坂本竜馬 20歳のときです。
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竜馬がゆく 著者:司馬遼太郎 から
決心というほど大げさなものではないが、三浦半島の林の中で桂小五郎と会って以来、
竜馬は自分の中に燃え上がる血を抑えかねるような毎日がつづいている。
何をすべきかはわからなかったが、すくなくとも自分の血を沸かせるには十分な何かが、
自分の将来に待ち受けていそうであった。
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この文章を読んだとき、不思議な気持ちになりました。
自分も20歳のときに、同じような心境だったことを思い出したのです。
成人式が終わったあと、自分の人生を考えました。
命には限りがあるという現実に気付かされ、そして起業することを誓った夜。
その日を境に、胸の底から湧き出るワクワクが止められませんでした。
そのときに、何か大きなことをやっていたのか、いいや。やってない。
起業ってどういうことだ、会社ってなんだ、何もわかっていませんでした。
しがない大学2年生。
4年続けたマクドナルドのアルバイト。がむしゃらに走る陸上部。
何もありませんでした。
しかしなぜかわからなかったのですが、どうなるかも分からない将来を想像しては、
幸せな気分に浸っていました。
この不思議な状態に、ぴったりな表現だったのでした。
何をすべきかはわからなかったが、すくなくとも自分の血を沸かせるには十分な何かが、
自分の将来に待ち受けていそうであった。
今日、血の気の多い学生を面接して、こんなことを思い出していたのでした。
無駄に生きるな、熱く死ね。
須田健太郎