「占いは答えじゃない、ヒントだ。」

 

ルノルマンカードのシンボルについて調べ、コア意味をつかむ企画、17回目は『コウノトリ』。

 

Lenormand 17 コウノトリ

右上のコウノトリの足に苦労が見えますなぁ…。笑

 

コウノトリは赤ちゃんを運んでくる

 

っていうイメージの人、多いと思う。

私もその一人。

 

だから、はじめて意味一覧で

 

変わる、引越し

 

という意味を見たときは意味がわからんかったなぁ。

 

意味一覧を見てるのに意味ワカランとか、困ったもんよな。笑

 


目次

コウノトリには種類がある
コウノトリは渡り鳥
『赤ちゃんを連れて来る』に関して
漢字で表すと
参考リンク

 


 

 

 

コウノトリには種類がある

今回コウノトリについて書くにあたって

コウノトリってどんな鳥だっけ?

と画像検索してみた。

 

しかし出てくるのは

黒いくちばし、赤い隈取りの鳥さん。

 

かたや、ルノルマンカードに描かれているのは

赤いくちばし、黒い隈取りの鳥さん。

 

逆やん(汗)。

 

そこから検索キーワード

『コウノトリ 赤いくちばし』

でやっと真実に辿り着いた。

 

 

この子は

 

ヨーロッパコウノトリ

別名:朱嘴鸛(シュバシコウ、赤いくちばしのコウノトリの意)

 

です。

 

うん、我々が見知っている鳥と別物やな。

 

ちなみに

『コウノトリは赤ちゃんを連れて来る説』

この寓話はシュバシコウの話だとか。

 

 

コウノトリは渡り鳥

コウノトリは渡り鳥。
シュバシコウもニホンコウノトリも渡り鳥。
 
南方で冬を越して
春先に移動して繁殖する。
 
人でいうと、
 
寒い冬はフィリピンで過ごし
夏は北海道で過ごす
 
みたいなもんじゃろうか。笑
 
移動する、それ自体が変化よな。
所変われば生活様式も変わるだろうし
過ごし方も変わるだろうね。

ルノルマンカードのコウノトリのコアは、
 
(2点間の)移動
移動に伴う変化

 

と言えるね。

 

※『3船』は漠然と『どこか遠く』を表す、と分けておくとわかりやすいかも。

 

『赤ちゃんを連れて来る』に関して

コウノトリは煙突とか屋根の上に巣を作る。

高いところがいいらしい。

中世・近世ヨーロッパでは
夏至の頃結婚して、春先に出産を迎えることが多かったんだって。

 

春先といえば、コウノトリが繁殖地に移動し、卵を産む頃。

コウノトリの卵がかえるのと
新しい命を迎えるのが重なることが多かったことから、

 

コウノトリが赤ちゃんを連れて来る

 

という話が生まれたらしい。

「コウノトリが来たけん、そろそろじゃなぁ」

なんて会話もよくあったんじゃなかろうか。

 

他に、

 

長い間子宝に恵まれなかった夫婦の家に

シュバシコウが巣を作ったとたん

なんと、奥さんご懐妊…!

 

なんていう寓話も見つけたよ。

 

昔は不妊治療なんてなかったから、本当にうれしかったろうなぁ。

こんなことがあったら

『幸運の鳥』

として崇め奉っちゃうよね~。

 

…とこんな風に、赤ちゃんを連れて来る鳥としてのイメージが大きいコウノトリ。

 

でも、占っていて『コウノトリ』が出たら、まず『変化』の意味で読むようにしよう。

 

妊娠も身体の変化だからね。

 

いちばんの意味として『妊娠・出産』があるわけではないよ。

 

漢字で表すと

変/移

 

このカードが表す『変化』は喜ばしいものが多いよ。

 

参考リンク

コウノトリは蛇を捕食するので『悪意を変化で払拭する』みたいな読み方も可能かと。

 
聖書にも『時を知るもの』として登場すると聞いて調べたけど、適切でないページしか見つけられなかった。残念。『時を知るもの』ってなんかカッコよくない??

 

次は犬じゃ~。

結構動物が多いなぁ。

星

 

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