日本名犬列伝
当ブログをご訪問頂き、ありがとうございます。
○ 3訂版、「すぐにもらえる!雇用関係助成金 申請・手続マニュアル」の内容はこちら 。
○ 弊事務所の人事制度改定の方法はこちら
○ 助成金の無料診断はこちら
○ メルマガ「新労社が贈る、人事のツボ!」はこちら
====================================================
世の中いろいろな犬がいますが、歴史に名を残すか、その行動を記されるか、マスコミに紹介されるような犬も多々います。そんな犬を新旧問わず集めてみました。上写真は関係ない、今夏のうちの実家の犬どもです(笑)
1、忠犬ハチ公
ご存じ東京で一番知られ、バスの名前 にまで用いられています。主人と共に暮らしたのは昭和初期の1年ちょっと。その後は粗末に扱われていたのですが、晩年新聞の投書で有名になり、生前銅像まで造られました。
2、忠犬タマ公
ハチ公と同じ頃の話、雪国新潟の犬です。自分のケガも省みず、2度にわたって主人を雪崩から救い、町の英雄になりました。新潟に銅像があります。
南極に置き去りにされた犬ぞり用の犬のうち、生き残った2頭です。映画にもなり、ジロは再度行った南極で死にましたが、タロは任務を果たして故郷へ帰り、人間でいうと90歳まで長生きしました。
4、鰺ヶ沢のわさお
これは“現代犬”ブサかわ犬というコトで映画にもなり、町から特別住民票も交付され、世界遺産白神山地の番犬にまでなりました。映画には本犬自身が出演しています。
タレント犬で、本名は「カイくん 」。一番テレビに出ている犬でしょう。声役が北大路欣也で、役名は白戸次郎です。曾祖父もタレント犬だったようで、演技の不得意なところは妹がやるんだそうです。
6、警察犬 きな子
ズッコケ見習い警察犬として有名になりました。映画化されイベント犬としても声がかかるようになる中、何度も落ちた警察犬試験に昨年ついに合格しました。映画は代役が出ています。
7、西郷どんの犬、ツン
明治初期、西郷隆盛と鹿児島で一緒に猟をした犬です。隆盛からうな丼をもらったりして、すっかり太りました。西南戦争が大詰めの時に、隆盛から逃げろと言われ、2頭のうち1頭はついに西郷家に帰り着いたらしいです。
8、盲導犬サーブ
30年ほど前、交通事故から主人を救い、前足を切断しました。この事故をきっかけに盲導犬にも自賠責保険が支払われるようになりました。名古屋駅前に像があります。 13年前の「盲導犬クイール 」も映画化されました。
9、「安倍一族」の犬
森鴎外の小説で、江戸時代初期、亡くなった殿様の愛犬を飼っていた世話係とともに「殉死」した犬です。ウソかホントか、おぬしも死ぬか?と言われて、一声鳴いて尾を振ったのだそうです。
10、植村直己の犬 アンナ
探検家、植村直己の犬ソリのリーダー犬で、マネジメント力があり、どの犬ともケンカせずよくまとめました。過酷な環境に犬たちが暴れて逃げ散ってしまった時も、彼らをまとめて戻ってきました。
それにしても犬とは、戦争から南極、北の果てまで人間社会に深く関わっているものです。外国にも、物語になった名犬ラッシー や、シートン動物記の名犬ビンゴ エスキモー犬 バルト―などがいますが、日本も負けずに個性的です。
名犬かどうかの基準は、人間社会との関わりの度合いにかかっています。今の「名犬」は、非常な努力が賞されるのではなく、非凡な容姿や態度に依るようです。
人間を助けるか、その意思に同意するのが良い犬、という評価から、犬そのものの愛らしさに焦点が移ってきているようです。犬にとっても個性が認められる平和な時代になったのでしょう。
何にしても、ウチの犬のような食べる時だけ忠犬の、強いものが来たら主人を立てて逃げ、主人にかみつくような「個犬主義」的な犬は、名犬になれないようです(苦笑)