ハムシー日記 -5ページ目

ハムシー日記

フリージアの雑記帳

(忍びの国ネタバレ映画感想)

 

4回目の観賞はお智だち4人と名古屋で。

お誘いいただいて、初めて「日本語字幕付」を観ました。

 

これ、何度も見ている人には

本当にお薦めです!

 

最初の「かわ」で

えいさ、ほいさ、

おいしょ・・・ などという 

本気を出していない無門の、おちょくっているような

気が抜けるような掛け声も

ちゃんと 書かれていて

 

次郎兵衛の名前がわかった後の

なんじゃ、お前が次郎兵衛か

で一気に 冷めた殺人者の顔になり

自分の得物を使いもせず

相手の刀で瞬殺する

無門の怖ろしさが 一層際立ちました

 

また

(伝伍) ○○△△・・・

(利助) □□※※・・・

のように 役名が表記され

役名があっても

吹き矢の人 刀の人 としか認識していなかった

脇を固める俳優さんたちにも ぐっと親しみが増しました。

 

築城シーンで無門が無駄に上手(笑)に唄う

木挽き唄

 

あ~いやだ いや~だよ~♪

木挽きさんは~いやだね~

お牛の寝たよな クソたれる~♪ 

 

歌詞もちゃんとわかったし

字幕とは関係ありませんが

全く木が切れていない(実はさぼっている?)

のも見て取れましたwww

 

無門への150文は

美声への報酬でしたね( *´艸`)

 

無門の唄は美声でしたが

ラストに湧き上がる伊賀下人たちの

呪詛のごとき 呟き

これは怖かった~~~!!!

「雑兵首十文 、兜首十貫 、 信雄の首五千貫」

無門が提示した 賞金を復唱しているのはわかっていましたが

文字をで見ると あらためて ぞっとしますね

こんな文句がうねるように広がって

織田軍を追い詰めていく様は 本当の意味で鳥肌ものでした

 

 

それにしても

やっと叶った 智ファンとの観賞は

本当に楽しかった~♪

 

観終えたところで

「今すぐもう一度観たい!」

「そうよね~♪♪♪」

こういうことを 臆面無く言い合えるのが嬉しいです

 

また 映画を観た後に

小説を読み返すと、これがまためっぽう面白くて!

 

これもお智達と意見が一致^^

 

特に無門の台詞は小説と

一語一句そのまんまなところがほとんどで、

それが大野さんのお顔と声で再生されるから

たまりません!!!!

 

「天正伊賀の乱」というあまり有名ではない史実

聞き慣れない武将の名前

何かと状況を思い描きにくく  読み辛かったのが

嘘のようにサクサク読めます。

 

お国も ただもう 銭銭!言って、美しいけれど

気位の高さが鼻につく嫌な女にしか見えなかったものが

映画で描かれた「母性」が強く

優しさも垣間見れる石原さとみちゃんで脳内再生されて

好感度が随分上がりました。

 

それにしても

入れ替え制ではなかった

30年ほど前までの映画館システムが懐かしいです

できれば 1日中無門殿を観ていたい

昔のような 硬い椅子では無理ですが

 

 

 

 

 

 

主人が永年勤続表彰を受けるための名古屋行きに

ついていくことになりました。

主人は表彰式が終わったら

管理職研修のため 関東方面へ10日間の出張です。

 

表彰式で受け取った 賞状やら記念品やらを

出張の邪魔にならないよう

家に持ち帰るため 私は名古屋に同行したわけです。

 

式典は約2時間

本当は 「忍びの国」を観たかったのですけど

名古屋駅周辺の映画館では 丁度良い時間帯の回が無くて・・・

 

その間私はJR高島屋で

ウィンドーショッピングを楽しむ・・・

はずだったのです。

でも

一昨年の紅白で嵐さんたちが着ていた衣装

BLACK LABEL(レディースだとBLUE LABEL)の

このオリジナルチェック柄が目に入り(この柄大好き!なんです)

フラフラと店内へ・・・

これと同じ柄のバッグを見ていたら

「青系もあるんですよ!」と店員さんに勧められ

つい、青系のチェック柄がアクセントで入った紺色のバッグを

衝動買いしてしまいました

赤系の小ぶりなトートバッグを雑誌MOREの付録で

昨年すでに手に入れているにもかかわらず・・・

 

嵐さんや「青色」がからむと

財布のひもがユルユルになる悪い癖・・・

 

このブランドは20代位の若い方をターゲットにして

製品開発しているのに。

あぁ~~~やってしまった(泣)

 

同柄のハンカチだけで止めればよかった!

