どうも。Freestyle代表TAKEです。
最初のブログでは「バイク初心者の方に向けたイロハ」的な記事にしましたが今回は
「自分でカスタムしたい」
「自分で整備してみたい」
…「でも実際に道具や工具とかケミカル、何を使ったら良いの?何買えば良い?何を揃えるべき?」
1歩踏み入った内容にしてみました。
先ず「同工具」とは「人間の手では補えない事を手伝ってくれるモノ」です。
つまりそれぞれに役割や使い方がありまして、1番やって欲しくない事は「代用的な使い方」。
結論から言うと代用的な使い方をすると工具の寿命を縮めたり破損に繋がります。
例を挙げますと(今回は写真には載せてませんが)ブレーキピストンの押し戻しに古いパッドとマイナスドライバーを入れてこじる→キャリパーピストンツールを使いましょう
ギボシ端子をラジオペンチでカシメる→電工ペンチで確実に圧着しましょう
…等です。
コレは代表的な同工具で、まだまだ足りないくらいですがざっくり載せてみました。
針のように尖った部分でプラス電流に触れて、クリップ部分を車体のフレーム等に噛ませておくと通電するとテスターが光って通電している事を知らせてくれます。
(ちなみにクリップ部分はマイナス電流に当たりボディーアースとも呼びます)
②電工ペンチ…配線を接続する為の「ギボシ端子」や先程のボディーアースを取るための「クワガタ端子」等を確実に圧着する為に使います。
また「ワイヤーストリッパー」と言う部分が付いていましてこれは配線の被服を剥く時に使います。大着をしてカッターナイフ等で剥こうとすると怪我に繋がるので配線の被服を剥く時は必ずワイヤーストリッパーを使ってください。
配線の太さは「スケア」と言う単位で表されますが剥きたいスケアに合ったストリッパーで剥いて下さい。サイズ間違いをすると被服を剥けなかったり断線させてしまったりします。
基本的に電装系を扱う時は①と②はマスト工具と思って下さい。
③ウォーターポンププライヤー(通称プライヤー)
大きなペンチと思って下さい。顎の部分が何段階かに可動して掴みたい物やホールドしたい物に合わせて可変出来ます。
ペンチをサイズ違いで買うより安上がりなので「万能ペンチ」と思って下さい。
強い力で掴みたい時、潰したい時等に使用します。
④ニッパー
配線(被服付き銅線)やタイラップ(インシュロックとも)等をカットする時に多用します。
ハサミじゃ駄目?と思う方も居ると思いますがハサミでも切れないことは無いです、ただし基本的にハサミはステンレス鋼やスチール含有率の高い物が一般的で紙などを切る事を前提で作られてますのでバイクの整備で使っていると刃が直ぐにダメになります。
ただし、ビニールテープ等を切る際には使えますので道具箱に入れていて大丈夫です。
⑤プラスドライバーとマイナスドライバー
写真の物は少し特殊な物でプラス側とマイナス側が差し替えたら反転して直ぐに使えるマルチタイプの物です。
プラスドライバーにもマイナスドライバーにも#番手があり、サイズを間違うとネジの頭をナメて駄目にしてしまいます。
写真の物はプラスドライバー側が3段階溝になっており#1~#3まで1本で対応出来ます。
ひっくり返したらマイナスドライバーに変わります。嵩張らないのでオススメのドライバーです。
因みにドライバーの使い方の基本は「押し付ける力7割、回す力3割」です。
⑥プラグレンチ
名前の通りスパークプラグの交換に使用します。先のソケット部が深く造られており首振りもしてくれるので奥まった場所にプラグがあるエンジン、ナナメにプラグが付いてるエンジンなど、まさにプラグの脱着に特化したレンチです。
ソケット内部にゴムが入っておりプラグを緩めた後に少し押し込むとプラグをそのまま掴みあげてくれます。便利。
16mm、21mmなど何種類かあります、自分が良く使う(メインのバイク)に合わせて買っておきましょう。
⑦ショートドライバー(通称ダルマ)
コレは有ると意外と助かります。ハンドル交換の時のスイッチ周りの分解や、フレームやパイプが邪魔で普通のドライバーでは回せないビスを回したりする時に重宝します。
使用頻度は高くないですが「ごちゃごちゃした所の奥にあるあのネジを緩めたい!」なんて時に役立ちます。
⑧ラチェットハンドル(通称ラチェット)とエクステンションバー(通称エクステ)
コレが無いと整備は捗らないと言うくらい定番中の定番工具です。
実際には単体では使う事は無く⑨の「ソケット」等と組み合わせて使用します。
