、前走で「マイルチャンピオンシップ」に出走していた。これに次ぐのは、3着以内馬3頭を送り出す前走「京阪杯」組。なお、前走が「スワンS」・「オーロC」・「その他のレース」だったグループからは、それぞれ3着以内馬が1頭ずつしか出ていない。まずは、前走「マイルチャンピオンシップ」出走組に注目してみよう。〔表1〕
表1 前走のレース別成績(過去4年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
マイルチャンピオンシップ 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0%
京阪杯 1-2-0-13 6.3% 18.8% 18.8%
スワンS 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
オーロC 0-0-1-2 0% 0% 33.3%
その他のレース 1-0-0-23 4.2% 4.2% 4.2%
2着同着1回あり
次に、前走の着順別成績を調べてみると、前走「2着以下」だった馬は9頭が
3着以内に入っているが、そのうち7頭が前走「GI」出走組で、
残る2頭は「京阪杯」で5着以内の成績だった。
創設以来、前走で「GI 以外のレース」に出走して「6着以下」だった馬は、
まだ3着以内に入ったことがない。表2
表2 前走の着順別成績(過去4年)
前走の着順 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 1-1-1-6 11.1% 22.2% 33.3%
2着 0-1-0-4 0% 20.0% 20.0%
3着 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
4着 0-0-1-3 0% 0% 25.0%
5着 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
6~9着 0-1-0-12 0% 7.7% 7.7%
10着以下 1-2-1-27 3.2% 9.7% 12.9%
2着同着1回あり
差し馬勢が優勢?
過去10年の12月の阪神・芝1400mで行われた29レース(2歳限定レースを除く)について、
4コーナーの位置別成績を調べると、「1~4番手」グループ143頭と、
「5~9番手」グループ142頭とでは、僅かではあるが「5~9番手」グループの数値が、
すべてのカテゴリーで上回った。このレースの過去4年のデータでも、
3着以内馬12頭中11頭が4コーナーで「5番手以下」の位置取りだった(唯一の例外は
2006年3着のマイネルスケルツィで同「2番手」)。
勝率20%超の4コーナー「先頭」の馬のチェックは欠かせないだろうが、
差し馬勢の台頭が目立つレースであることは、覚えておいても損はないだろう。表3
表3 4コーナーの位置別成績(2000年~2009年の12月に行われたレース)
4コーナーの位置 成績 勝率 連対率 3着内率
先頭 6-0-3-20 20.7% 20.7% 31.0%
2~4番手 6-10-10-88 5.3% 14.0% 22.8%
1~4番手計 12-10-13-108 8.4% 15.4% 24.5%
5~9番手 12-14-10-106 8.5% 18.3% 25.4%
10番手以下 5-7-4-144 3.1% 7.5% 10.0%
2着同着2回あり。2歳限定レースを除く阪神・芝1400mの29レースが対象
1番人気は堅調も、伏兵馬の出番多し
前項で調べた29レースを、単勝人気別成績で見てみると、
「1番人気馬」が連対率で48.3%の安定感をマークしていた。
このレースの過去4年でも、単勝「1番人気馬」は2勝2着1回で、
連対率75.0%と更に安定感を増している(唯一4着以下に敗れたのは2006年に
イギリスから遠征してきた海外馬コートマスターピースで9着)。その一方で、
「6番人気以下」からでも3着以内に46頭が入っており、これは占有率では52.9%と、
半数以上を占めている。このレースの過去4年でも、
「6番人気以下」からは7頭が3着以内に入っており(占有率58.3%)、
伏兵馬の台頭は常に頭に入れておきたいところだろう 表4
(河野道夫)
表4 単勝人気別成績(2000年~2009年の12月に行われたレース)
単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 8-6-1-14 27.6% 48.3% 51.7%
2番人気 5-2-1-21 17.2% 24.1% 27.6%
