さて、本日は、お金持ちになりたい人に告ぐという話をしようとしたのですが、
『絶対不可能』を覆した男の話をしたいと思います。
なんとリンゴの話なんです。
悲しいことに、”リンゴ”という言葉だと、内容を見てくださる方が少なくなりそうだったので、
”金”というキーワードをそのまま使いました。
そんなことをしてまで、私はこの本とそれに関連する自分の話をしようと思います。
確実に長くなりますが、どうぞ最後までお付き合いお願いいたします。
先週のお話です。
10月3日(金) 日経ビジネスを読んでおりました。
購読してらっしゃる方は御存じだと思いますが、日経ビジネスの中ほどに”書評”があります。
今週の書評に私はひどく目を奪われました。
奇跡のリンゴ。
『絶対不可能』を覆した農家
木村秋則の記録
りんごの栽培は、農薬なしではできないと言われてますが、
木村さんは、完全無農薬のりんごを育てます。
そのりんごを使った白金台のレストランは、半年後まで予約がいっぱいです。
以下日経ビジネスより
シェフは呟きます。
『腐らないんですよね。生産者の魂がこもっているのか。』
『なぜ農薬も肥料も使わずにリンゴが実るのか、その科学的なメカニズムは明らかになっていません。
確かなことは、木村さんの雑草の生い茂ったは畑には、多くの虫が息づき、カエルが卵を産み、
鳥がさえずる。
そこは本当に気持ちがいい場所です。リンゴの木にとっても、きっと同じだと想うのです。』
私はこの日経ビジネスの記事を読んで、直感で
『この本は読まなければならない。』
と感じました。
すぐさまAmazonにアクセスし、購入しました。
そして、10月6日に会社に届きました。
現在、私の仕事は多忙を極め、朝9:00~翌朝3:00 頃まで働いております。
情けない話ですが、その中で本を読む時間を見つけることができませんでした。
今朝、現在抱えている仕事を進めようとしたのですが、どうも進みません。
疲れがたまったのでしょうか。
そのとき、この本のことを思い出しました。
仕事に没頭できないので、”奇跡のリンゴ”を読もう、と。
11:30AMから読み始め、一度も休みもせず、14:30に読み終わりました。
感動しました。
社内で涙を流してしまいそうでした。
この本は、無農薬・無肥料のリンゴ栽培に挑戦した男の話です。
簡単にそのエピソードを書きます。
もうすでに長いブログとなっておりますが、どうか最後までお付き合いください。
現在私たちが食べている野菜や果物は、農薬まみれです。
りんごの栽培だと年間13回、農薬が散布されています。
たしかに、全世界64億人の胃袋を満たすには、工業的な農業が必要になります。
(参考ブログ: いのちの食べ方 ~生き物を食べる皆さまへ~ )
さらに現代では、なおかつ、ハイテク農業というのも出てきてます。
天候に左右されず、虫も寄せ付けず、清潔である。
そもそも野菜というのは、清潔であるべきなのでしょうか。
清潔な野菜なんて、不自然極まりないです。
野菜というのは、自然の中で育ってからこそ野菜と呼ぶべきなのではないかと思います。
たしかに見た目は”野菜”ですが、人間が植物を利用して作った”食べられる有機物”と
僕は感じます。
例えば、人間を生むために、優秀な精子と卵子を人為的に選び出し、
人工授精で生まれた瞬間に子を母親から切り離し、酸素と栄養を与えら育った、人間を
人間というのでしょうか。
(参考に、クローンという映画をおすすめします)
愛し合うふたりから子供が生まれ、両親の愛を受けて、太陽の温かみを知り、水のおいしさを感じ、
肺に地球に溢れる空気を吸い込む。
泣き、笑い、怒り、感動し、驚き、 強くなる。
それが人間の姿だと思います。
植物(もちろん動物も)も同じなんです。
本当においしい野菜は、大自然で育った野菜です。
養殖の魚よりも、天然の魚の方がおいしいことは、皆さんの知っている通りです。
僕らは、モノを食べることにより、その食べ物に関わってきたすべてのモノを食すことになるのです。
それが、味の深みになります。
機械で作られた野菜よりも、おじいちゃんの温かい手で育てられた野菜のおいしさはたまりません。
木村さんのリンゴには、すべての大自然の恵みが詰まってます。
それが、希跡の味となっているのでしょう。