内部にコマがあり締める、緩めるを同じ方向に回すだけでカチャカチャと作業が進めれます。
エクステンションバーは名前の通り延長する為の棒です。
奥まった場所のボルトの脱着に使いますが長くなればなるほど軸中心から力がズレやすくボルトの頭ナメの原因にも繋がるので本当に届かない場所で使いましょう。
エクステを使う時は緩めるボルトとソケットの根元の頭が直角である事を必ず意識して回しましょう。
⑨ソケット(通称コマ、ラチェットのコマなど)
⑧のラチェットハンドルに刺して使います。要は手動で工具をいちいち持ち替えてボルトを緩めるよりスピーディに行えるのでラチェットハンドル&ソケットの組み合わせが整備にはマストなのであります。
基本的にバイク弄りで使う事が多いサイズは「8mm,10mm,12mm,14mm,17mm,19mm」です。例外として13mmも持っておく方がよいです。
何故かと言うとアフターパーツの取り付けの際に部品調達でホームセンター等に行く事があると思うのですがホームセンターのボルト類(通称ホムセンねじ)は「頭が13mm」のパターンが結構あります。
またボルトサイズはmm表記に対して、ソケットの差し込み口は「インチ」表記です。
一般的にバイク整備で使うソケットハンドルは「3/8」と言う差し込み口の物が殆どで、家庭で車やバイクを軽整備する程度であればこの規格があれば十分です。
但し、8mmと10mmなど小さ目のソケットになると差し込み口インチが「1/4」になります。
このままでは3/8の口にハマらないので「変換アダプタ」を使用します。
写真で分かりづらいですが10mmのソケットに差し込まれている物がそれです。
1/4サイズのソケットを3/8のハンドルで使えるようにする変換コマです。
単体でも売ってますし、ある程度のセット物を買うと最初から付属してる場合もあります。
コレが無いと小さいボルトを速く外したい時に困るので必ず持っておきましょう。
で、ソケットの先端の形が2種類あります。(笑)
12角タイプ(通称メガネ)、6角タイプ(通称ボックス)とあります。
私個人としてはラチェットハンドル&ソケットで使う場合は6角(ボックス)タイプを推奨です。
一流ブランドの物で有れば12角タイプでも信頼性はありますが、角が増える分、掴めるヶ所が増える分→一つ一つの角を固定する力は弱まります→ナメるリスクが高まる
特にオイル交換等の際はオイルを排出するドレンボルト自体がアルミ製である事も多く12角だとナメたりする事も多々あるのでソケットはなるべく6角で揃える事を推奨です。
⑩レンチ各種
コレは先述のラチェットの手動版と思って下さい。揃えるサイズはラチェットと同じサイズで構いません。
外すボルトの位置がアクセスが簡単な場所で且つ1~2ヶ所だけ、ミラーの脱着など物理的にソケットが掛けれないヶ所、タイヤやサスペンションの脱着の時に結構有りますが片方は14mmでもう片方は12mmのボルト&ナット等の場合に左手は14mm右手は12mmと持って「共締め」したりする時にも使います。
片口→名前の通り3点支持で回します原則ミラーの脱着以外は「仮締め」で使用します。
メガネ→12角で「本締め」に使用します。
コンビネーション→片方が14mmもう片方は17mmなど異径の物や、同じ12mmでも片方は片口、反対側はメガネ型など 1本物ではなく左右でレンチ機能がある物です。
基本的に車載工具等を除いて多くはコンビネーションスパナが殆ど出回っていると思います。
スパナはコンビネーションで左右同径の異径や、左右異径の片口タイプ等用途に合わせ揃えて行くとよいでしょう。
ちなみに片口スパナは「回転方向に顎の小さい方」を掛けて使います。
番号を振り忘れましたが「上から2番目のコンビネーションスパナの左の穴」に引っ掛けている黒い棒みたいなやつが
【六角レンチ(通称ヘクスレンチ)】です。カウル類の脱着や後付けのドリンクホルダー等で時々使いますがバイクの場合はほぼ5mm、たまに4mmか6mmを使う程度です。
セット物で安いので買っておきましょう。
因みに5mmは本当に良く使うので直ぐに分かるようにタイラップを巻いて目印にしています。
紹介した工具はまだまだほんの1部です。
応用工具は別記事で書きますので、乞うご期待を。
【ケミカル編】
*ワックス
*パーツクリーナー
*シリコンスプレー
*チェーン用スプレー
*接点スプレー
*シリコングリース
*ネジロック剤
です。
ワックス→バイクはガソリンタンクを除いて樹脂パーツが多いです。私はFW1を愛用していますが有名所だとユニコンクリームなど。
