「アリスクリードの失踪」 | NN

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RoY


人物像の背景や人間関係の成り立ち、犯行に至るまでの過程は全くなしに
「ある犯行の初めから終わり」だけを映す。
登場人物もほぼ3人のみ。

観客に委ねるという点で、
それだけに脚本が重要になる。
この監督が脚本家出身ということからも分かるが、
かなりの自信がなければ作れないであろう。

で個人的にその監督の自信をどう受け取ったかというと…
なんか期待を裏切られた感じでした。

初めの誘拐するまでのシーン(セリフ全くなし、映像で見せる)はテンポも良くて、
すごいワクワクさせられたんだけどね。

あるタネが明らかにされるところから、萎えてしまって
観る力も抜けてきたなぁ。
なんとなく、コメディっぽく思えてきてしまった。

映画に何か残るモノを求めて観るのであれば、
何も残らないタイプの映画ですね。
舞台とかでやればいいのかも。

音楽使いは良かったけど。

登場人物の少なさと冒頭のテンポという点では
初めに観た「127時間」と共通点はありますね。
だからこの組み合わせにしたのかは分かりませんが。

「アリスクリードの失踪」
オススメ度:60点