あけましておめでとうございます!
こちらのブログを全然更新していなかったので、2015年に見てよかったホラー映画まとめ!今さらですが公開してみます。
ここ1年、なかなか更新できないなかで思ったのですが、映画を見て感じたことをもう少し丹念に書いていきたいなと思います。毎日見るようにはしているのですが、ブログには以前のように反映できてないのはもどかしいですが。まあ、仕事をやめたらたまってるレビューはずいずいとしていきたいものです。

 

ということで、

※2015年当時に、新作レンタルされていたものが中心です。
※個人の見解が大いに含まれています。
※厳密にはホラーじゃないものも混じってますが、まあ、ジャンルなんてあってないようなもの。私がホラーだなあと思ったからホラーということになっています。
※画像はだいたいallcinema様からお借りしております。

あと、2014年のランキングと何かダブってたらすみません。それだけいい映画と思ってくださいませ。

※自分のメモをもとにしているので、タイトルに「・」がはいっているはずなのになかったり、ないはずなのに入っているかもしれない。ごめんなさい。もう、これ書くのに6時間くらいかかったから疲れたので確認を放棄しちゃった……。

 

【番外編】
旧作だけどよかった映画。


「セルラーシンドローム」
携帯電話にまつわるアジアンホラー。日本の漫画が出てきた記憶があるのですが、怖い以上に衝撃的な展開が多すぎる映画。ちょいおバカ映画が好きな人はぜひ。
「誕生日はもう来ない」
カルト名作。お誕生会に死体が並ぶという、ドロンパ・星飛雄馬顔負けの恐ろしい誕生会が開催されます。
「ニア・ダーク」
吸血鬼映画。カッコイイ!吸血鬼の仲間入りをしてしまった青年が、そこから脱出する映画。吸血鬼映画は耽美な印象ですが、ちょっとパンクな感じの吸血鬼映画はいいですよね。
「アーバンエクスプローラー」
地下遺跡を探検するお話。モンスターが出てきた~とか極限状態でサバイバルして殺し合いに~とかいう映画かと思いきや、マジキチおじさんに襲撃されるお話でした。とにかくグロ。
「パラサイトバイディング」
謎の生命体に若者たちが襲われるのですが、それが植物の蔓の形をしているのが面白い。未開の地の禁忌を破ったことで愚かな若者たちがヒドイ目に遭うという話ですが、こういう見た目の映画大好き。ビジュアルがいい映画です。
「サブウェイNY」
地下鉄の線路を彷徨っていたら、廃駅に住む怪しい人々が……!?という感じのお話。地下鉄映画はいいですね。日本でも「オトシモノ」というホラー映画もありますが、もっとあっていいと思うなあ。
「デフロスト」
感染映画。とにかくグロ!北極クマだったかな?が感染してグチョグチョになっているのはとにかく見た目にグロテスク。しかも、研究員だけでなくある学者の娘まで巻き込まれるのですが……父親がまぁエグイというのもこの映画が好きなポイント。


などなど。店頭レンタルではあまりない並びですが(私はディスカスで借りたものが多いです)、ホラー好きの人にはけっこう勧めたいなあという作品ばかりです。


では、ここからは年間ランキングです!ちなみに、順位にはほとんど意味はないです。

※読みにくい部分訂正&ちょっと追記しました(1/14)

 

 

 


【第30位】「呪い襲い殺す」

若者向けホラー。「ウィジャボード」にまつわる映画なので、オカルト風味なのはもちろんなのですが、冒頭から首吊り自殺死体がダラーン!と登場したり、意外なストーリー展開があったりとショッキングなビジュアルも多いです。
でも、一番好きなのはタイトルなんです。

 

 

 


【第29位】「刺さった男」

ブラックコメディ。失職中の男性が鉄筋の上におっこってしまうのですが、そこに群がるマスコミたちを風刺した内容になっています。コメディ要素も多く、事故現場にスポンサーになった企業のモノが持ち込まれてCM状態になったりするところはたしかにクスリとさせられるのですが、ラストは家族の絆を感じさせます。
ホラー的な展開はないのですが、とにかく痛そう。「世にも奇妙な物語」が好きな人にはおすすめできるかも。

 

 

 


