由佳の本棚、今月は、
東日本大震災を題材にした絵本を
3冊ご紹介しました。
さくら 原発被災地にのこされた犬たち
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馬場国敏 作、江頭路子 絵
「さくら 原発被災地にのこされた犬たち」
金の星社
おじいさんとヤマガラ―3月11日のあとで
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鈴木まもる作・絵
「おじいさんとヤマガラ 3月11日のあとで」
小学館
ハナミズキのみち
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淺沼ミキ子 著、黒井健 絵
「ハナミズキのみち」金の星社
「さくら」は、何度読んでも号泣でした。
本を読んだだけの私がこうなのだから、
動物と離れ離れになったまま、
避難生活を余儀なくされているみなさんは、
どれほど心を引き裂かれる思いなのかと、
想像すると、また涙が浮かびます。
絵本は、どれも多くは語りません。
でもその分、想像する余白のようなものがあって、
それこそが大切だと、私に教えてくれました。
震災がどれほど恐ろしいものだったのか、
どれだけの家族を離れ離れにしたのか、
豊かな自然をどれだけ壊したのか、
そして、どれだけ多くの人が、
今も苦しんでいるのか・・・・。
少しずつ笑顔の回数や時間が増えることを、
心から祈っています。