一言でいうと、日常生活をそのまま切り取った。そんな感じの映画。
説明がほとんどないので一見、意味不明なシーンは多数。
冒頭のカメラの位置が固定されたまま主人公の車がひたすら
同じ道をぐるぐる回っているだけのシーンや
双子セクシー姉妹?がポールダンスを踊るシーンはなぞに長く尺を使っていましたね。
ん?とおもった人も多いだろう。
だがそのシーンに伏線が張られていたりする。
冒頭の円を描くシーンはラストの直線シーンとの対比。
ポールダンスはフィギアスケートとの対比。
そういったようなシーンを通して、主人公の感情の起伏を表現。
こういうゆるい空気感の映画が好きな私は、入り込んで画に集中し、観ることができました。
比較的短い映画にも関わらず、全体的に浮き沈みがない平坦な映画なので、
かったるく眠く感じる人もいると思います。
ただ、エルファニングが可愛いのと、豪華な暮らし振りは普通ではないので、
平凡という感じはしない。
端から見たら、
「華やかな生活」しかしその中に潜む「虚無」、
というテーマは「グレートギャツビー」にも通ずるところであり、
万人の興味を引く所でもあろう。
主人公の生理的欲求の表し方はすごくわかりやすかった。
性欲、睡眠欲、食欲、あとはタバコを吸うシーンが多いのも特徴。
女性の名前を間違えながらセックスシーンになり、最中に寝る。という荒技。
自堕落な生活、自分がなく、ただ目の前にある物を人に言われるがままこなしていく。
娘との生活の中で、やっとその事に気がつく。
それを言葉や説明を最低限に抑え、大げさな演技や感情をあらわにする事を
極力抑えているところが更にリアルさを増しており、監督の力量といったところか。
最後に前妻へ泣きながら、電話という所が個人的にはこの流れで
ちょっと演出が強く出過ぎと感じてしまったが、終わり方も一貫して、
ぼんやりとしていたのでよしとする。
そしてやっぱり注目なのは娘クレオ役のElle Fanningちゃん。
あのダコタファニングの妹さんですね。
若干12歳にしてこの可愛さ。
上映会ではヴァレンティノのドレスでおめかし。
すらりと伸びた足と透明感。




