「神戸ファッション美術館」
KOBE FASHION MUSEUM
![開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110530/01/freelancer-n/54/f9/j/t02200143_0540035211259357784.jpg?caw=800)
神戸の六甲アイランド内にあるファッション美術館で、
4月21日~6月29日に限定して開催されているコレクション展です。
![$開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110530/01/freelancer-n/0b/f0/j/t02200165_0640048011259357786.jpg?caw=800)
では引用文ですが、少し内容説明を、
第二次世界大戦の大惨禍から人々が漸く立ち直り、
本格的な大衆消費時代が到来した1960年代は、
ファッション界においてもエポックメイキングな年代として周知されています。
19世紀末より繁栄を極め、絶対的権力を有したパリ・オートクチュール文化が
初めて直面した変革期と重なったのです。
60年代に良質、安価、新しい感覚のプレタポルテ(高級既製服)が誕生して
評判を呼び、70年代になるとファッション情報発信地がパリだけでなく、
ニューヨーク、ミラノ、ロンドン、東京など各地に広がりをみせ、
市場は世界規模に巨大化していきました。
若者のストリート・ファッションの流行をいち早く取り入れたプレタポルテの
新進気鋭のデザイナーは、オートクチュールからモードの主役の座を奪ったのです。
70年代から80年代にかけて西洋ファッションに深い衝撃を与えた
三宅一生、川久保玲、山本耀司などの日本人デザイナーの活躍は特筆に値します。
また日本において80年代はバブルの絶頂期で、
街に氾濫していたボディ・コンシャスや高級でトラディショナルなブランド服を
着飾ったことを思い出す方も多いのではないでしょうか。
90年代以降、まさにファッションは多様化の時代を迎えます。
リアル・クローズ、リメイク、リフォーム、エコ、ファストファッションなどの
新しいカテゴリーが続々生産されたのです。
本展は、神戸ファッション美術館の所蔵品を中心として20世紀後半を代表する
約30人のデザイナーの約50作品を出品します。
これ程多くのデザイナーの衣服を一堂に会するのは当館では初であり、
大変意義深い展覧会になることでしょう。
![開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110530/01/freelancer-n/6b/84/j/t02200165_0640048011259357782.jpg?caw=800)
これまでのファッションが育ってきた流れや時代時代に反映する服装、
その時その時の流行も混ざりつつ、20世紀後半を代表するデザイナーが
デザインした素晴らしい衣裳が飾られた素敵な展覧会でした。
では、展示されていたデザイナーの一部を紹介します。
イヴ サンローラン ・ Yves Saint-Laurent
エミリオ プッチ ・ Emilio Pucci
マルタン マルジェラ ・ Martin Margiela
クリストバル バレンシア ・ Cristóbal Balenciaga
ピエール バルマン ・ Pierre Balmain
ジョン ガリアーノ ・ John Galliano
アレキサンダー マックイーン ・ Alexander McQueen
ヴィヴィアン ウエストウッド ・ Vivienne Westwood
ジャン ポール ゴルチェ ・ Jean-Paul Gaultier
ピエール カルダン ・ Pierre Cardin
ロメオ ジリ ・ Romeo Gigli
マリー クワント ・ Mary Quant
シビラ ・ Sybilla
川久 保玲 ・ Rei Kawakubo
山本 耀司 ・ Yohji Yamamoto
三宅 一生 ・ Issey Miyake
渡辺 淳弥 ・ Junya Watanabe
高橋 盾 ・ Jun Takahashi
前田 徳子 ・ Tokuko Maeda
永澤 陽一 ・ Yoichi Nagasawa
他にもナポレオン皇帝のジャケットから数々の民族衣装、
作者不明のペーパードレスや面白い素材使いでの発想も盛りだくさん、
刺激となる作品がたくさんありました。
コムデギャルソンやヨージヤマモト、ヴィヴィアンやプッチのような
イメージ通りの作品もあれば、
デザイナーの表現としてのコレクションショー以上となる作品も。
館内は撮影禁止のため写真はありませんが、
こんな感じで色々な作品が飾られていました。
![開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110530/01/freelancer-n/24/85/j/t02200174_0500039511259367918.jpg?caw=800)
作品のパンフレットを一部
![開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110530/01/freelancer-n/18/b0/j/t02200165_0640048011259367919.jpg?caw=800)
それと、横に「松本 宏の世界」という絵画の展覧会も開いていたので、
一緒に見回ってきました。
![$開業への道 in KOBE](https://stat.ameba.jp/user_images/20110531/23/freelancer-n/07/7b/j/t02200316_0400057511263041467.jpg?caw=800)
絵の価値は難しく分からないですが、
素人ながらすごいな~と思う作品もいくつかありました。
たまにこういう場所に行くと感性が高まるので、
ワクワク感を感じられる事がいい刺激になって楽しいです。
気になる人や近くに住まれてる人、ファッションが好きな人、
これまでのアパレルの流れに興味のある人は是非行ってみて下さい。
→http://www.fashionmuseum.or.jp/index.html←
行きたいけど遠いな~という人のために、お勧めの本を紹介します。
(もちろん行った人にも、デザイナーの事をもっと深く知りたい人にお勧め)
「VISIONARIES - ヴィジョナリーズ」
内容は、
世界のトップデザイナー23人が語る仕事と人生。
普段見る事の出来ない「デザイナーの成長と素顔」が垣間見れます。
かなり前に、友人に誕生日プレゼントとしてもらったお気に入りの一冊です。
ご覧下さりありがとうございますm(__)m