帰宅後 は 何でもない月の無駄遣いに大後悔の嵐です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(忍びの国ネタバレ映画感想)

三回目の鑑賞 

だんだんと細部まで目が行くようになり 作品をいろんな角度から楽しめるようになってきました。

この映画、下衆の集まりで漫画チックな忍者たちの中に 凛とした「お国」がいることで画が引き締まる

それとは逆に 誇り高い武士集団の中では マキタスポーツ演じる左京亮の佇まいは良い息抜きになる

常にバランスを考えて作られているのを感じました。

そして今回気になったのは次郎兵衛

冒頭であっという間に殺されてしまった次郎兵衛ですが、彼の死によって物語が進むのですから

役の重要性はかなり高い!

しかも「川」とは何か 無門とはどういう人物なのかを観客に伝える大切な役ですし

「人でなし」でありながら 兄からはとても愛されている憎めなさも持ち合わせていないといけない 結構難しい役どころです。

それを満島真之介は短いシーンで見事に表現していて素晴らしい!

原作では大男とされていましたが違いましたね

平兵衛と無門の身長差を考えると

二回目の「川」を際立たせるためには

最初は無門と背格好が似ている者が相手をしたほうがバランスが良いと思うし

兄平兵衛の可愛くてしょうがない弟なのだと 思い描きやすいです。

そしてこれは勝手な妄想ですけど 

忍びの前に立ち塞がる 某海賊の風貌と彼はなんと似ているのでしょう!www

こんな彼をあっさり退場させるなんて、わざとかと思いましたよ(笑)

 

「忍びの国」も老若男女すべての人がどこかに共鳴できる

とても良くできた映画だと思うので

ロングランを願ってこれからもできる限り何度も足を運びたいです。

 

あ、ナレーションをつとめた1山崎努さんが(カメオ)出演しているという噂があるようですね。

最後、伊賀者のほとんどが死に絶え・・・というナレーションの時に

座ったまま絶命している老人がスクリーン中央右に大きく映りますが

山崎氏にちょっと似ているなぁと思いました。 

違うかもしれませんが(^^;)

 

(忍びの国ネタバレ映画感想)

2回目の鑑賞は大阪舞台挨拶ライブビューイング付きをおひとりさまで。

邪魔がいない分 全神経をスクリーンに集中。

良いわ~~~っ!! 

忍者パートはどこまでも軽くコミカルに下衆の軍団を描いて見せ

武将パートはあくまでも誇り高き者たちを重厚に 

両者の対比を際立たせるための演出だと思えば 

「忍び」たちのおチャらけパートも普通に楽しんで見られるようになりました!

良かった~~ 私にもまだまだ適応力が残っていたみたいです(笑)

銭のために人を殺め、

「川」という命を懸けたサシの勝負は第三者(下人たち)から見れば最高の娯楽

人の命のなんと軽いこと。

小競り合いの理由もわからないまま 上忍の命令のまま殺し合い

上忍の「道具」として「人」としての感情を持たないように育てられた伊賀の下人たち

「人」とはどうあるべきかと考えることもなく 人を「弔う」という概念も持たない

彼らにとっては それがなんでもない日常であり、悲壮感が漂っているわけでもない

人間らしい感情は 忍び仕事の邪魔にこそなれ必要ないのですものね

忍者パートがコミカルに描かれれば描かれるほど、

彼らはなんて「哀れ」で「かわいそう」な輩なのかと 気付かされます。

でも、伊賀から逃げ出すシーンで ちゃんと親を気遣う者の姿も表現されていて

環境さえ整えば、彼らとて人の子だと思い救われました。

それに引き換え 十二家評定(上忍)たちの狡猾さはどうでしょう!

