大切なのは話を徹底的に聞くことです。
教えるのは話を徹底的に聞いた後、いや、話を徹底的に聞けば自問自答が始まり、その過程で頭の中が整理され、何も教えなくても理解できることがほとんどです。
SAPIX5年組分けテスト【2】(1)7月4日
話を聞く。
具体的にそのやり取りを再現してみましょう。
まず、授業でどういうふうに習ったかを細かく聞きます。
先生ごとに教え方が違うのか、指導マニュアルに従って教えるのかも確認。複数のお子さんに同じ質問をすることで、他の校舎やαとアルファベットでは教え方が違うかも確認する。
(Q)つるかめ算の単元でこの問題をやったのはおぼえている?
(A)おぼえている。
(Q)春期講習の「和と差に関する問題」の単元でやったね。つるかめ算は普通、表で勉強してから、面積図を習う。そういうふうに習った?
(A)表も面積図も習ってない。
(Q)式だけでならった?
(A)はい。
「和と差に関する問題H51-02)を再確認。SAPIX(サピックス)では、
和差算
消去算
つるかめ算
過不足算
つるかめ算
同一の単元で学習しています。
同一単元で学習しているのに教え方に一貫性がありません。テキストに書き込まれた線分図や式を見て思いました。
(Q)この線分図や式は先生が黒板に書いたものを写したんだよね?
(A)はい。