とうとう、ゆめぴりかが北海道米の頂点を極めるエースになりました。その評価は今まで最高峰だった新潟魚沼産コシヒカリをも上回る程で価格も魚沼産並みです。この背景には日本列島温暖化によるコシヒカリの品質低下があります。コシヒカリが熱帯夜に耐えかねてシラタ、白未熟粒が多発するようになりました。コシヒカリの北限は今まで福島県でしたが、山形、宮城、秋田、靑森まで上昇し、行く末は北海道が適地になりそうです。

 今回のゆめぴりかは、実りの度合い79点と目立つものはありませんが、実食では香り・甘みほどほどに、柔らかソフトな食感で粘りはもちもっちりと、ゆめぴりからしい食味です。もう少し粒に強さが欲しいところで総合評価は値より上の、上米の中と判定しました。