談春演じる百地三太夫しかり でんでんの下山甲斐しかり

清々しいまでの悪役っぷり! 見事です!!!


でもやはり 見どころはなんといっても

「川」のアクションですよね~!

これはもう本当に凄かった! 

代役なしでここまでできる 大野智と鈴木亮平両氏には

最大の拍手を送りたいです。

そして演出的にも ここでは今まで封印していた?血糊登場

両者が血に染まっていく様子が描かれているんですよね

観ていて「痛い!」です。それはもう思わず仰け反ってしまうくらいに。

そうか だからこそ今までの「血糊」封印だったのですね

なんだか監督の意図が分かったような気がいたしました。


そしてそして、クライマックスはここかと思わせておいて

実は 一番の見せ場はこの後でした。

無門の絶叫

大野智、渾身の叫びでした

こんなに胸に突き刺さる「叫び」を 私は今まで聞いた覚えがありません

原作を読んで

一心不乱でお国に駆け寄り

吹き矢を受けたお国の胸元をはだけさせ

毒を吸い出すシーンがあると知っていますから

ファン心理が勝って

直視できるかしら?と心配していましたが まったく杞憂に終わりました。

無門は命懸けで自分を守ろうとする者が居るなどとは露にも思わず、

お国の身に起きることに気付くのが遅れるのですね

彼の振絞るような悲鳴に 胸を突かれ、心を全部持っていかれました。

お国がこと切れる刹那の「本当の名を教えて」に 

名など無く

答えることのできない無門の 絶望にも似た哀しみ

これ これですよ! このシーンのこの表現こそ役者大野智の真骨頂だと思いました

また

「かわいそうに・・・」と呟く

相手役の石原さとみさんも素晴らしかったです そしてなんてお綺麗なんでしょう。

その美しさは 無門の罪を赦し心を救う菩薩を思わせました


くどいですけど、「川」からの終盤のこの流れはドラマとして本当に好きすぎます。

死闘の末、絶命寸前の平兵衛に「もう怒るな」と語りかける無門

平兵衛の魂を理解し、己の魂がシンクロした瞬間ですよね

原作になかったこの台詞には心が震える思いでした。

そして 戦勝を祝う平楽寺へと戻った無門は

平兵衛が乗り移ったがごとく怒りに震え 

駆け寄る「お国」にさえ注意を向けない。

「怒り」を爆発させる無門に、

「おのれも所詮は同じ、尋常の世では生きられぬ虎狼の輩だ」と

三太夫から痛いところを突かれた上に

最愛のお国までも同胞に殺されてしまう。

映画冒頭、平兵衛の大切な弟次郎兵衛を殺した無門は

皮肉にも 最後に一番大切な「お国」を失い 

「おのれらは人間ではない」と平兵衛と全く同じ台詞を口にする。

こんな目に合って 初めて「人」となることができた無門の宿命が哀し過ぎます。

ところで、

原作では まるで平兵衛のように今度は直接「信長」に伊賀攻めを進言する無門ですが、

「怒り」の感情や復讐を強調するよりも

映画のように ネズミを救い出し、お国の忘れ形見として彼を「人」として

立派に育て上げたと想像できるこのラストが好きです。

ネズミを救うことで彼は自分自身を救ったのでしょう。

無門は「ネズミ」にどんな「名」を付けたのでしょうね?

ネズミの手を繋ぎ「京」を目指す(彼方に見える景色は琵琶湖かな)無門が愛しかったわ~

お国の話をしつこいくらいにネズミに聞かせているんだろうなとか・・・

「愛」を感じさせるラストは なかなかエグいお話の中にあって嬉しいもの

無門の生死を曖昧にした原作よりも私はこっちが好みです。