「(1)xとyの関係を式に表しなさい」、

この問題の核になる考えは、

「算数の数式は極めて限定的で、数式をいろいろな言葉で言い換えているだけ」。


 この記事の続きです↓

 この観点から、問題をもう一度最初から考え直してみましょう。

 

 底辺が24cmの、三角形の高さをxcm、面積をyc㎡として、次の問に答えなさい。

 

 広島の家庭学習研究社の5年生にこれと同じ問題を出たら、最上位の一握りをのぞき、「わらない」と言います。

 xとyで式を組み立てる練習をしていないからです。

 小学生はこちらが想定する以上に応用力がありません。習ったことしかできないのです(くもんが計算しか教えたないのもこれが原因。わからないと説明しないといけないので先に進めない)。

 が、SAPIXの5年生は偏差値40台でもこれができる。実は、xやyを使った式の組み立てを授業で習ってことがあるかどうか、本人に確認するのを忘れたのですが、もし、これまで授業でならったことがなく初めてみて式の組み立てができたとしたら、自分で考える力がそれなりについていることになります。

 

 ともあれ、y=24×x÷2 という解答です。

 

 

 底辺が24cmの、三角形の高さをxcm、面積をyc㎡として、次の問に答えなさい。

 

 このお子さんは、これを見て「三角形の面積を求める式」を組み立てた。これは当然の成り行きでしょう。

 ただ、どこにも「面積を求める式」と書かれてはいない。問題には「xとyの関係を求める式」と書かかれています。

 僕自身は「ああ、なるほど、このあと、式をグラフ化する?」と予測しました。で、次のページが気になり、確認しました。

 やはり、次のページはグラフでした。

 なるほど、この構成なら悪くない。教材制作者の狙いも見えてきます。

 しかし、……。(以下、続く

 

 

今日のつぶやき

 夏期講習のリピートですが、大好評です。あちこちから情報が集まってきます。さすが、1学年7500人の巨大塾。集まってくる情報の量がケタ外れです。

 

 で、再確認できたこと。

 授業で事前説明はなし。説明なしでいきなり問題を解かせる。また、「y=24×x÷2」のページを飛ばし、いきなり、グラフに入るクラスもあるとか。どうせ、丸暗記させるのだから、理屈は必要なし。「暗記しろ」というわけですね。

 

 教材制作者に戦略はあるけど、現場の教師が理解できてない?

 

 さらに、入念な聞き込みが必要です。

 何度も繰り返しますが、重要なのはお子さんから話を聞くことです。徹底的に聞く。お子さんがどういう授業を受け、どう考え、どこでつまずいているか、あぶり出すことです。

 幼稚園の先生のようにやさしく、そして、知能犯を追い込む検事のようにしつこく聞く。すべては話を聞くことから始まります。

 

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 オンライン学習会は水曜日と日曜日です。 

 水曜8時は算数の勉強会。日曜日は、4時から算数、4時45分から英会話のミーティングです。 

 北海道から沖縄まで全国各地の、あらあゆる塾に通う中学受験生がオンラインで集まって勉強します。海外からの参加者もいます。

 年齢は幼稚園から小6まで。塾に通わない普通のお子さんも、全国トップクラスもいっしょに勉強します。

 もちろん、SAPIX(サピックス)も四谷大塚も日能研も、広島の家庭学習研究社に通うお子さんも多数います。最近は算数オリンピック参加者が増えています。

 

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