秋田を代表する、今やコシヒカリよりも価格的に優位、高めのコメになりました。その本来の味は粘りはコシヒカリとササニシキの中間に位置し、粒はしっかりと、今ではいいとこ取りとでも言いましょうか?味のバランス良いコメです。

 もっとも、どんな銘柄も天候と育成に恵まれなければ、品種特性が発揮されません。今回のあきたこまちは天候不順で、みのりの度合いの食味値は78点と平年平均の6~8ポイント減になりました。

 実食では、香り甘みはほどほどに粘りはあっさりと少ない感じです。全体にやや硬めであっさりした食感で総合評価は中の上というかんじで、こまち本来の粘り、味には少し遠ざかりました。