かつてわたしは、伏し浮きができませんでした。
それどころか、伏し浮きのできない体質の人がいると信じていました。たとえば、体脂肪率の極端に低い人であれば、浮かないと信じていました。
今から考えると、恐ろしいくらい無知だった訳ですね。
振り返ると、水泳指導者として恐ろしくなってしまいます。
かつてのわたしと同じように考えているスイマーのみなさまに、時々お逢いすることがあります。そして、「体脂肪が少ないから」 とか、「骨密度が大きいから」 とお聴きすることがあります。
しかし、肺を切除してしまった人以外であれば、ぜったいに伏し浮きはできます。
ふつうに肺に空気を貯めることのできる人なら必ず・・・・・・。
これは人間の構造的なものに由来しているので、個人差によって不可能な人が現れるレベルの話ではありません。
だから、ぜったいに伏し浮きはできるのです。
ただし、非常に厳しい人がいることは確かです。
それは、体脂肪が少なく骨密度が高いみなさまではなく、肩関節が硬いみなさまです。
両腕をまっすぐストリームラインの位置に伸ばし、全身がまっすぐになるみなさまでしたら、ぜったいに伏し浮きはできます。
もしあなたができないのなら、それは 「ある方法」 を知らないからです。
知らないとできないことは、水泳に限らずたくさんありますね。
スキーでもたくさんのできないことがあります。
伏し浮きの具体的やり方については、また機会をみて載せます。
できないみなさま、どうかお楽しみに・・・・・・。