(かなり)遅れてきた発達障害日記 -15ページ目

(かなり)遅れてきた発達障害日記

やっぱり人とつながりたいということで、ブログをはじめました。「こうあるべき」っていうのはできるだけ、とっぱらって、正直な気持ちをつづっていきたいと思います。一番の読者は自分なのですけど、読んで、共感してくださる方がいるのはうれしいです。

自分は映画オタクでもないし、いろいろと詳しいわけではないけど、良質な映画が好きだ。数年前に初めて小津映画を観たときは、好きだと思った反面、その静けさ、独特なカメラワークに少し戸惑った。これは「ドグマ95」の映画を観たときにも感じた。

 

昨日改めて小津の「東京物語」を観ると、以前感じた戸惑いは消えていて、ごく自然に感じられた。むしろ世の中にあふれる作為的な作品を観るのが辛いように感じる。それはこういうスタイルに慣れたせいか、あるいは自分自身の内的世界が変わったせいなのか、よくわからない。

 

「東京物語」を観た理由は、昨日メキシコ映画「ローマ」を観ていて、そのあとパートナーが「東京物語」を観たいと言ったからだ。補足すると、「ローマ」の映画作りは小津に大きな影響を受けていると思われる。モノクロの映像やカメラワークなどに影響が感じられる。

 

ちなみに「ローマ」は自分にとって、大好きな映画のひとつだ。本当に好きで、どう好きなのか、一言では説明できない。その自然さ、暖かさ、静かさ、リズム、どれもが心地よい。

 

話を「東京物語」に戻すと、正直、他人事とは思えない話で、身につまされた。これは自分の話であると言ってもいい。映画では、年老いた親は尾道に住み、その子供たちは東京に住んでいる。一方、自分の親は日本に住み、自分は海外にいる。そして、いつか確実に「そのとき」は来る。その時に「親孝行しておけばよかった」と思うのか。それとも、後悔のないように今から準備するのか。自分にとって本当に大切なのはなんなんだろう。