【第28位】「スカラムルディの魔女」

ちょっと変わった魔女映画。子連れ強盗と人食い魔女の対決というコメディ。とにかく、ラスト間際がムチャクチャな展開になります。
おすすめはビジュアルです。印象は野暮ったい「ダーク・シャドウ」という感じ。ただ、全体的にカビ臭い感じで、それが画面から漂ってきそうなのがいい。好き嫌いはあるかもしれませんが、少し変わった映画で元気になりたい時に。

 

 

 


【第27位】「パージ」シリーズ

見る前まではすっごく期待していた「パージ」シリーズ。1年のうち1日だけどんな犯罪をしてもいい日が存在する近未来のアメリカを舞台に、1では家に閉じこもる富裕家族VSキチ高校生たち、2では路地裏をひたすら逃げる貧乏一家VS軍隊という構図で展開。途中で富裕層が人間狩りゲームを楽しんでいるところに巻き込まれたりと、まぁこの手の映画のあるあるを盛り込んでいる感じです。
そこが少し鼻についたというか……ホラー映画の「人間関係あるある」と「怖い展開あるある」を詰め込まれていて、ツボは突かれるのですがそこにホラー映画への愛は感じないのであります。マイケル・ベイのホラー映画って、ホラー映画ファンに愛とかリスペクトがないような気がする。いや、あるのかもしれないけど、他の監督と比べると薄いのか?方向性が違うのか?おっちゃんノリなのか?

 

 

 


【第26位】「人肉レストラン」


名前の通り、人肉を食べるレストランを訪れたグルメ記者のお話。
キチコックの演技は一見の価値ありです。飽食を風刺しているだけでなく、見た目にもゴアなシーンはたっぷり。スペイン美女のおちちも見られます。

 

 

 

 


【第25位】「シアターナイトメア」

ロバート・イングランドが老映写技師を演じています。映画館にいるカップルをうまく操り続け、全てを自分の意のままに動かすサイコパスぶりは必見!おじいちゃんがポップコーン売り場でいじめられているシーンも泣けます。

 

 

 

 


【第24位】「カニバル」

「人肉レストラン」とは別に、しっとりとしたカニバリズム映画。几帳面な殺人鬼が丁寧にターゲットの解体を行い、それを冷凍。日々こっそりと食べているのですが、自分が手にかけた女性の双子の姉(ややこしいけど被害者の姉ってこと)が彼の目の前に姿を現し、2人は惹かれていくという内容。
狂った村人たちがやってきた人間を引き裂いて食べるゼ!系の責めのカニバリズム映画も好きですが、ネガティブで湿度の高い大人のカニバリズム映画(自分で書いてて何言ってんだと思った)も好き。人肉食べを肯定しているわけではないのですが、そこに至ったキャラの気持ちや環境というものをねちねち考えるのが好き。

 

 

 

 


【第23位】「人狼村」

オオカミ人間コメディ。ある小説家が人狼村に立ち入り、巻き込まれていく騒動を描いています。
閉鎖的な村ホラーが好きなのでつい入れてしまいました。ゲラゲラ笑えるホラーではありませんが、ホラー好きならば面白いと思えるのではないかと思っています。個人的にタイトル見ると「おむすび山」を食べたくなる。響き、あんま似てないけど。

 

 

 

 


【第22位】「ロスト・ボディ」

死体の消失、資産家の妻の殺人を計画する夫など、昼メロとサスペンスをミックスしたようなお話。ラストが衝撃的。
クソ夫を待ち受ける衝撃の結末とは?良質なサスペンスだと思います。

 

 

 

 


【第21位】「スリーピングタイト」

とにかく、最初から最後までストーカー話。マンションの管理人が、住人の女性にひっそりとストーキングをしており、こっそり部屋に忍び込んで女性を昏睡状態にしてはエッチなことを繰り返し……という内容です。しかし途中から、追い詰められたり見つかりそうになったりする主人公に多少なりとも感情移入してハラハラしてしまい、自分の感情の危うさに気付かされる。
「REC/レック」の監督作品です。非常にムカムカするお話ですので、ねちっこい映画好きな人に。ラストは吐きそうになるほど気色悪いよ。

 

 

 

 


【第20位】「オオカミは嘘をつく」

「全員悪人」としか言えない映画。少女誘拐事件の犯人とは?被害者の親が容疑者を拷問して真相を導こうとするが、徐々にそれがエスカレートしていき……!?
イスラエル映画としても意欲作なのではないでしょうか。この監督には注目しているので、もっと活躍してほしい。監督デビュー作の「ザ・マッドネス 狂乱の森」は超カルトな内容ですので、お好きな人はぜひ。

