2013年の韓国サスペンス「監視者たち」。
キャスティングが豪華な、香港映画のリメイク映画です。
ずば抜けた記憶力を持つ女性刑事が、特殊犯罪課に配属。凶悪犯の行動パターンを把握し、監視をしながら事件の解決を目指すという特殊任務なのですが、その監視の最中、仲間が凶刃に倒れて……という、スリリングな内容。

 

 

といってしまえば聞こえはいいのですが、基本的には警察の「監視」をただひたすら淡々と見つめることになる映画です。彼らのプライベートはほとんど描かれないので、ある意味いさぎよい気もする。まあ、独自のシステムやルールは面白いんですけど、主人公の記憶力ががっつり話に絡んでくるわけでもないので(もちろんスゴイ能力ではありますし、話を展開させるのには役立つのですが、メイン能力というわけでもない。そんな演出もあまりない。主人公をスーパーガールにしたくなかったのかな?)、あまりのめり込めない。

 

凶悪犯の魅力が薄いのも、銀行強盗犯だからか?と思っていたのですが、途中からは殺人も辞さないサイコパスに。途中、主人公の先輩刑事が殺されてしまうのですが、ケガの手当てを優先させるか、先輩刑事を見殺しにして犯人を追うか!?という選択を迫られます。
こういう時、どうするのがベストなのだろう?とは思いました。ただ、考えても結論が出ないので考えるのをすぐやめました。

 

もうひとつ。犯人たちが身バレする“糸口”になる男が、コンビニで買い物をしているところが監視カメラに映っているんですけど、すっごいデブちんなんですよね。バレたくないなら、そんな見た目が特徴的なヤツを仲間にするなよ……と思ったけど仕方ないのか!?

 

あと、車の中でずーっとモニターを見ているのって酔いそうという感想しか浮かんでこない。
私がものすごい乗り物酔いしやすいだけなのですが。