「微笑みながら消えていく」 銀色夏生 角川書店 より
「小さな散歩」
僕たちはいつも忙しくて苦しいから
小さな散歩が必要だよ
特に君は望むもののために今をすごしていないのだから
心よりも体が 体よりも心がまいってしまうよ
僕は君を抱きしめて全てを変革したいけど
それは君が望まない限り不可能だから
せめて小さな散歩を提案する
君が本当に望むもののために笑って
本当に必要なもののために泣いて
本当に大切なもののためにおこることが
できるようになればいいと思うけど
そこはとてもとても遠いように見えたんだ
どうしてそうなっちゃったのか僕にはわからないけど
それから そんなことよけいなお世話だと言うかもしれないけど
君をしあわせにしてあげたいと思ってしまったんだ
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最後の一連が銀色さんらしいな、と思いました。
>君が本当に望むもののために笑って
>本当に必要なもののために泣いて
>本当に大切なもののためにおこることが
>できるようになればいいと思うけど
そうなれればいいな。
私も。
あなたも。