 

 

 

 


【第19位】「嘆きのピエタ」

大好きなキム・ギトク監督の作品。韓国映画はホラー映画以外あんまり見ないのですが、この監督の作品だけはずっと追いかけています。過激なやり方で借金を取り立ててきた男と、突然現れた彼の産みの親を名乗る女。最初は女を拒否する男ですが、徐々に彼女の愛にほだされていき……だが、恐ろしい展開が男を襲う……!
ラストまですべてがむなしく、汚く、それでいて美しい。バッドエンドのようでもあり、グッドエンドのようにも見える。たぶん、未見の方には想像以上にハードな映画ですが、それだけにおすすめできる映画。私は泣いた。

 

 

 

 


【第18位】「整形外科医」


韓国映画のサイコパスは、日本映画のサイコパスとキレが違う。「クリーパー」の香川さんの演技は秀逸でしたが、この「整形外科医」の主演俳優、キム・チャンワンさんの演技にも本当に“心”がない。すごい演技がうまい。
妻の浮気で狂っていく男……という感じの話なのですが、それはきっかけであり、その狂気はずっと彼の心の奥底でくすぶっていたのだと思わせられる。最近は韓国でのホラー映画はあまり輸入されていないのか、公開されていないのかはわかりませんが数が少なくなって寂しい。その代わり、香港とかインドネシア、タイが元気ですね。

 

 

 


【第17位】「ボーグマン」

金持ちの家の“心の隙間”に忍び込み、家を乗っ取ってしまう謎の男の話。家の敷地内に少しずつ作られていく池が、まるで人間関係のほころびの象徴のようにも思えます。ラストは想定内ですが、じわじわと家が侵食されていくさまは快感。また、主人公の嫁がアホなんだよなあ。

 

 

 

 


【第16位】「ババドッグ」

夫が死に、必死で子供を育てているシングルマザー。しかし子供は障害児?(すぐ他の子に暴力を振るったり、キーキー叫んだりしてしまう)で、いつもボロボロ。周囲の人には気を使われつつ蔑まれており、とにかく限界の母親描写が胸に刺さる。
そして、謎の魔物が出てくるのですがそれが本物なのか?母親の頭がおかしいのではないか?と、見ているこちらも不安になるほどストーリーが錯綜。悪魔と戦う母子の映画は多いですが、このようなラストの作品はあまり知らないです。見ているこちらもライトに狂う感じ、すり減らされる感じがたまらない。

 

 

 

 


【第15位】「マッドナース」

もう少し低くても良かったけど、セクシーだったので。単純に言えばサイコパスの女の話なのですが、もうひとりの主人公の看護師とレズ展開があったり、濡れ場の多いホラーでもあります。しかしあまり下品でもなく(話自体はあまり上品ではありませんが、あくまでヌードがキレイ、ということ)、めちゃくちゃ安っぽくもなく(Z級ホラーのおっぱいはひっどいぞ)、ホラーのエロとしてはちょうどいい、という感じ。主人公がナースの制服をエロく着崩しすぎだったのは逆に面白かったです。

 

 

 

 


【第14位】「ジェサベル」

死んだ母と高圧的な父、残された謎のビデオテープ、車イス生活を余儀なくされる主人公、家の裏にある謎めいた池、そこで行われたらしい謎の儀式とブードゥ教など、とにかくいろんな要素が入っています。
主人公と惹かれ合う元カレには、既に新しいパートナーがいて……このギクシャク感もたまらない。ラストはいかにもではありますが、怖いです。王道のラストもたまにはいいですよね。唐突にブードゥ教をブチこんできたのはムリヤリ感があって好き。

 

 

 

 


【第13位】「ホラー・シネマ・パラダイス」

ジョン・ウォーターズ監督が絶賛したというのも頷ける殺人鬼映画。映画館のスタッフが全員キチガイで(主人公が集めたよりすぐりのキチ)、本人たちがスナッフ映画を製作したら大評判に!しかし、それがさらなる惨劇のきっかけとなり……!
基本的におバカ映画なのですが、内容を見る限り、ホラー映画を好きなスタッフなんだろうな~という感じで好感度が高い。アホなホラーを見たい時にはおすすめな気がします。