木村さんは、無農薬・無肥料のリンゴを育て上げるまでに、約10年の歳月を費やしました。
リンゴは、農薬がないと生きてはいけません。
虫や病気にめっぽうに弱いのです。
リンゴは、何度も人為的に品種改良されて、大自然の中では生きられない植物になってしまったのです。
まるで現代人と同じです。
無農薬・無肥料のりんごを育てるために、木村さんは数え切れないほどの挑戦と挫折を繰り返しました。
どんなにがんばっても、葉は散り、花は狂い咲き、木は枯れていく。
虫が木を襲い、病気が猛威をふるう。
なにをすればいいのかわからない。やることはやった。
自分が生まれてきた使命は、無農薬・無肥料のりんごを作ることだ。
その使命を果たすことができないのであれば、自分は死んだ方がいい。これ以上家族に迷惑もかけられない。
自殺を決意し、縄を持ち山に登った。
しかし、木村さんは自殺を決めた木のそばで、大きな発見をしました。
山中を力強く生きる、どんぐりの木を見つけました。
何年もかけて探していたことが、山の中にあったのです。
「なぜどんぐりは、農薬がなくてもイキイキとしているのか。」
どんぐりだけではなく、森の植物たちはなぜ生きていけるのか。
私のチンケな言葉では表現しきれませんが、
それは、その植物たちが、複雑に絡み合った生態系の中で生きているからです。
それだけが理由です。
それまでの木村さんは、無農薬栽培を行ったいましたが、それはあくまでも科学的な農薬を使わないということ
だけで、なんらかの方法で虫を遠ざけようとしていたのです。
地盤を固め、草を刈っていたのです。
りんごの木は自然と共生すべきものなのに、りんごの木を自然から遠ざけようとしていたのです。
それでは、りんごが育つわけがないというのです。
どんぐりの木では様々な気付きがあるのですが、大きな衝撃を受けたのが、
”土”に関することです。
畑の土と、山の土では、大きく違うことに木村さんが気がついたのです。
皆さん、山の土の匂いと聞いて、その匂いを思いだせますか?
私はこの匂いが大好きです。ちなみに私はカブトムシの匂いと呼んでいます。
この土を作ることによって、木村さんのりんごは少しずつ大きくなっていったのです。
草を刈ることなく、虫や動物を受け入れ、その畑に生態系を創りだしました。
その結果が、希跡のりんごを生み出すことになりました。
話もまとまっていなくて、この本の木村さんとりんごの木のすばらしさが伝わったかどうかわかりませんが、
ぜひともこの本、読んでほしいです。どうか、読んでほしいです。
もう少しだけ続きます。
誰も絶対にできないといったことを、やり遂げる。
できない理由ではなく、できる方法を考え続ける。
それが、希跡につながったのだと思います。
私がやり遂げようとしていること。
こんなこと、聞いたことがないと思います。
しかし、会社という組織の経営者として考えたとき、わたくはこの答えしか導き出せませんでした。
それは、フリープラスを人類を代表する企業にすること。
人類を代表するという意味は、売上や会社規模で人類を代表するということではありません。
Freeplusの商品が買いたい!サービスを受けたい!入社したい!と思ってくれる
“Freeplus Fan”を1人でも多く生み出すことです。
Freeplus Fanが、この世に溢れ返ったとき、おのずと人類を代表する企業となります。
愛に溢れる会社が1社でも増え、皆が働くことを楽しめ、平和的な会社・社会を生み出すことが、
私が人類に対して貢献すべきことなんだなと思います。
事業内容に固執しない企業なんて、おかしいかもしれませんが、
フリープラスの強みとは、全メンバーであり、組織であり、文化です。
それがバカな僕にでもできる、最高の作品だと確信してます。
人生はいつだって最高です。 須田健太郎
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リンゴの木は、リンゴの木だけで生きているわけではない。
周りの自然の中で、
生かされている生き物なわけだ。
人間もそうなんだよ。
人間はそのことを忘れてしまって、
自分独りで生きていると思っている。
木村秋則
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