ではここで今月初めに行った4年ぶりのパリ、そこで2台持っていたライカのうちの1台、M4-2に35㎜Summicronf2のメガネ付き、に成田空港で手に入れた富士フィルムの「業務用」カラー(ISO100)で撮ったものから紹介する。予め断っておくが、この「どこかの好きモノが」オリーブドラブに塗り替えたM4-2はともかく、メガネ付きのズミクロンということはあの、誉れ高い「8枚玉」と言われる対称レンズ設計の初期の35㎜ズミクロンである。しかしこれを昔手に入れたとき、それはカビなのか、バルサムなのか、レンズを素通しで向こうが見えない「ボロ」レンズだったものを安く手に入れ、レンズの神様に修理してもらったものだ(実際には神様はお手上げで、そこを無理をお願いして直してもらった)。レンズは見た目は完璧になったが、絞り開放では滲むような絵になるレンズになってしまった。これは本来の8枚玉ではないのだろう。絞ればカッチリとした写りのこのレンズはしかし、その滲む絵が稀に面白い効果となって現れることがある。ただしそれはごく稀、で今回は単なる「滲んだ絵」くらいにしかなってない。と、長々と言い訳をした上で、今回のカラーによる夜のパリを。
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このレンズでしか撮れない、といえば撮れない絵ではある。少なくともキッチリカッチリした写りであれば、今どきはI-Phoneでも大変綺麗な写真が簡単に撮れる時代だ。もはやライカM型がスナップカメラに向いているかどうか、などは議論の余地もないのだろう(逆に’90年代後半から2000年代初頭の「ライカブーム」のときにはそれが大真面目に議論されていたのだから、時代も変わったものだ)

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こちらは宿泊したホテルの裏手にある、アンヴァリッド廃兵院(Les Invalides)。