「ライムライト」映画評

(1952年、米、監督・主演:チャールス・チャップリン)

 

自殺しそうになっていたバレリーナ志願の女性テリー(クレア・ブルーム)を落ちぶれた老道化師カルベロ(チャールズ・チャップリン)が助けてやり、自宅で介護し、立ち直るまで面倒を見てやる。カルベロ自身は何度も復帰を目指すが時代に合わなくなっていて、もう顧みられることが無くなっている。

カルベロは自身も貧しい生活をし、舞台への復帰を試みながら、テリーを立ち直らせようと励まし続ける。そしてこういって励ます。

 「人生を恐れる必要はない 必要なものは勇気と想像力 それと少々のお金」

 やがてテリーはチャンスを掴み晴れの舞台に躍り出る。過去の恩を忘れないテリーは、カルベロに愛を訴え、結婚しようという。カルベロは一笑に付して相手にしない。テリーは逆に若手で有望なピアニストの青年から求婚されるが、カルベロへの思いを通して受け付けない。どうにもならない状態となってしまうが、こうすれば良いなどという方法を映画は教えてくれない。(文:海千)

  

「トロント・ナイトパフォーマンス」(写真:南岳)