内田光子 ピアノ・リサイタル | 茶とんびのブログ

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大好きなSchubert ピアノ・ソナタ 第21番 変ロ長調 D.960を生で聴ける!!

しかも ずっとCDで聴いてきたスーパー有名ピアニストの演奏を 生で って 信じられない・・・


 

兵庫県立芸術文化センター大ホールにドキドキしながら行ってきました。

10月は煩悩一色でしたが 11月は芸術の月、 そのスタートから心拍が止まるかと思うような素晴らしい演奏を聴くことができました 本当にありがたいことです。

 

配布されたパンフによると この度の演奏会はシューベルトのピアノ創作が集中した年代から1作づつを選び 天才の創作を凝集した旅のようにめぐっていく、とあります。

前半で演奏されたのは第4番 イ短調 D.537   第15番 ハ長調 D.840

若いころ シューベルトのピアノソナタは全曲聴きましたが 初期のころの作品を聴いていると 部分的に琴線に触れて あ~いいな~と思うもののなんか途中で集中力が途切れ眠っていました。 そうこうするうちに 1921番 特に212019ばかりを聴くようになり 最近は2021といった感じです。

この度は内田さんのシューベルト探求の演奏会であり 415番はわたくしのような素人さんには“エンターテイメント”としては地味な楽曲、 しかし瞬間瞬間の演奏に合わせその世界を旅できました。

好き嫌いだけで音楽を聴く詰めの甘~い己を反省しつつ 聴くだけでなく演奏出来たら・・ そして演奏するために苦労してさらに追及すれは もっと深くて広い世界を旅できるのだろうな・・と パチパチパチと拍手

 

・・・が!

後半 いよいよ21番が始まりました。

一転

美しい出だしからこの広いホールに21番の世界がいきなり展開され 音楽による空間支配とでもいうのだろうか? 優しく寂しく苦しく美しい緊迫しながらも落ち着いた いやどっしり落ち着いているけど緊迫した 簡単な言葉を並べくっつけるほか術がないのか悲しいですが 圧倒され“うわ~”な鑑賞体験でした。

1楽章は涙腺からの分泌が惹起され無意識に上体やや前のめり 2楽章は 糸が・・切れる~な緊張感に左手無意識に胸を抑える 息が止まるかと思い心拍を確認しました(が不整脈は出ていませんでした)。 苦しいのだけれど12楽章を聴いている間は内向世界を旅することができ 内田さんの演奏によりさらに広く深い場所に誘われ “私が一番来たい所に来れた、または戻って来れた~” なんとなくそう思ってしまうのです。 3楽章でやっと緊張が解かれ あとは胸に響く美しく強い演奏に身を任せるのみ!!

素晴らしい 素晴らしい 素晴らしい!!  内田さん ありがとうございます!!!

 

 

それにしても 15番と21番のあまりの“すさまじさ”の違いに 大阪のおばちゃんとしては 「シューベルトさん この間にあんた何があったん!!どないして生きてはったん?!」と素朴で無知な質問をして本人の口から答えを聞いてみたくなります。