勝毎日新聞が3万号。

四半世紀近く在籍した“古巣”でもあり、やはり感慨深く。

 

2万号達成、署名記事化、電子紙面編集、文字の大型化…。

特別紙面「記事と広告で振り返る企業の歴史」で紹介されていた勝毎の近代化の歩みは、自分の社会人人生と重なるものでした。

 

筆からワープロ、そしてコンピューターへ。

原稿執筆の手法は変わり、さらには紙媒体とSNSをいかに連動させるかに悩み、試行錯誤していたことが思い出されます。

 

まさか、途中で退社することになるとは全く想像もしていませんでしたが(笑)、不器用すぎるほど要領の悪い自分ながら、あの場所で得られた数多くの失敗とわずかな成功体験、人脈は今の仕事に様々な面で活きています。

 

う一つ、その特別紙面で目に留まったのが「六花亭」の特集。

花柄包装紙に描かれた草花でいっぱいの森を…と整備された「六花の森」の見開き広告の掲載が2007年。

12年のときを経て、中札内村にとっても大切な、全国的な観光名所となりました。

 

※勝毎3万号と同日の発刊となったクロワッサン創刊1000号に六花の森、中札内美術村が特集されています!

 

点を忘れず、行を追わず、しかし現状に胡座をかかぬ同社の姿勢は、まちづくりの本質と共通するもの。

月日を重ね、世代が変わっても、連綿と受け継がれる普遍的な精神。

「日本で最も美しい村」の歩みは緒についたばかりですが、六花の森と同様、丁寧かつ着実に育てていく決意です。

 

笑顔と周囲への感謝をこれからも忘れずに。