大学2年生の夏


夏期集中。夏休みの4日間、朝から夕方まで授業を受け、課題をこなす事で単位がもらえる。科目登録の時は、一見お得に見える。しかし、その実態はかなりだるい。まず、夏休みに大学に行くことがめんどくさい。夏休みである。海に祭り、花火。イベント盛りだくさんの時になぜ大学に行かなければならないのか。そもそも私は大学に普段から行きたくない。夏休みになんて死んでも大学に行きたくない。


私は「英文学購読」という知的かつインテリジェンスかつグローバルな授業をとった。この授業は英語で書かれた物語を3冊ほど読み、課題をこなす事で単位がもらえる。一見お得に見える。しかし、その実態はかなりだるい。まず、英語である。読めない。辞書引く?めんどくさい。そして、話が面白くない。日本で言うところの「モチモチの木」みたいなクソつまらない物語である(好きな人には申し訳ない)。


私は初日から必死に辞書を引きながら、徹夜して課題をこなした。しかし、これが普通に終わらない。話が長い。だが、1番辛いのは、何が面白いのか全く分からない。いわゆる、英国人のツボがが全く分からない。私は日本人である。しかも私は田舎で海もない所出身である。英国とは繋がっていない私に到底理解できるものではなかった。


2日目は徹夜明けで大学に行った。しかし途中で「やってられん」と吹っ切れた。我慢の出来ない世代である。むしゃくしゃしてやった、反省はしていない状態である。そして、何故か私は友達のバイクで秩父に向かった。謎である。徹夜明けのテンションは怖い。


友達のバイクは相当スピードが出るらしい。自分で言っていた。詳しくは知らない。そして、飛ばしたいらしい。案の定、友達は私を乗せてかなり飛ばした。これが風を感じるということか。正直、怖かった。しかし、怖いのも長く続けば慣れるものである。慣れとは怖いものである。私はそのまま寝てしまったのだ。蕎麦屋の出前が被っているヘルメット(防御力は0)のみを装備して。私は徹夜明けであったのだ。峠をガンガン飛ばすバイク。隣は崖。寝る私。なんとも怖いシチュエーションであろうか。命知らずどころか、ただのアホである。


話しかけても反応のない友達が慌てて私を起こした。感謝。圧倒的感謝である。しかし、私を徹夜明けのこんな状態にした原因は何であろうか。夏期集中である。皆さんはくれぐれも夏休みに授業を取ろうとは考えないで欲しい。下手をすれば単位だけでなく命を落とすことになる。お兄さんとの約束である。