宮城の基幹品種、全体の9割を占めかつての雄ササニシキは5%、ササ系のまなむすめ5%と、ひとめぼれは不動の看板銘柄になっています。

 ひとめぼれの特徴は、もっちりもちとした強粘り粒の強さにあります。作付けが全国に広がり、なかなかこうしたデビュー当時の特徴を持ったひとめぼれは見かけなくなりました。

 温暖化による気候不順も影響しています。デビュー30年近くになり、強耐冷性のひとめぼれも、次世代の温暖化対応品種に転換するときが迫っているようです。

 今回の実り度は85点と良好です。特別栽培米ということで手間暇かけた作り。測定時の水分は16,5%と適正水分を1%も上回っていました。香りほどほどに甘みはかなりあり甘みだけでは上の上です。粘りはもちもち感はありますが、全般にあっさりとした食感で本来の粘り強さが欲しいところです。水分過多の分、粘りがやや飛んだ可能性があります。水分が多いと米質の変化も大きくなります。この結果、今回の総合評価は上米の中から上の上ダッシュとしました。