2015年の「ラスト・ウィッチ・ハンター」を見ました。主人公はヴィン・ディーゼル、その助手にイライジャ・ウッド、助手の前任者はマイケル・ケインと、豪華な映画。
ずっと見たいと思って探していたものの、なぜか近所のTSUTAYAで見つからなかったので放置してました。しかし、ヴァン・ディーゼルを見ると、どうしても全部「ワイルド・スピード」に見えちゃう謎。

 

 

 

 

魔女に不死の呪いをかけられ、それ以来魔女ハンターとして生き続けている主人公・コールダー。その彼をサポートするのが神父なのですが、36代目から37代目に引き継がれた直後、36代目が殺されてしまい、それが魔女の女王の仕業では!?というお話。

現代に魔女は溶け込み、やりすぎた者は処罰されるというルールができています。

 

 

なので、普通の魔女に関しては捕獲対象ではないのですが、ちょくちょく面白いシーンがありました。たとえば、グミベア好きの小学生の女の子を引き寄せるため、グミベアのふさふさなっている木の幻覚を見せるシーン。このグミベアの木がすっごくかわいくて美味しそうです。

また、悪い魔女たちを入れる牢獄の入り口が、普段は石の塊なのですが、被告人を入れる時だけ動き出し、クモみたいに動きます。これがハウルの動く城っぽくてかわいい。

 

 

魔女の女王の情報を集めるため、騒動に巻き込まれて自分の店を焼かれてしまった魔女・クロエがコールダーに協力。しかも彼女、親友まで殺されてしまいます。か、かわいそうすぎる……。実はこのクロエがドリームウォーカーという能力者で、相手の夢の中に潜ることができるのですが、その能力を使ってコールダーの記憶を探り、魔女の弱点を探します。そして、彼女の心臓を初代ドーランが盗んだことが判明してしまう!(つまり、彼の仲間は裏切り者集団だった)のですが、既に魔女の女王は自分のワル仲間を解放し、主人公たちを襲います。

 

 

しかも、37代目の神父も実は裏切り者で、「魔女に家族を殺された」のではなく「コールダーに家族を殺された」人物であることが判明。
結局コールダーは勝つのですが、魔女の心臓を潰すと彼も死んでしまうことがわかります。自ら死のうとする彼ですが、クロエの「女王を超える悪が存在する、それを感じた」という一言で、それをやめます。
結局彼は今まで仕えていたグループを抜けてフリーランスになり、新たな戦いに出かける!という感じの話。

 

 

しかし、イライジャ・ウッドは闇堕ちが似合うなあ。最近、イライジャ・ウッドが出ている映画はどれも好きです。「マニアック」「グランドピアノ 狙われた鍵盤」「ゾンビスクール!」あたりはどれもいい映画だと思います。
ただ、この映画に関してはラストが雑。「本当の闘いはまだこれからだぜ!」風の打ち切りみたい。