 

 

 

 


【第12位】「殺人ワークショップ」

白石監督の作品。誰かを殺したい人たちが集まり、殺人術ワークショップを受けるという展開。次々と脱落していく者たち、生き残る者たち。彼らは無事に、人を殺せるのだろうか?
低予算映画なのですが、それでもこれだけ濃密に気が狂った映画が作れるんだという証明になる気がする。宇野祥平さんが好きな人はもう見てるでしょうが、未見の方はぜひ。主題歌が秀逸ですので、最後まできちんとご覧ください。

 

 

 


【第11位】「ライフ・アフター・ベス」

2015~2016年は小規模のゾンビ映画が急激に増えた印象ですが、そのなかでも目立っていた作品。彼女のベスが死んでしまったが、ゾンビとして蘇ってきた!だが、だんだんとおかしくなる彼女、蘇り続ける人々がある日混乱を起こして……!?
今までにないゾンビ映画(主人公とベスの性交渉が描かれたり)ではありますが、ゾンビ映画としてのオリジナルの魅力はやや薄めかも。あと、この映画の描く恋愛はちょっぴり薄っぺらいです。ただ、それを補ってあまりあるデハーンくんの繊細な演技がたまりません。
オシャレゾンビ映画には、とにかく傷付いているネガティブ青年が似合う。
ゾンビ映画ビギナーには勧められるけど、男性マニアに勧めたら殺されそうな気もする映画。甘ったるい感じがある恋愛ゾンビ映画って、男性は許せるのでしょうか?

 

 

 


【第10位】「ホーンズ」

アジャ監督が描く、悪魔に魅入られた青年のお話。一緒にいる相手が嘘をつけなくなる能力を武器に、死んだ恋人を殺した人間を捜していきます。原作はキングの息子。こんな面白い話書けるんだな……。

ビジュアルが夢のようにキレイ。この映画についてはひたすら褒め続けています。これからも褒め続けます。前半は女の子好みかもしれませんが、ラストがトンデモネーことになるのも好き。

 

 

 

 


【第9位】「オキュラス 怨霊鏡」


鏡を扱ったホラーはいくつかありますが、久しぶりに真っ向からそれを描いた映画。呪われた鏡に家族を崩壊させられ、父が狂い母も犠牲になり……人間と鏡が出し抜き合い、水面下でぶつかります。
家族のシーンがとにかくゾワゾワしますし、リンゴだと思って電球を齧る名シーンだけでもお腹を下しそうになります。あまり重たいホラーではありませんので、さらっと見てもいいかも。後味はあまりよくありませんが。

 

 

 

 


【第8位】「ミック・テイラー 史上最強の追跡者」

「ウルフ・クリーク」の続編。とにかくしつこい殺人鬼おじさんの話です。もう、フィジカルもメンタルも強すぎてとにかく怖い。ヒッチハイカーや旅をしている若者をしつこく追いかける映画はいろいろありますが、その中でも最大の執着度。サディストで拷問好きでストーカーで、しかしながら明るいガハハ系殺人鬼なので、バトルを見守るのもまだ楽しい。
未見の方は「ウルフ・クリーク」とセットでご覧になることをおすすめします。ただし、私個人の意見ですが「ヒルズ・ハブ・アイズ」と同じくらいには胸糞悪いのでご注意を!

 

 

 

 


【第7位】「ゴーンガール」

やっぱりフィンチャー監督の作品には打ちのめされる。失踪した妻、そしてその殺人事件の容疑者にされてしまう夫の話。夫だけでなく妻目線のエピソードが充実しており、2015年の「ベスト・オブ・ホラー妻」の栄冠に授けたいほどに素晴らしい映画。
皆さんもご存知でしょうが、映像もキレイ、話も面白い、俳優と女優もパーフェクトにハマっている。映画館で見た人がうらやましい!名画座をやりたくなるよ。あたしゃ。ホラー映画とサスペンスをたらたら流す名画座、いつか開きたいものです。

 

 

 


【第6位】「絶叫のオペラ座へようこそ」

歌舞伎をフューチャーしたミュージカルを練習する若者たちが殺人に巻き込まれる映画。
「ミュージカルをやりたい人って恥ずかしくないのかな?」というイジワルな疑問を真っ向からぶつけつつ、ちょっとバカにしていじりながらも、本気になれるものがある人っていいわよねとリスペクトしている印象。しかし、歌舞伎メイクでミュージカルをしている時点で散々なのであります。中国と日本がごっちゃになってるし。
こんなバカ映画はなかなかないですが、主演の女の子のかわいさだけは群を抜いています。

