SRCB国分寺 助成金セミナー | 新労社 おりおりの記

SRCB国分寺 助成金セミナー

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SRCB(社労士のためのコンサルティング勉強会)で、厚労省と東京都の助成金“比較”セミナーを行わせていただきました。この内容は去年別なところでやらせていただいたことはあるのですが、今年度は初めてです。

 

ここの講師をするのは初めてではないですが、このSRCBを主宰するドリームサポート社会保険労務士事務所のオフィスは3年ぶりで、セミナールームのほか、講師控室までできていました。

 

東京という地域については、雇用関係の助成金は、厚労省のほかに、似たようなものもあって、どれにするか迷うものなのです。東京都は地方自治体の1つでも、インドネシアやオランダ、トルコなどの国家に匹敵する予算規模。世界的金持ち国家日本に、互角に対抗できる助成金が多々あるのです。その選択コンサルについて話させていただきました。

 

厚労省は実務はややクールですが、現場の裁量などは結構あるのに対し、東京都は細目まで定められていて、職員はしかし、けっこう“人情深い”話をすることが多いのです。まずは厚労省の助成金をジャンル別に列挙し、その後、東京都の対応すべき助成金から話が進みます。

 

その後、1対1でおすすめの助成金の要件や額、総合して似たような助成金を列挙していきます。金額や要件など、どこで比較するか、というところも述べます。対立する助成金ばかりでなく、厚労省を受けた上での上乗せ、また別に関係はしないが、併給できるものなど、様々です。

 

しかしいかがでしょうね。こういうコンサルをしても上乗せのもの以外は、金額やラクかどうかというのは、会社によって違います。要件や金額で選択するのが手っ取り早いのですが、そこは受給する会社の手間、また代行する社労士事務所の負担など、考えることは山ほどあります。

 

そうやって考えているうちに次の年度が来たり、助成金自体が売り切れたりして、選択の余地がなくなることも多いのです。10組以上の助成金を説明しましたが、東京都を選ぼうと、厚生労働省を選ぼうと、主軸をおカネか収支か、はたまた会社の福利の増進への効果か、何を狙うかで選択が決まってくるような気がします。