洗車後のお手入れに使います、成分表示などを見て使って良い部位と駄目な部位を把握しておきましょう。
パーツクリーナー→ブレーキダストを取るためのスプレー式クリーナーですが実際には「脱脂、脂取り」で使う事が殆どです。
オイル交換後の汚れの拭き取り、飛び散った油の拭き取り、ステッカーを貼る前の脱脂等に使います。シリコンオフなど、呼び方は色々です。
シリコンスプレー→バイクに最も多用する万能油だと思って下さい。注油、防錆、ゴム製品の保護等「バイクに油差す」と言えばまずシリコンスプレーです。
シリコンスプレーの特徴として「樹脂やゴム製品への攻撃性が低い」事が挙げられます。
バイクは防水や防錆の為にゴム製のカバーや樹脂部品が多用されています。
その為「呉556」等を使うと「含まれている溶剤の成分」で逆にゴムや樹脂を痛めてしまいます。
どちらかというと556は同工具のメンテナンスに使います。
応用として「ノンシールチェーン」の清掃油として先にウエスなどに染み込ませてチェーンを擦ると洗い油としては使えます、ただしその後必ず「チェーンオイル」を差して下さい。
チェーンスプレー→比較的入手しやすいのは呉のチェーンルブでしょう。名前の通りチェーンに使います(笑)チェーンはスプロケットと言う歯車にローラー状のコマが掛かって絶えず高速回転しています。つまり金属同士の摩擦、摩耗を低減する為の「熱や摩擦に強い粘度の硬い油」です。
余談ですが「チェーンが伸びる」と良く言いますが実際には伸びているのではなく「スプロケットとコマの摩擦でコマがすり減って隙間が広がる」事によりチェーンの「張りが減る」のです。
この摩擦を低減する為のスプレーです。ノンシールチェーンの場合は頻繁に差さないとあっという間に伸びてしまいますのでギア車を乗っている方は必ず常備しましょう。
尚、シールチェーン(Oリング付きチェーン)の場合はOリングの部分にシリコンスプレーを差しましょう。
同じチェーンでもノンシールかシールチェーンかで油の差す場所が変わりますので要注意。
応用としてクラッチワイヤーの太鼓の近くやキックペダル、サイドスタンドなど「頻繁に可動して金属同士が摩擦する部位」にも使えます。
ただし他のゴム、樹脂パーツに付着した際は速やかに拭き取っておきましょう。
耐熱性の高い物であればブレーキパッド交換時のシムに塗る脂としても使えます。
意外と万能!
接点スプレー→意味無い。って人もたまに居ますが自分は定期的にウインカーやホーン、ヘッドライトバルブの脱着時、アースポイント等に吹いています。特に線と線をギボシで繋いだ時等も通電が不安な時は端子にワンプッシュしておくと安心な気がする…
プラグコードの差し込み口にワンプッシュしておくとリーク防止にも。
万能油はシリコンスプレーだ!と言いましたが配線系や電装系の防錆には自分はコレを使います。気分の問題と、言われたらそこまでですが(笑)
シリコングリース→シリコンスプレーと効果効能は同等ですがグリス状なので耐久性と耐熱性はスプレーより高いです。ブレーキ、クラッチレバーの清掃時〜組み直しの時にピボットボルトに塗布したりフロントフォークダストブーツ等に薄く塗布したり、ブレーキパッドの交換時にシムに塗布したりして使います。
ワイヤーやスプリング類の防錆、摩耗低減にも使ったり。
シリコンスプレーが潤滑油に対して、シリコングリースはゴムや樹脂に優しい耐熱グリスって感じです。
ネジロック剤→アフターパーツの取り付け後にボルト及びナットに塗布したり、保安部品(特にブレーキキャリパーの脱着時)など緩んだら特に危ないとか緩みやすいネジ類に塗布して使います。
ステップを交換した時とか、社外マフラーに交換した時のステーを固定するボルトに使ったり、「ココ緩んだら怖いな、ココ緩みやすいよね」ってボルトやネジ類に使用します。
粘度や強度に種類があるので、使用部位に応じて買いましょう、基本的に中強度の低粘度が有れば大体カバー出来ると思いますが。
むやみやたらに塗りまくると頻繁にメンテナンスで脱着するボルトなどに塗布してしまうと困ってしまうので保安部品や、アフターパーツの確実な固定などに使用しましょう。
長くなりましたが今回は「初めてのバイクいじり」的な内容にしてみました。
まだまだ色んな同工具があるのですが、基本道具やケミカルをご紹介しました。
需要があれば応用編として追筆していきます。
お読み頂きありがとうございました(^-^)

