日本潜水艦、活躍列伝
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第2次大戦中の日本の潜水艦は、性能はよかったものの、大型過ぎるのと、隠密性に欠けるため、戦後は散々な言われようでした。しかし、相手をうならせるような効果的な戦果を挙げた例も数多くあるのです。9月15日は下記のワスプ撃沈70周年です。
アメリカ空母は、戦争開始1カ年、非常に数が少なく、日本空母の方が優勢だったのです。それに拍車をかける形で、地中海で活躍し、太平洋に転用した空母ワスプを、ものの見事に撃沈したのです。良い時期に、効果的な戦果を挙げた、日本潜水艦一押しの戦果です。
ミッドウェー海戦で、唯一気を吐いたのがこの戦果です。日本の空母飛行隊が航行不能状態にした空母ヨークタウンを、辛抱強い追跡の末、とどめを刺したのです。これがなかったら、ヨークタウンはハワイに帰り、復帰したかもしれません。
(ヨークタウンを撃沈したイ68)
戦争末期アメリカの対潜兵器の発達により、日本潜水艦は撃沈される一方でした。終戦も間近いこの時期、アメリカの対潜水艦対策は、完璧といえる状況に成長しました。しかしその中で単独航行のこの大艦を撃沈する戦果を挙げたのです。映画「ジョーズ」の題材にもなりました。
(インディアナポリスを撃沈したイ58と同形のイ56)
潜水艦に飛行機を積んで、偵察や爆撃に使うのを実用化したのは、日本だけです。その中で最大の成果でしょう。焼いたのは森林の一部だけでしたが、その心理的効果は相当なものがありました。他に潜水艦自体によるアメリカ本土砲撃も何度かあります。
(アメリカ空襲に成功したイ25と同形のイ15)
日本とドイツは同盟国でしたが、地理的にかけ離れていました。そこで「深海の使者」の派遣となったのです。5回派遣して3回は帰還しましたが、地球を4分の3周する、しかもそれを往復する気の遠くなるような距離を行き、敵の攻撃や嵐に耐えて進んで行ったのです。
(ドイツー日本往復に成功したイ8)
今日、原子力空母などよりも、世界で一番強い軍艦は原子力潜水艦だとも言われています。最近はイージス艦の方が強いともいいますが。
潜水艦はやはり隠密裏に行動できるというコトがキモでしょう。この当時はまだまだ潜水艦というよりは、可潜艦(あまり長く潜れない)だったのですが、大戦果を挙げた先達の戦果に敬意を表するとともに、海の底に沈んだ潜水艦乗りの将兵の冥福を心から祈ります。