倉敷出身のピアニスト・松本和将さんのリサイタルに行ってきました。
プログラムは、ベートーヴェンの四大ピアノソナタ「悲愴」「月光」「ワルトシュタイン」「熱情」でした。豪華!!
松本さんのリサイタルはルネスホールで聴くことが多いので、会場とピアノが違うと、ずいぶん音の聞こえ方が違って、最初はピアノの音に驚いたのですが、いつの間にか、松本さんの音の渦の中に巻き込まれていました。
演奏する松本さんを見て聞いて私は思いましたよ。
人じゃない...
複数の演奏家の生演奏を聴いて見てきたのですが、「人じゃない...」と思ったのは初めてです。
それぐらい音の渦と重厚感があるんです。
私は途中、不安になりました。別の世界に迷い込んだのではないかと。
それぐらい異次元だったんです。
最後の方は、「お願いだから、私を引きずりこまないで。この後も仕事があるの!」と、謎の呪文(?)を心の中で唱えていました。
リサイタルが終わると、無事に現世(?)に戻ってくることができ、無事に次の仕事に行くことができました。
松本さんのリサイタル、パラレルワールドすぎる!!!
次の児島でのプログラムは、オール・ショパンですって。
ショパンもパラレルワールドで恐怖を感じてしまうのでしょうか(それぐらい松本さんの演奏がすごいんです!)。
その前に、ルネスでトリオ・コンサートがあります。
こちらは、なんとなく落ち着いて聞けそうなプログラムです。
でも、上里はな子さんも向井航さんも、パラレルワールドの案内人でないとは言い切れないので、気を引き締めようと思います。
松本和将さん、4/30(火)Fresh Morning OKAYAMA「音楽の扉」に電話出演予定です。お楽しみに♪