 

 

 

 


【第5位】「インド・オブ・ザ・デッド」


ボリウッドでゾンビ映画を作ったら?的な話かと思いきや、わりと正統派のゾンビ映画。ドラッグを原因に蔓延する奇妙な感染(なので正確にはゾンビじゃないという指摘もあるかもしれない)と、それに巻き込まれたおバカトリオのお話。
ほんっとーに、ホラー映画のなかでも久しぶりのド直球のかわいいおバカたちなので、見ていて楽しいゾンビコメディです。あと、ゾンビメイクが異様に気合入っていた印象。ドラッグ中毒の白人ゾンビがいっぱい出てきたのもお国柄で面白かった。

 

 

 

 

 


【第4位】「クラウン」

イーライ・ロスが製作に関わったピエロ映画。オカルトなのかな?
あるピエロの衣装を身に着けたせいで、どんどん体がピエロ化し、精神も蝕まれていく男の話。肌が白く、髪はチリチリのユニークな髪型になるだけならまだしも、明らかに奇形となっていき、しかも知らない子どもを食べてしまう(!)という展開にドギモを抜かれない人がいるだろうか!しかもこの人、たしかにちょっぴり悪いことはしましたが、そこまでのルール破りはしていないのに、どんどんと狂っていかざるを得なくなるのです。ピエロが怖い人に見せたらショック死する自信がある。ご視聴は計画的に!

 

 

 

 


【第3位】「地下に潜む怪人」

このランキングのなかでは、唯一のPOV映画かも?
地下にある秘密のカタコンベに入り、遺跡調査を行うある若者たち。だが、そこには恐ろしい仕掛けが隠されていて……!
アイデアがとにかく面白いし、POVならではのザラザラした画質に映し出される迷える若者たちの姿はとにかく怖い!怖い!怖いのであります!!
この映画の設定はとにかく変わっていて、いろんなアイデアを惜しげもなく詰め込んでいる感じがします。贅沢に恐怖をじゃばじゃば浴びるように味わえます。

 

 

 


【第2位】「レッドファミリー」

迷ったけどこれを入れます。「現実怖い」系映画ですね。
脱北者を捜して制裁する仕事をしている4人。普段は家族として偽装して暮らしているけれど、本当はそれぞれ祖国に別の家族がおり、彼らを人質にとられているような状態で脱北者を殺し続けなければいけないというシチュエーションがとにかく怖いし、悲しい。赤ちゃんですら殺さなければいけない仕事― これを仕事といっていいのかわかりませんが……。
ラストでボロ泣きしたのはいい思い出です。そういえばこの映画もキム・ギドク監督が関わってます。

 

 

 

 


【第1位】「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」

自分のなかでも、これが1位だという理由がうまくつかないのですが、「他の誰が作ろうとしても、決して作れなかった映画」だからかな。ビジュアルも完璧でポップで美しく、キャラクターはおバカで愛らしい。ストーリーも面白いし、設定は今までに絶対に見たことがないもの。あと、ホラーが好きじゃない人に勧めて「面白かった!」と言ってもらえた映画だからかもしれません。

 

 

書いた後に気が付いたけど、「私は生きていける」と「リアル鬼ごっこ」入れ忘れた。

 

 

突然イギリスに戦争が起こり、それに巻き込まれるアメリカ人少女の話。恋仲にあったいとこと引き裂かれ、生き延びるために脱走して……YA小説が下敷きらしいですが、主要人物を演じる子供たちの死体がゴロゴロ出てくるので悲しい気持ちになりました。

 

前半の30分だけでも映画館でお金を払う価値があると思う。冒頭とラストは飛び抜けて好き。

監督が出したい人と、無理やり出てるっぽい人がいるのかいないのかはわかりませんが、カッコイイ!と思う女優さんと、そうでない人との落差が激しい映画のような気がする……女優さんは大変だなあ。なんかモゴモゴした感じになってごめんだよ。

 

 

毎年、書いた後に自分でもなにかちがうな~と思うのですが、面倒くさいからこのままでいいや。2016年も近日中にアップできたらいいですね。