3番人気 4-3-1-21 13.8% 24.1% 27.6%
4番人気 1-0-2-26 3.4% 3.4% 10.3%
5番人気 2-2-3-22 6.9% 13.8% 24.1%
6~9番人気 5-10-15-86 4.3% 12.9% 25.9%
10番人気以下 4-8-4-169 2.2% 6.5% 8.6%
2着同着2回あり。2歳限定レースを除く阪神・芝1400mの29レースが対象
第55回 有馬記念 続きです
内枠の馬が好成績
有馬記念のスタート地点は、外回りコースの3コーナー手前。
ゆるやかに右カーブを描きながら最初のホームストレッチに入ってくるコースで、
いかにして好位置を確保できるかが最初の大きなポイントだ。
そのためにも重要となるのが枠順。過去10年間の3着以内馬30頭中24頭が
「1~5枠」だったというデータは、覚えておいたほうがいいだろう。
ちなみに「6~8枠」で勝利したのは、2003年のシンボリクリスエス(8枠12番)と
2008年のダイワスカーレット(8枠13番)の2頭のみ。
2001年は8枠の2頭(12番テイエムオペラオーが1番人気5着、
13番メイショウドトウが2番人気4着)が、ともに人気に応えられずに敗れている。表2
表2 枠番別成績(過去10年)
枠番 成績 勝率 連対率 3着内率
1枠 2-3-0-9 14.3% 35.7% 35.7%
2枠 1-0-4-10 6.7% 6.7% 33.3%
3枠 1-2-1-14 5.6% 16.7% 22.2%
4枠 2-1-3-13 10.5% 15.8% 31.6%
5枠 2-2-0-15 10.5% 21.1% 21.1%
6枠 0-0-1-19 0% 0% 5.0%
7枠 0-1-1-18 0% 5.0% 10.0%
8枠 2-1-0-17 10.0% 15.0% 15.0%
過去の戦歴にも注目
過去10年の有馬記念では、「その年の1月に重賞またはオープン特別で
3着以内の好成績を収めていた馬」が、2006年を除く9年で3着以内に入っていた。
昨年も該当馬であるエアシェイディが、単勝11番人気ながら3着に好走。
また、2001年には13頭立ての最低人気だったアメリカンボスが2着に食い込み、
2007年も9番人気だったマツリダゴッホが勝利を挙げている。近走の成績も重要だが、
有馬記念に関しては、その年の1月の成績もチェックしておくことをお奨めしておきたい。
表3
表3 その年の1月に重賞またはオープン特別で3着以内に入っていた
有馬記念3着以内馬一覧(過去10年)
年度 着順 馬名 該当レース
00年 2着 メイショウドトウ 日経新春杯 2着
01年 2着 アメリカンボス アメリカジョッキークラブC 1着
02年 2着 タップダンスシチー 日経新春杯 3着
03年 2着 リンカーン 若駒S 1着
04年 3着 シルクフェイマス 日経新春杯 1着
05年 2着 ディープインパクト 若駒S 1着
07年 1着 マツリダゴッホ アメリカジョッキークラブC 1着
2着 ダイワスカーレット シンザン記念 2着
08年 2着 アドマイヤモナーク 日経新春杯 1着
3着 エアシェイディ アメリカジョッキークラブC 1着
09年 3着 エアシェイディ アメリカジョッキークラブC 2着
該当レースが複数ある場合は、直近のものを掲載
王道を歩む馬が優勢
有馬記念で3着以内に入った30頭中18頭は、前走が「ジャパンカップ」か「天皇賞(秋)」だった。
続いて「菊花賞」組と「エリザベス女王杯」組となっており、
前走がGI 以外で3着以内に入ったのは
、2002年2着のタップダンスシチー(前走が「京阪杯」5着)と同年3着のコイントス
(前走が「アルゼンチン共和国杯」2着)だけだ。ちなみに、
過去10年間でジャパンカップの優勝馬は5頭出走しているが、
有馬記念でも優勝した3頭は「ジャパンカップで単勝1番人気」の支持を受けていた。
有馬記念で敗れた2頭は、2003年8着のタップダンスシチー(ジャパンカップ単勝4番人気)、
2008年5着のスクリーンヒーロー(同単勝9番人気)となっている。表4
(浅野靖典)
表4 前走のレース別成績(過去10年)
前走のレース 成績 勝率 連対率 3着内率
ジャパンカップ 6-3-4-52 9.2% 13.8% 20.0%
天皇賞(秋) 3-0-2-4 33.3% 33.3% 55.6%
菊花賞 1-2-1-7 9.1% 27.3% 36.4%
エリザベス女王杯 0-2-0-6 0% 25.0% 25.0%
海外のG1 0-2-0-2 0% 50.0% 50.0%
その他のレース 0-1-3-44 0% 2.1% 8.3%